基本に忠実に

  • HiRO
    2006年05月28日 13:16 visibility51

BayStars 1 - 5 Hawks

 

序盤にアクシデント。
6枚目への定着が期待される先発神内が、指先のマメを潰し降板、佐藤誠がロングリリーフ。その佐藤誠が素晴らしい。

 

5回、1番からの好打順。信彦が円陣を組む。
「絶対、この回に点を取ろう。追い込まれるまでは(狙い球を)絞って、追い込まれたら反対方向に打とう。」
点を獲るという強い意志。そして、基本に忠実なバッティング。言っていることは、極々当たり前のこと。だが、ポイントは如何にこれを徹底できるか。

 

1、2番が出塁し、3番大道が送って無死2、3塁という理想的なお膳立て。
ここで、BayStarsバッテリーは、空いた1塁に松中を敬遠、ズレータ勝負。だが、往々にしてあるのが、敬遠の後、ピッチャーの感覚が狂ってストライ クがなかなか入らないケース。土肥も例外ではなかった。ズレータはストレートの押し出し四球で1点。押し出し四球の直後の初球をいつも柴原は狙っている。 案の定、初球をセンター深いところへの犠牲フライ。1点追加。さらに、7番に入った松田も初球を左中間最深部へ。タイムリー2ベースで3点目。

 

さらに、7回、2死1、3塁の場面で松田が2打席連続のタイムリー。アウトコースのボールを逆らわずにライト方向へ。基本に忠実なバッティング。でも、今まで松田はこれができてなかったんよね。この日は猛打賞。

く本間にもタイムリーが出て、この回2点を追加。勝負あり。

 

佐藤誠の後を、藤岡、吉武、馬原で繋いでガッチリ。
佐藤誠が今季2勝目。ブルペンで20球も放っていない、という緊急登板にも堂々のピッチング。
あの長い長いSwallows戦の最終回、満塁のピンチを前に覚醒した感があったが、あのときの状態をそのまま維持できているかのよう。

 

3回には、大道のセーフティスクイズ阻止なんていう奇跡的(笑)プレーもあった。
本人曰く、
「(守備は)年に1回のプレーですね。まったく頭になかったんですが、たまたま(一塁側)ベンチを見たら森脇コーチがスクイズあるぞ、というしぐさをした直後のプレーだったんで」。

 

王貞治が檄を飛ばし、主砲信彦が自ら円陣を組んで2連勝。
王貞治に松中信彦とくれば、次にチームに活を入れるのはこの人しかあるまい。
次の先発は斉藤和巳だ。

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