なんでオリックスは金銭だったのかな。
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DIME
2007年10月25日 14:07 visibility136
先日のフェニックスリーグ観戦には、書かなかった目的が有りました。というか主目的はそっちと言ってさえ良かったかもしれません。
それはソフトバンク側の若手内野手を見ておきたいって事です。有り体に言ってしまえばトレード相手として。
今年の巨人2軍の成績を見た時に、やはり目に付いてしまうのはあまりにもチーム全体の打撃成績が低すぎるということ。イースタンでは唯一チームOPSが0.700を切ってしまっていますし(0.689)、細かい数字を出すのは面倒なんで控えますがXRやRCにしても突出して低い。
これは勿論ルーキーを優先的に起用した結果として彼らに下方向に引っ張られたというのもあるんですが、本来ならその分をカバーすべき中堅どころの選手たちも軒並み悪かったが為にその結果となっています。
ルーキーのほうは許容範囲というか当然の帰結なので別に構わないのですが、中堅どころの成績が悪いというのは問題があります。
何故なら今年の1軍は大きな怪我人もなく少ない人数でまわっていました、逆に言えば想定の中ではもっと離脱者が出てもおかしくないわけです、その時に代わりに出る選手層の部分がこの2軍の中堅どころになるわけですがここが芳しくない。
つまり昨シーズンにおいて表面化していた選手層の薄さというのは今年はレギュラー陣の奮闘によって目に見えなかっただけであって、解決を見ていないわけです。
まぁ体調や怪我の状況をしっかり把握し、トレーナー、コーチ陣が一貫した対応を行った結果として他球団より離脱者が少なかったわけですから一応解決といえば解決なんですが。ただ解決手段としてケアの強化と同時に選手層の強化ってのもできるわけですからこちらを疎かにして良いという理由にはなりません、両方できているのが一番です。
そして今年の成績を考えればルーキーたちの2年目に飛躍があったとしても、せいぜい2軍で一定以上の水準にまで伸びるぐらいで精一杯だろうと思います、特に高卒は。
であるならば、やっぱり打力に期待の持てる控え野手をもうちょっと補強しておきたいところです。去年の小田嶋正邦と同じような位置づけですかね。
本当ならば、その程度の選手ではなく他球団では主力となるような選手で控えまで占めさせると言うのがベストなんですがね。具体的に言えば例えばFAで新井を取って、新井、小笠原道大、李承ヨプの3人で競わせて余った一人は控えに回す(絶対に他ポジションに回すとか愚かな選択はしてはなりません)というような補強がベストなんですけれど、そういうわけにもいかないでしょう。
原監督が余った選手を他のポジションで使いたいという誘惑に抗し切れるかというのもちょっと難しい気がしますし、周囲の環境(というかマスコミ)がその正しい選択を正しいと報道してくれるとはとても思えません、むしろ格好の批判ネタとして取り上げるでしょう。それは選手にとってもチームにとっても球団経営にとってもマイナスでしょう。ちなみにそれが何故愚かかというのはこの4年間の巨人を見れば自明だとだけ言っておきます。
本当は球界全体の中でも優れた選手を各ポジションの控えレベルにまで用意するというのはチーム編成として目指すべきところなんですが。
となってくるとその3人目のところにはしょうがないので自前で用意するってことになるんですが、何度か書いているように、1・3塁手の部分がチーム全体を見渡した時に明らかに足りてない。自前で用意するのも難しそうです、よって残りはトレードか外国人かってところになってきます。
もちろん1・3塁手が「出来る」選手はいくらでも居るんですが、1・3塁手というのは比較的打撃能力の高い選手が占めるポジションですから、例えば脇谷亮太をまわしたり、二岡智宏をまわしたりというのは意味が有りません。この辺りは昔仁志敏久を例に出して書いた日記があるので参考にしてください。
んでそう考えたときに、今年のイースタン・ウェスタン両リーグを見渡してどこかに打力に優れた内野手がたくさんいるチームがないかなぁと見渡してみると、ソフトバンクが一番層が厚いんですよね。
最初はブラウン監督が積極的にトレードを行いたいと言う報道を見て考え始めたんですけど、広島ではちょっと野手で目ぼしい選手が居らず思惑は合いそうになくて、その過程でウェスタン全球団のデータ分析もついでにした時にソフトバンクだなぁと。
