巨人現有戦力評価　2009　Ver.1　投手編　その２

タイトルめっちゃなが。ムダに長い。いらない様式美ですねえ。
さて、中継ぎです。

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●中継ぎについて●

　クルーン
　豊田清
　M・中村
　---
　山口鉄也
　越智大祐
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　藤田宗一
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　古川祐樹
　会田有志
　福田聡志
　上野貴久
　歌藤達夫　

今年は（先発がまったくいないという）事情が事情なので仕方がないのですが、キャンプ時点から中継ぎでって考えている絶対数が少ないのが非常に気になります。
いつも書いているとおり、私は先発と中継ぎとでは、中継ぎを非常に重要視しますので、個人的にはこういう状況に陥っている時点で危機を感じます。昨年時点から先発の目星を付けるような対策を取っていればこのような事態に陥ることは避けられたはずなんですけど。あとベテランの絶対数が足りないってところも若干影響しているでしょう。
やっぱり東野峻ぐらいはこっちに持ってきておきたかったですね。

上位５名が去年の結果からすれば抜けていて、５人が５人とも安泰であれば中継ぎを危惧する必要はそうないと思うのですけど、実際のところはベテラン３名のうち１名、若手２名のうち１名、ぐらいの確率で離脱するんじゃないのかなぁと思います、５分の３残って欲しいですね。
クルーン、豊田清は去年の成績は申し分ありません、あれぐらいの確率で抑えてくれれば十分合格点です。気になるのはやはり加齢劣化、こればっかりはふたを開けてみないとわかりませんので何とも言えませんが、この２枚は（今年含めて）もう３年は持たないでしょう。
そういう意味で言えば、M・中村は少し若いですから、余裕があればこちらを柱にすげ替えるなんて芸当ができればいうこともないんですけど。ただ彼も元々MLBでも普通に投げていたわけですし、去年の内容でも勤続疲労が疑われるようなところも見受けられましたので、その辺りは十分に注意をはらっておかなければいけません。この「賭け」が当たりであることを願うばかりです。
山口鉄也と越智大祐はコントロールかなぁ。ぽっと出の新人がぽっと出で終わるのか定着するのかは最初の時に良かったコントロールが偶然だったのか必然だったのかの差だと思います。越智の方をコントロールがよいと評するのは異論があるかもしれませんが、試合での起用に耐えうるんであれば、たしょう荒れてもそれは個性の範疇。制球力の合格ラインは個々の特徴にもよりますから。ちなみにどっちか一枚は落ちると半ば確信しています（笑）。コンビ名とか決めてても片手落ちになるんじゃないかなぁ。

さて、問題はここからですね。プロスペクトが一斉に先発候補にまわっているので、こちらもやはり名前が出てこない。私誰か見落としてるんじゃないかって今でも思ってるぐらいなんですけど、誰か書き忘れてないかなぁ。
いやぁ、「中継ぎ王国」なんて夢の世界には縁遠いですねえ。
ここに後詰で実績のある投手が１，２枚あればなぁと思うんですけど、無い物ねだりをしてもしょうがないので。
藤田宗一は、去年は良かった時期と悪かった時期がはっきりしていたのが気になります。ただ獲った時点では全然ダメって事も十分にあり得ると思っていたので、去年多少なりとも確実に戦力になっていた時期があったという事からして去年よりは期待しています。
古川祐樹は結局私は全然見てないですからねえ。私があぁだこぉだいってところで、何も知らない人間が好き勝手に想像ふくらませているだけですので何とも。期待はしているんですけど、個人的にはちょっと２軍では結果が先行してるかな、と。STATS見ればもうちょっと苦しんでも良いはずですし、奪三振率にしろ与四死球率にしろ、まだまだ育成途上なのかなと思います。フェニックスリーグでの印象はすごい良かったんですけど。でもフォーム変わってるはずなんですよねえ。
会田有志は化けてくれると面白いんですが、もう彼ばっかりはSTATSもどこをどうみていいのかわからないので。でも化けてくれたら一番面白いと思います、こういう選手が是非一枚加わって欲しいモノです。願望だけで言えば一押し。
福田聡志は制球の方はどうなっているのでしょうか。ドミニカでもあまり投げることもなく先に帰って来ちゃったようですし。ただ、中途半端なままでも一軍半ぐらいの実力はあると思うんですよね。だからこそその先を狙って、試す選手が他にいる今年は、「抜きんでるまで徹底的に育成」とかひいきしてみても良いと思うのですけど。この当たりは野間口と同じ。
上野貴久。こっちも私はほとんど見てないんですから、好き勝手に想像をふくらませることしかできません。イメージとしては、フォームを固めるのに去年半ばまでかかっていたのかなぁと思います、たしか２軍で後半級に登板数が増えたんですよね。フェニックスリーグで見たときには個人的には固まってない投手特有の違和感みたいなモノを感じませんでした。あのときの印象で言えば、古川と比較したときに空振りが取れていなかったのかなぁ。横から見ていて緩急もあまりわからなかったし、直球への振り遅れとかはなかった気が。ただ、腕の位置を色々変えてるって報道のあった投手にしてはフォームに違和感がなかったのは印象に残っています、今もあのままなのかなぁ。社会人からの入団ですし、今年が勝負かなぁ、文章量でわかると思いますが、気にしてます。
歌藤達夫はごめんなさい、ほとんど見たこと無いです、いやたぶんゼロ。ウェスタンにいた選手はどうしても見る機会がないですし、イースタンでもほとんど登板していない上に私は２００７年途中から見る機会を減らしていますから。ぶっちゃけ言えば枠が余っていますから戦力外の中から可能性が少しでもあるカードを拾ってきてみました、ぐらいの印象です、申し訳ないですが。とりあえず投げさせてみないことには。

