悲観的になる必要はない。勝てばいいのだから。

  • HiRO
    2006年09月17日 18:04 visibility42
Eagles 1 - 1 Hawks

9安打10四球、14残塁。
これだけで、観ていない人でも、このゲームの内容が分かってしまう。

和田は好投した。9/6の完封劇に引き続き、初回から7回までを無失点。
8回に浴びた飯田のHRが、実に20イニングぶりの失点となった。
結局、7回2/3を5安打1失点。ルーキーイヤーの14勝を上回る15勝目、そして13日生まれた長女への記念すべき初勝利はお預け。
#実は、HRを打った飯田も8日に長男が生まれたばかり。新米パパ対決だった。


初回、投球の安定しない一場から、四球の宗が最終的にはパスボールで生還する無安打による先制点。いわばこの1点は貰ったようなもの。

続く2回。四球とヒットでアップアップの一場から、2死1、3塁のチャンスを作りながら、大村が2盗に失敗。
この回点を獲れていれば、一場はほぼ自滅して終わったはず。その意味ではこれが痛かった。一場を立ち直らせてしまった。

Hawksには、この他に田上のバントミスもあった。
信彦は、走者のたまった場面で3四球。

決定打が出ない、拙攻のなか、投手陣が踏ん張り、得点を守りきる。

今季はそのスタイルで勝ってきた。今さら打線の爆発を求めても、変われるものなら、とうの昔に変わっている。このスタイルのなかで勝つしかないのだ。
このスタイルのなかで、如何に勝つのか、どうやって点を獲っていくのか、そこに集中するしかない。

信彦は、元来、選球眼がとても優れた打者。だから、調子が悪くとも、ボール球に手を出したりしていない点は評価する。ボール球に手を出し始めると余計にバッティング自体が崩れるものだ。
だが、消極的にはなっている。
インコースに滅法強い信彦が、インコースの際どいボール、アンパイアがどちらと判定してもおかしくないボールを全て見逃している。アンパイアには、信彦の選球眼の良さがイメージとしてあるのだろう、その殆どがボールと判定されているが、調子の良い信彦ならば手を出している、本来なら信彦の「ごっつあん」コースだ。

嗚呼、何とももどかしい。
そのファンの想いを、入院中の王監督が集約して表現してくれた。
「非常に残念! 自分が決めるという意気込みで戦ってほしい。」

いいプレーもあった。
延長に入ってからの宗則の横っ飛びによるゲッツー。停滞するチームのムードに活を入れるナイスプレー。打っても3安打と独り気を吐く。


Lionsが負け、Fightersが勝ったなか、勝てずに3位に転落。首位Lionsと1ゲーム、2位Fightersとは0.5ゲーム差。
負けに等しい引き分け。とはいえ、悪い材料ばかりではなくなっている。

日程の関係上、Hawksが突出していた試合消化数はLionsが必t少ないのみ。負け数はLionsと同じ、Fightersは2つ多い。
そして、引き分け数が最多の5。Lionsは2、Fightersは0。
この引き分け数が曲者。
パのレギュレーションでは、勝率=勝利数/決着のついたゲーム数(総ゲーム数−引き分け数)、となるため、引き分けが多いほど分母が小さくなるのだ。
分母が小さくなる...その意味するもの。
即ち、1つの勝ち負けの重みの大きさ、といっていいだろう。
LionsやFightersよりも、1勝による勝率の上昇幅が大きいのだ。もちろん、負けによる下降幅も大きくなる。

要は、勝てばよいのだ。
勝てば、その1勝の重みは、Lions、Fightersよりも大きく、勝率に影響を与える。しかも、そのLionsとFightersとの直接対決を2試合ずつ残している。これを制するか否か。

こんなことを書いている間に、LionsもFightersも勝った。Hawksは台風で中止。
これで、ゲーム差こそ0.5ずつ開いたものの、試合消化数はLionsが同数、Fightersは1つ多い状態となった。
この中止になったEagles戦が、最終戦となる予定だったFighters戦以降に組まれる可能性もある。日程によっては和巳を当てることも可能かも知れない。

とにかく、何でもいい。無様な得点であろうと貰った点であろうと何でもいい。勝てばいい。

Lionsとの真の天王山は明日。
明日は所沢へ出動だ。

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