
タフファイト!
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七ツマル
2009年07月16日 03:18 visibility60
苦しみながらも、何とか勝利☆
10日前のリーグ戦での試合もそうだったけど、川崎との試合はいつも厳しいモノになるね。
前半から両チームは、緊張感あふれる拮抗した戦いを繰り広げていた。
第1戦ということで、両チームともリスクを抑え気味で試合を進めている感じ。
どちらかというと、川崎にその傾向が強いか。
守備をしっかり組織した上で、得意のカウンターを仕掛けてくる。
鹿島は、ボールポゼッションの機会は多いものの、川崎の守備ブロックの前でボールを回すことが多く、なかなかチャンスが創れない。
それでも、こう着状態をなんとか撃ち破ろうと、長短織り交ぜた多彩なパスで、川崎の守備組織に揺さぶりをかける。
マルキーニョスのシュートを皮切りに、
ドリブルで切れ込んだ本山のシュート、興梠へのスルーパスで
川崎ゴールに迫るが、川崎の守備ブロックを崩せない。
逆に、川崎にサイドを突破され、中央フリーのチョンテセに合わされるピンチを迎えるが、
そのヘディングシュートをソガが弾き出し、事なきを得る。
結局そのまま、両チームともにこう着状態を撃ち破る1点を獲れずに、前半終了。
ホームゲームの第1戦、何としても先勝したい!
そのためにも点を獲らなければいけない後半。
立ち上がりから、鹿島が積極的に仕掛けていく!
幾度となく、川崎ゴール前に攻め込んでいくが、守備は堅く、ことごとくはじき返されてしまう。
ゴール前に持ち込んでも、シュートを撃ちきれない場面が目につく。
当たりが強い川崎守備陣を撃ち破るには、ゴール前で素早くシュートを撃っていかないといけないのだが。。。
受けた後すぐにシュートを撃てる位置にボールを置けていないのが、問題。
しっかりキープして、じっくり隙を窺うボール回しも良いのだが、シュートセレクションの遅さが最近の鹿島のもどかしいところ。
そうこうしているうちに、時間も経過し、中盤にスペースができて、カウンターの応酬のような展開に。
中村憲剛のFKなど、ヒヤリとするピンチがあるものの、何とか集中した守備陣が踏ん張り失点は許さない。
しかし、なかなか点も決めることができず、均衡が崩れない。
そして、スコアレスドローの雰囲気が漂い出した83分。
勝利の執念を燃やし続けていた頼れる主将が均衡を撃ち崩す!
右サイド、篤人からのロングスロー。
ゴール前には、長身の田代、ダニーロ、大迫が競り合いにいくが、敵味方ともに誰も触れずファーサイドに流れる。
そこに詰めたのが、小笠原!!!
クリアしようと足を伸ばす川崎守備陣を前に少しもひるまず、頭でボールを押し込み、値千金の先制弾を奪い獲る!
得点後、負傷でしばらくピッチの外で治療したほどの泥臭い執念のゴール!!!
終盤の貴重な先制点の後は、完全に逃げ切りモード。
小笠原、あるいは伊野波の負傷で、ピッチの中が10人になることもあったが、集中を続けた守備組織が崩れることはない!
ロスタイムも含めた残り10分、相手の攻撃を弾き返し続け、きっちり無失点勝利☆
アウェーゴールを与えることなく、終われたことも大きな成果!
それにしても、川崎は本当に手強い!
カウンターの速さ&強さ、セットプレーの高さ&正確さ、コンタクトプレーの激しさと、自分たちの強みを前面に押し出してプレーしてくるからね。
アジアの戦いで揉まれているだけの力強さを感じるし、現時点では、国内で最高のライバルでしょ!?
また来年、アジアを勝ち抜いていくことを考えると、こういう相手にきっちり勝てるようにならないと!だからこそ、今日の勝利は本当に素晴らしい☆
今日の審判は、ちょっとコンタクトプレー流し気味だったし、鹿島に厳しい笛を吹いていたような気がするけどね。
それでも関係なく勝っていく必要がある!
ACLの敗戦がホント身にしみてるよ。。。
どんなシチュエーションでも勝っていける逞しさを身に付けたい!!!
苦しい試合ながらも、タフに戦い抜いて勝利をもぎ獲ったことは、大いに評価できる!
でも、まだまだ前半の第1戦が終わったのみ。
さらに厳しい試合が予想されるアウェーの第2戦が残っている。
ナビスコカップは、国内3大タイトルの中で、鹿島が一番遠ざかっているタイトル。
獲れるタイトルは、すべて獲る!
ACL逃しただけに、国内で最強のチームであることを証明していかないと!
第2戦は、2週間後。
しっかり戦って、今季一個目のタイトルに向け、勝ち進んでくぞ!!!
【PICK UP PLAYERS】
☆小笠原満男☆
チームに勝利をもたらす貴重な先制点☆オリヴェイラ監督の言うとおり、『そこらの選手じゃできない勇気あるプレー』で、大きな仕事を成し遂げた!
試合途中でキャプテンマーク投げ捨てるぐらい、いつも以上に熱く激しくプレー。あのゴールには、『漢の意地』を感じた。勝利への執念を前面に押し出したパフォーマンスでチームを引っ張る!それがキャプテンマークにこだわらない、満男なりのキャプテンシーなんだろう。
勝利の意思を一番強く押し出していたパフォーマンスが光っていた。
☆伊野波雅彦☆
最近の充実ぶりを継続したハイパフォーマンスが光っていた☆
ジュニーニョとの1対1をノーファールで抑え込むなど、危険な場面に顔を出しては川崎の攻撃を必ずブロック!伊野波の守るエリアにボールが入ったら、ホント安心する気持ちになる。
また、左サイドを駆け上がって、シュートを放つ場面も。流れを読んでの積極的な攻撃参加もこなせるようになっている。
本当に素晴らしいパフォーマンスを魅せ続けているだけに、終盤に痛めた足の怪我の具合が心配 。怪我してからは、リスクを避けて青木を最終ラインに下げて、伊野波は中盤でのプレーになっていたし、試合後はスタッフに肩を貸されながらの退場となっていた。
せっかく良い状態が続いていたのだから、無理して悪化させるのではなく、万全の状態で戻ってきてほしい!
☆内田篤人☆
ロングスローで、貴重な先制点を演出。あそこまで届いたことも、毎日の積み重ねの成果。
ロングスロー以外でも、ドリブルでゴール前まで切り込んだり、積極的にロングシュートを撃ったりと、川崎のゴールを脅かしていた。
また、守備でもしっかり体を寄せて相手をブロックするなど、高い集中を保って無失点勝利に貢献。前回の対戦で退場した悔しさを晴らすべく、アグレッシブなパフォーマンスを魅せていた。
- 事務局に通報しました。
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