悔いを残すな!やり尽くせ!
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HiRO
2006年09月21日 01:35 visibility60
Hawks 2 - 6 Lions
痛いミスによる先制点を許して敗戦。
だが、先制点を献上した本多のミスは、ある意味、仕方ないと思う。
この佳境に入ってルーキー本多を使い出したのだ。この土壇場でのエラーを覚悟してないのなら首脳陣が甘い。
むしろ、ミスを指摘するなら、カブレラへの一投、というよりも、配球だろう。
3回のカブレラの2ランは、アウトハイへのストレート。ホントはボールもう2個分ほど高めの真ん中を狙ったもの。それがカブレラのホームランゾーンに入ってしまった。いろんな論評では、渚のコントロールミスだと指摘されている。
だが、この日の渚には、そもそも、そこまでのコントロールがなかった。
アウトローを狙ったストレートが何度ワンバウンドしたことか。明らかに真っ直ぐが指にかかりすぎていた。
前日、和巳をリードした通常和巳限定の的場が、この日もマスクを被った。
この起用はありだと思う。
おそらく、山崎のリードはLionsに丸裸にされている。Lionsとの対戦では、いかにも配球を読まれた結果、とでも言いたくなる好打が多かった。
その意味では、的場の起用が遅すぎたぐらいだ。この土壇場で今までの起用法と変えることによって、今まで、打たれながらも、渚と2人で話し合い、毎試合変えて工夫を重ねてきた、その配球を、渚にとってもリセットすることになる。
そして、普段、和巳の球しか受けることのない的場は、前日成功した追い込んでから遊び球をたっぷり使う配球をそのまま使おうとした。
だが、この日の渚には、そこまで遊び球を余裕をもって使うだけのコントロールがない。
それなら、渚の場合、JOHがしたように、ストレートとスライダーで、徹底してアウトローを狙わせた方が適度に荒れて打ちづらい筈だ。
それにカブレラというバッターは、その豪快なスイングの陰で実にクレバーな一面を持っている。和巳ですら同じパターンの配球が通用するのは2打席まで。3打席目には実に上手く弾き返してくる。
それを2試合に渡って続けようというのもムシのいい話だ。
的場のリードが一方的に悪いとは思わない。要は、2回までの投球を踏まえて、渚と的場、2人でどれだけコミュニケーションを取ったのか、そっちのほうが問題だろう。
いなくなった人間と比較して申し訳ないが、JOHは守備が終わってベンチに戻るまで、場合によってはベンチに戻ってからも、ずっと投手とコミュニケーションをとっていた。
それが、的場や山崎にあるかというと、二言三言はあっても、それ以上は余り見ない。
打ちとったから、上手くいった、で満足しているのなら駄目だ。打ちとったなかにも、反省点はあるし、次のタイムリーへの伏線があるのだ、絶対に!
1位通過は難しくはなった。だが、まだ諦めはしない。先ず、目指すは1位通過であることに変わりはない。
そして、結果がどう転んでもプレーオフがある。
Lionsとは、プレーオフでも、対戦する可能性は高い。
シーズン序盤にも言った。
寝る間を惜しんでリードのことを考えろ。的場も、山崎も。
残りはあと5つ。その先のプレーオフは最大で8つ。
昨年、流した涙を糧にしろ。そう、JOHに教わったはずだ。
負けて悔い無し。
そういえるところまで全てをやり尽くしたのか?
まだ、そうは思わない。
(ま、やり尽くしたとしても、負ければ絶対悔いは残ると思う。残らないのなら辞めたほうがいい。)
凹むヒマはない。如何なる状況でも前を向くしかない。
ホンの寸分でも諦めの気持ちが生じたならゲームに出るな。
そうでないなら、悔いを残すな。和巳や大輔並みに全てをやり尽くせ!
肉体を支配するのは人間の強い意志。
それを体現する和巳や大輔を間近に見ているのだから。
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- 事務局に通報しました。
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