虎の子の1点を守りきった完封リレー

  • HiRO
    2006年08月14日 03:05 visibility56
Fighters 0 - 1 Hawks

神内が素晴らしい。

先発に転向した当初は、とにかくがむしゃらに行けるところまで行くピッチング。それで勝ちだした後、長いイニングを投げることを考えて試行錯誤し始めたが、三振よりも打たせて捕ることを意識したためか、神内の思いきりの良さが失われ、ストレートの威力も半減、簡単に被弾したりといった課題が見えていた。


久々の先発登板となったこの日は、とにかく序盤から飛ばしまくり。ストレートも良ければ変化球もいい。
7回途中まで僅か被安打3、11奪三振。
6回には、田中賢介がセーフティを試みて何とかペースを乱そうとしてくるほど、素晴らしい投球内容にFighters打線は手も足も出ない感じ。

とはいえ、Hawks打線もFighters先発立石の前に5回まで僅か2安打。でも、立石は5イニング限定なのか、何故か6回から清水に。

その6回1死。宗則の打球はセンター右を襲う強い打球。センター新庄が追いついたとしても送球には時間がかかる、と見た宗則は迷わず2塁を狙う。センター新庄が追いつき体勢を崩しながらセカンドへ送球。タッチプレーは追いタッチとなりセーフ。
抜ければ3塁を、抜けずともあの体勢で追えば素早い送球は難しいという好判断。宗則の好走塁!
田上の2塁への進塁打で3塁へ進み、信彦を敬遠、2死1、3塁。
建山に代わりズレータ勝負。
その建山の甘く入ってきたスライダーを3塁線へ。タイムリー2ベース!
1点を先制。

7回表。完全に打ちとった当たりの先頭のセギノールの打球がフラフラッとライト線に落ち、そのままフィールドシートに入るアンラッキーなエンタイトル2ベース。これを送って1死3塁となったところで神内は降板。
これだけいい投球を見せた投手の継投は難しいもの。だが、鷹には最強セットアッパーへの成長を遂げつつある藤岡がいる。
この藤岡が、新庄を三振、稲田を遊ゴロと後続を断ち、1点を守りきる。

8回表には先頭小田に四球を与えるも、続く金子の送りバントを好フィールディングで処理しゲッツー!
続く森本を三振で3人でピシャリ。

こうなれば9回には守護神馬原が仁王立ち。

貴重な虎の子の1点を守り切り、神内、藤岡、馬原の計15奪三振の完封リレー!
先発の神内の快投は言うに及ばず、貴重なチャンスでのズレータの1打、そして、神内の後を受けた藤岡の素晴らしい投球&フィールディング。

3連戦に入る前、そのチーム状態からも正直嫌な感じがしたFighters戦だった。しかも1戦目は渚が踏ん張れず滅多打ちを喰らうという嫌なスタートだっただけに、残り2戦を獲って2勝1敗に持ち込めたのは大きい!

Hawksにとっては6連戦が続き、しかも来週はロードとなる、この2週間が日程的な正念場。ここで、他チームが潰し合いをする最中に、如何に下位球団を相手に取りこぼしをしないかが重要だ。

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