他のところでも打力だけ見れば候補が居るんですが、外野手だったり、チーム全体で1、2名しかいなくて出しそうになかったり、同じセなので難しそうだったり。相手として一番可能性があるなと感じたのがソフトバンクでした。
だからもしかしたら巨人が動くかもしれないので先に見ておこうと持ったわけです。単純にどの選手が欲しいとかこの選手はいいなと思っているとかではなくて、動くとしたらここ相手が確率が高いかなと。
んで何でそれを書かなかったかというと単純に目星をつけていた選手が軒並みスタメンから外れていて代打でぐらいしか見ることが出来なくて、さすがに書きようがなかったんです。
ってことでようやく表題の件になるわけですが、何でオリックスは金銭だけだったんでしょうか。
的山をトレードに出すということ自体はチーム編成とか年齢考えても間違ってない選択だとは思うのですけど、その対価として金銭をもらうだけで済ませるというのはちょっと腑に落ちません。
ソフトバンクが敗退してすぐ、王監督が敗因に挙げたように、あちらからすれば捕手の補強というのは急務だったわけです。ところが今年のドラフトでは捕手にはそう目玉選手は居ないし、その中でも目玉といえる伊志嶺は現時点ではプロ表明を保留している。もちろん外国人選手に捕手を求めるというのも実質的に不可能に近い。
これだけソフトバンク側にとってマイナス条件は揃っているわけです、オリックス側からすれば相手の足元を見て大きく出られるだけの要素は揃っています。なのに何故、金銭だけで済ませてしまったんでしょうか。
私の記憶が確かなら、今年のオリックスは内野手では結構苦労していたはずだと思うんですが。このぐらいの好条件が揃っていたら金銭に加えて1軍実績はないが2軍では好成績を残している(つまり去年の小田嶋のような)選手を1名追加するぐらいわけなかったと思うんですが。はっきり言って半端な額もらうより昔のドラ1あたりを1名貰い受ける方がよっぽどプラスになるはずです。
まぁもちろん金額が出てきてないので相当の額をふんだくっているという可能性も有りますが、それは金額が報道されない限り推測の域を出ないので考えてもしょうがないですし。
去年のトレードがいずれも失敗だったことをオーナーさんだか誰かが怒っていましたけど、このトレードもちょっと下手じゃないかなぁと思えてなりません。そういう対比にならないように選手を要求しなかったというのはうがちすぎでしょうが(笑)
それはソフトバンク側の若手内野手を見ておきたいって事です。有り体に言ってしまえばトレード相手として。
今年の巨人2軍の成績を見た時に、やはり目に付いてしまうのはあまりにもチーム全体の打撃成績が低すぎるということ。イースタンでは唯一チームOPSが0.700を切ってしまっていますし(0.689)、細かい数字を出すのは面倒なんで控えますがXRやRCにしても突出して低い。
これは勿論ルーキーを優先的に起用した結果として彼らに下方向に引っ張られたというのもあるんですが、本来ならその分をカバーすべき中堅どころの選手たちも軒並み悪かったが為にその結果となっています。
ルーキーのほうは許容範囲というか当然の帰結なので別に構わないのですが、中堅どころの成績が悪いというのは問題があります。
何故なら今年の1軍は大きな怪我人もなく少ない人数でまわっていました、逆に言えば想定の中ではもっと離脱者が出てもおかしくないわけです、その時に代わりに出る選手層の部分がこの2軍の中堅どころになるわけですがここが芳しくない。
つまり昨シーズンにおいて表面化していた選手層の薄さというのは今年はレギュラー陣の奮闘によって目に見えなかっただけであって、解決を見ていないわけです。
まぁ体調や怪我の状況をしっかり把握し、トレーナー、コーチ陣が一貫した対応を行った結果として他球団より離脱者が少なかったわけですから一応解決といえば解決なんですが。ただ解決手段としてケアの強化と同時に選手層の強化ってのもできるわけですからこちらを疎かにして良いという理由にはなりません、両方できているのが一番です。
そして今年の成績を考えればルーキーたちの2年目に飛躍があったとしても、せいぜい2軍で一定以上の水準にまで伸びるぐらいで精一杯だろうと思います、特に高卒は。
であるならば、やっぱり打力に期待の持てる控え野手をもうちょっと補強しておきたいところです。去年の小田嶋正邦と同じような位置づけですかね。
本当ならば、その程度の選手ではなく他球団では主力となるような選手で控えまで占めさせると言うのがベストなんですがね。具体的に言えば例えばFAで新井を取って、新井、小笠原道大、李承ヨプの3人で競わせて余った一人は控えに回す(絶対に他ポジションに回すとか愚かな選択はしてはなりません)というような補強がベストなんですけれど、そういうわけにもいかないでしょう。