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先発と中継ぎとを同時に書かなかったので先に書いてるときは気づかなかったのですけど、これはちょっと先発の方に回しすぎですね。
報道もみながら実際の首脳陣の意向に合わせて振り分けたつもりなんですけど、この振り分けは個人的には賛同しづらい。
私ならとりあえず団子レースのなかのうち、高い奪三振率が唯一計算できそうな東野はこっちですね。あと栂野と深田もひとまずは中継ぎ適正を先に見ます。
個人的には中継ぎという地位は「先発にあぶれた投手がその後でやらせる」なんて考え方で成立するような甘いものだとは思いません、中継ぎとしての適正を見て、中継ぎとして必要な調整をして、キャンプを経て、一年が見えてくるものだと思います。逆は可。
負け試合担当の方は、先発漏れからきた投手でも構わないとは思うのですけど、勝ち試合担当の方は中継ぎ専任で調整した投手からその時調子の良い選手を選びたい。４名で回すのか３名で回すのかわかりませんけど、藤田までいれて６名から３つか４つというのは明らかに少ない。
阪神の鉄壁の中継ぎは、JFKだけではなくて、江草や渡辺のもったいないぐらいの位置にあったことに依るものだということは十分に認識されるべきでしょう。
ちなみに話が逸れますけど、JFKがいたから先発が育たないなんてそんなバカな話はないと思いますよ。ダルビッシュが成長していった間の日ハムの中継ぎ陣なんで当時NPB最高水準であったのは間違い無いと思いますが。優れた中継ぎがいると先発が育たないならダルビッシュ育ってないよね。そもそも先発の成長に中継ぎは関係ないでしょ、そういうこじつけ好きだけどねえ、先発完投投手に粋を感じるOBとか記者とか。

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●言及してない投手●

斎藤圭祐
笠原将生
木村正太
村田透
オビスポ
宮本武文
竹嶋祐貴
辻内崇伸

あ〜やっぱし、これできっかり32名だよ〜どうしよ〜。
一応ここにいれていますけど、木村正太は勝負です、去年の２軍の成績は勝負できないものだとは思いません、進化を大いに期待しています。
奪三振の獲れない投手がくすぶっている傾向があるのですから、逆に奪三振は取れているって点からすれば、団子になってる若手投手をごぼう抜きできるだけの要素があるはずですよ。
オビスポは一度今年で見極めかなぁと思います、「制球さえ良くなれば」っていうわかりやすい選手なんで抱えたくなりますけど、もう３年目。今年改善の兆しが見えないようならば考えなきゃいけないですね。支配下だからなぁ。
辻内崇伸はここから１年目、元々制球力のある投手だった訳でもないと思うし、そこからまずは鍛えてください。
あとの５人は見てないんで何とも。村田透はせめて２軍で登板機会が与えられるぐらいにまでは到達しておいて欲しいですけど、残り４人は数年先を見据えて育成を。竹嶋の名前を報道で見かけますけど、抜擢は良いですが無理はさせないで欲しいものです。

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Youtubeでちらっと見たけど、マストニーは少し気になるなぁ。