ドラフトは全然予想つかないですねえ。

斎藤コーチがわざわざトヨタの服部を見に行ったそうで。

*********************************************
巨人が１９日に行われる、大学生・社会人ドラフトの外れ１巡目の候補としてトヨタ自動車の服部泰卓投手（２５）をリストアップしたことが１６日、分かった。１巡目は東洋大の大場翔太投手（２２）の指名が確実だが、複数球団の競合が予想されるため、実績十分の左腕に白羽の矢を立てた。

◇

社会人ナンバーワン左腕・服部に注目だ。１巡目は大場の指名が確実だが阪神、日本ハムなど最大９球団による競合が予想されるため、外れ１巡目に即戦力左腕をリストアップした。

服部は身長１メートル７３と小柄ながら、ＭＡＸ１４４キロの直球を主体にスライダー、スクリューなど多彩な変化球を操る。この日行われた日本選手権１回戦、和歌山箕島球友会戦（京セラドーム）で、９回１失点１３奪三振の完投勝利。ネット裏には宮崎秋季キャンプから斎藤二軍投手コーチが視察に訪れる熱の入れようだ。　外れ１巡目候補には服部のほか大阪ガス・倉重捕手らの名前も挙がっており、最終的にはドラフト当日に決定することになるが、安定感のある左腕の評価は高い。

「彼は試合を作れる投手。大崩れする心配もないし、安定した投球が魅力だ。各球団も狙ってくるはず」と山下スカウト部長も高評価。巨人のドラフト戦略が最終段階に入ってきた。
サンケイスポーツ
*********************************************

服部ってのは十分ありえるなと思う。っていうか外れ１巡で服部ってなれば再抽選は確実、下手した他球団が一本釣りしてるなんてことも。
倉重に関しては今年は捕手で戦力外を出しませんでしたし、情報が古いまんまなだけで実際に獲得するのはないだろうと思ってる（というか願ってる、理由は先に書いたとおり上位枠の使用はもったいない）し、仮に獲得するにしても、特段他球団からの指名とかが噂されているわけでもないのだから指名するとしても１巡で指名する必要はない。たとえ１巡クラスの実力だと判断しても、それがそのまま１巡指名に繋がるものではない、他球団からの指名がなさそうなら下位に回してその分別の上位候補を取りにいくのは当たり前の事だ。さすがにその程度の判断を間違うとは思わないが。

っていうか、良く考えたら何で斎藤コーチなんだろう。巨人に限ってはこれまで編成の仕事にコーチを出すって事はほとんどなかったと思うんだけどな。
むしろ斎藤コーチの権能の方がもっと予想付かないかも。

閑話休題。何度も書いてきたとおり、投手陣容を考えれば、今年は見た目上は左腕が多かっただけで実際は不足気味なので右よりも左の方が獲得の必要性は高いのは明らか。
ただ、プロ野球全体で左腕が不足気味ということから、ここにきてどの球団も左腕を上位候補に格上げしてきている。蓬莱が３巡（スポニチ）だなんてこのバブルはどこまで行ってしまうのか。
今年の巨人の場合は、３巡と４巡が連続することになるので、そこまでであぶれた選手を他球団の状況を見ながら拾っていける、ただし３巡が来るのが遅いのでそこまでで欲しい属性（この場合左腕投手）を持つ選手誰も居なくなっている可能性がある。
今の状況ならば、選手としての単純評価をそのまま指名順とするのではなく、１巡で誰でもいいから左腕を獲得しておいて、３巡が回ってくる時点で一番計算の出来そうな右腕先発タイプを確保するという戦略を採ったほうが望ましいかもしれない。高校生ドラフトも見ていて同じような戦略を採った印象を受けたし。

あと、問題は野手なんだよなぁ。３巡、４巡が連続して来る時点までに誰が残っているか。
野手の補強に関しては先述のように右打ち外野手と左右かかわらず内野手が欲しいところだが、これは投手と比べた時に、即戦力よりも次代の育成の方に比重が高い（現時点ではレギュラークラスは安定しているので即来年からと言うより、今のレギュラーが落ちてくる頃に頭角を現すので十分）意味での必要性であるので、１巡を消費してまで補強しなければならないというものでもない。
実際のところは右打ち外野手で誰か残った選手を取ると言う選択になってくるのかなと思う。加治前あたりが残ってくれていれば（或いは囲えておければ）問題ないとは思うが、残ってないだろうと思う。まぁこのあたりは他球団の動向（前述した左腕の格上げ）次第だろう。

願うことはこのまま隠密を続けて、去年の上野貴久のように、情報は出来る限り最後まで伏せてドラフト指名をして欲しい。
その上で、個人的好みで１つだけ希望を言わせてもらえるとしたら、下敷領を指名してくれたらうれしいなぁ。今年は今ひとつだったみたいだが、去年の日本選手権での印象は今でも忘れていない、会田有志とはタイプの違うアンダーなのでこの２枚が揃ったら面白いことが起きるのではないかと思うのだけれど。

人気blogランキング＞[Category:野球]