原監督が余った選手を他のポジションで使いたいという誘惑に抗し切れるかというのもちょっと難しい気がしますし、周囲の環境(というかマスコミ)がその正しい選択を正しいと報道してくれるとはとても思えません、むしろ格好の批判ネタとして取り上げるでしょう。それは選手にとってもチームにとっても球団経営にとってもマイナスでしょう。ちなみにそれが何故愚かかというのはこの4年間の巨人を見れば自明だとだけ言っておきます。
本当は球界全体の中でも優れた選手を各ポジションの控えレベルにまで用意するというのはチーム編成として目指すべきところなんですが。
となってくるとその3人目のところにはしょうがないので自前で用意するってことになるんですが、何度か書いているように、1・3塁手の部分がチーム全体を見渡した時に明らかに足りてない。自前で用意するのも難しそうです、よって残りはトレードか外国人かってところになってきます。
もちろん1・3塁手が「出来る」選手はいくらでも居るんですが、1・3塁手というのは比較的打撃能力の高い選手が占めるポジションですから、例えば脇谷亮太をまわしたり、二岡智宏をまわしたりというのは意味が有りません。この辺りは昔仁志敏久を例に出して書いた日記があるので参考にしてください。
んでそう考えたときに、今年のイースタン・ウェスタン両リーグを見渡してどこかに打力に優れた内野手がたくさんいるチームがないかなぁと見渡してみると、ソフトバンクが一番層が厚いんですよね。
最初はブラウン監督が積極的にトレードを行いたいと言う報道を見て考え始めたんですけど、広島ではちょっと野手で目ぼしい選手が居らず思惑は合いそうになくて、その過程でウェスタン全球団のデータ分析もついでにした時にソフトバンクだなぁと。
他のところでも打力だけ見れば候補が居るんですが、外野手だったり、チーム全体で1、2名しかいなくて出しそうになかったり、同じセなので難しそうだったり。相手として一番可能性があるなと感じたのがソフトバンクでした。
だからもしかしたら巨人が動くかもしれないので先に見ておこうと持ったわけです。単純にどの選手が欲しいとかこの選手はいいなと思っているとかではなくて、動くとしたらここ相手が確率が高いかなと。
んで何でそれを書かなかったかというと単純に目星をつけていた選手が軒並みスタメンから外れていて代打でぐらいしか見ることが出来なくて、さすがに書きようがなかったんです。
ってことでようやく表題の件になるわけですが、何でオリックスは金銭だけだったんでしょうか。
的山をトレードに出すということ自体はチーム編成とか年齢考えても間違ってない選択だとは思うのですけど、その対価として金銭をもらうだけで済ませるというのはちょっと腑に落ちません。
ソフトバンクが敗退してすぐ、王監督が敗因に挙げたように、あちらからすれば捕手の補強というのは急務だったわけです。ところが今年のドラフトでは捕手にはそう目玉選手は居ないし、その中でも目玉といえる伊志嶺は現時点ではプロ表明を保留している。もちろん外国人選手に捕手を求めるというのも実質的に不可能に近い。
これだけソフトバンク側にとってマイナス条件は揃っているわけです、オリックス側からすれば相手の足元を見て大きく出られるだけの要素は揃っています。なのに何故、金銭だけで済ませてしまったんでしょうか。
私の記憶が確かなら、今年のオリックスは内野手では結構苦労していたはずだと思うんですが。このぐらいの好条件が揃っていたら金銭に加えて1軍実績はないが2軍では好成績を残している(つまり去年の小田嶋のような)選手を1名追加するぐらいわけなかったと思うんですが。はっきり言って半端な額もらうより昔のドラ1あたりを1名貰い受ける方がよっぽどプラスになるはずです。
まぁもちろん金額が出てきてないので相当の額をふんだくっているという可能性も有りますが、それは金額が報道されない限り推測の域を出ないので考えてもしょうがないですし。
去年のトレードがいずれも失敗だったことをオーナーさんだか誰かが怒っていましたけど、このトレードもちょっと下手じゃないかなぁと思えてなりません。そういう対比にならないように選手を要求しなかったというのはうがちすぎでしょうが(笑)
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- 事務局に通報しました。
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