タフファイト!

苦しみながらも、何とか勝利☆


10日前のリーグ戦での試合もそうだったけど、川崎との試合はいつも厳しいモノになるね。


 


 


前半から両チームは、緊張感あふれる拮抗した戦いを繰り広げていた。


第1戦ということで、両チームともリスクを抑え気味で試合を進めている感じ。


どちらかというと、川崎にその傾向が強いか。


守備をしっかり組織した上で、得意のカウンターを仕掛けてくる。


 


鹿島は、ボールポゼッションの機会は多いものの、川崎の守備ブロックの前でボールを回すことが多く、なかなかチャンスが創れない。


それでも、こう着状態をなんとか撃ち破ろうと、長短織り交ぜた多彩なパスで、川崎の守備組織に揺さぶりをかける。


 


マルキーニョスのシュートを皮切りに、


ドリブルで切れ込んだ本山のシュート、興梠へのスルーパスで


川崎ゴールに迫るが、川崎の守備ブロックを崩せない。


 


逆に、川崎にサイドを突破され、中央フリーのチョンテセに合わされるピンチを迎えるが、


そのヘディングシュートをソガが弾き出し、事なきを得る。


 


結局そのまま、両チームともにこう着状態を撃ち破る1点を獲れずに、前半終了。


 


 


ホームゲームの第1戦、何としても先勝したい!


そのためにも点を獲らなければいけない後半。


立ち上がりから、鹿島が積極的に仕掛けていく!


 


幾度となく、川崎ゴール前に攻め込んでいくが、守備は堅く、ことごとくはじき返されてしまう。


ゴール前に持ち込んでも、シュートを撃ちきれない場面が目につく。


当たりが強い川崎守備陣を撃ち破るには、ゴール前で素早くシュートを撃っていかないといけないのだが。。。


受けた後すぐにシュートを撃てる位置にボールを置けていないのが、問題。


しっかりキープして、じっくり隙を窺うボール回しも良いのだが、シュートセレクションの遅さが最近の鹿島のもどかしいところ。


 


そうこうしているうちに、時間も経過し、中盤にスペースができて、カウンターの応酬のような展開に。


中村憲剛のFKなど、ヒヤリとするピンチがあるものの、何とか集中した守備陣が踏ん張り失点は許さない。


しかし、なかなか点も決めることができず、均衡が崩れない。


 


そして、スコアレスドローの雰囲気が漂い出した83分。


勝利の執念を燃やし続けていた頼れる主将が均衡を撃ち崩す!


 


右サイド、篤人からのロングスロー。


ゴール前には、長身の田代、ダニーロ、大迫が競り合いにいくが、敵味方ともに誰も触れずファーサイドに流れる。


そこに詰めたのが、小笠原!!!


クリアしようと足を伸ばす川崎守備陣を前に少しもひるまず、頭でボールを押し込み、値千金の先制弾を奪い獲る!


得点後、負傷でしばらくピッチの外で治療したほどの泥臭い執念のゴール!!!


 


終盤の貴重な先制点の後は、完全に逃げ切りモード。


小笠原、あるいは伊野波の負傷で、ピッチの中が10人になることもあったが、集中を続けた守備組織が崩れることはない!


ロスタイムも含めた残り10分、相手の攻撃を弾き返し続け、きっちり無失点勝利☆


アウェーゴールを与えることなく、終われたことも大きな成果!


 


 


それにしても、川崎は本当に手強い!


カウンターの速さ&強さ、セットプレーの高さ&正確さ、コンタクトプレーの激しさと、自分たちの強みを前面に押し出してプレーしてくるからね。


アジアの戦いで揉まれているだけの力強さを感じるし、現時点では、国内で最高のライバルでしょ!?


 


また来年、アジアを勝ち抜いていくことを考えると、こういう相手にきっちり勝てるようにならないと!だからこそ、今日の勝利は本当に素晴らしい☆



今日の審判は、ちょっとコンタクトプレー流し気味だったし、鹿島に厳しい笛を吹いていたような気がするけどね。


それでも関係なく勝っていく必要がある!


ACLの敗戦がホント身にしみてるよ。。。


どんなシチュエーションでも勝っていける逞しさを身に付けたい!!!


 


苦しい試合ながらも、タフに戦い抜いて勝利をもぎ獲ったことは、大いに評価できる!


 


でも、まだまだ前半の第1戦が終わったのみ。



さらに厳しい試合が予想されるアウェーの第2戦が残っている。


 


 ナビスコカップは、国内3大タイトルの中で、鹿島が一番遠ざかっているタイトル。


獲れるタイトルは、すべて獲る!


ACL逃しただけに、国内で最強のチームであることを証明していかないと!


 


  


第2戦は、2週間後。


しっかり戦って、今季一個目のタイトルに向け、勝ち進んでくぞ!!!


 


 


 


 


 


 


【PICK UP PLAYERS】


☆小笠原満男☆


チームに勝利をもたらす貴重な先制点☆オリヴェイラ監督の言うとおり、『そこらの選手じゃできない勇気あるプレー』で、大きな仕事を成し遂げた!


試合途中でキャプテンマーク投げ捨てるぐらい、いつも以上に熱く激しくプレー。あのゴールには、『漢の意地』を感じた。勝利への執念を前面に押し出したパフォーマンスでチームを引っ張る!それがキャプテンマークにこだわらない、満男なりのキャプテンシーなんだろう。


勝利の意思を一番強く押し出していたパフォーマンスが光っていた。


 


☆伊野波雅彦☆


最近の充実ぶりを継続したハイパフォーマンスが光っていた☆


ジュニーニョとの1対1をノーファールで抑え込むなど、危険な場面に顔を出しては川崎の攻撃を必ずブロック!伊野波の守るエリアにボールが入ったら、ホント安心する気持ちになる。


また、左サイドを駆け上がって、シュートを放つ場面も。流れを読んでの積極的な攻撃参加もこなせるようになっている。


本当に素晴らしいパフォーマンスを魅せ続けているだけに、終盤に痛めた足の怪我の具合が心配 。怪我してからは、リスクを避けて青木を最終ラインに下げて、伊野波は中盤でのプレーになっていたし、試合後はスタッフに肩を貸されながらの退場となっていた。


せっかく良い状態が続いていたのだから、無理して悪化させるのではなく、万全の状態で戻ってきてほしい!


 


☆内田篤人☆


ロングスローで、貴重な先制点を演出。あそこまで届いたことも、毎日の積み重ねの成果。


ロングスロー以外でも、ドリブルでゴール前まで切り込んだり、積極的にロングシュートを撃ったりと、川崎のゴールを脅かしていた。


また、守備でもしっかり体を寄せて相手をブロックするなど、高い集中を保って無失点勝利に貢献。前回の対戦で退場した悔しさを晴らすべく、アグレッシブなパフォーマンスを魅せていた。

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