【サッカー 甲府】 甲府1-柏4 個々の力量 チームの技量
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太田町見付
2011年06月27日 21:41 visibility128
いつも行っている震災の復興の寄せ書き。この日は夕立の恐れもあったことから、場所を変えメインスタンドのコンコース内にて実施。
結局のところ、夕立もなく、眩しい西日をもろに受ける形になってしまった。いつもなら少し呼びかけるだけで快く応じてくれる寄せ書きに食いつきの悪いこと。メインの客層といつもの客層はなんか違うような感じ。
さらには柏サポにも呼びかけるものの、反応はいま一つ。用意した、黄色のマジックが手持無沙汰。清水や名古屋サポはもっと優しかったのに。
普段なら、2枚広げるバックスタンドのビッグフラッグ。今回は趣向を変えて、ユニホーム型フラッグ一枚のみ。
それも、今回は、ゴールよりで広げたのち選手入場とともに、中央へ動かしていくという趣向。何かを変化をつけたい、変えたいという気持ちの発露。
ただ、結果は何ら変わることなく、いよいよもって泥沼状態。世の中、変えようとしてうまくいったためしがない。
ゲームは、序盤は何とかなりそうなボール回し。ただ、それでも、肝心要のところにボールがいかない。右の攻撃の際、好文(今回あえて名前で記載。柏だとごっちゃに)が十分機能していない。もう少し飛び出しを早く、クロスを受ける精度を高めないと、攻撃の起点になりえない。
また、全体的に自分でボールをもらいに行こうとする選手がいない、一歩先を見据えることができない。だから、後ろでボールを回すことに終始するのみ。
田中のシュートは「絶対止めろ」って言っても止められるものではない。ある意味胸のすくシュート。これが決まったのなら1点献上も諦めがつく。
ただ、そのあとがよくない。DF陣よ、いったいどこに目をつけているんだと愚痴の一つも言いたくなるようなマークのずれ。これで失点しないほうがどうかしている。
それでも、後半立て続けに交代カードを切り前線の動きを活性化させる。養父からの連携をマイクがきっちり決めてまず1点返す。流れが再び甲府に傾きかけた瞬間。
その流れを自身でつぶすのも甲府のお家芸。不用意にファールを与えてFKとされる。それをきっちり決められ再び2点差に。得点した後の失点、これはいつか来た道。デジャブのようによみがえる。
結局のところ四度目の失点の、安易なファールを与えた結果。学習能力のなさは天下一品。
攻撃について言えば、選手交代をすることによっていくばくかは活性化。それなりにリズムが出てきた。前半まったくいいところなかった好文もそれなりに。
ただ、自分たちでゲームを作ろうという覇気が見られない、余計なパスの繰り返しののち思い出したような突破では少ない決定機がより少なくなる。
DFの精度の悪さは相変わらずだが、そこになんら約束事がないのが気にかかる。よしんば約束事があってあのような体たらくではプロとしては失格。CBの仕事とは何か、またボランチの立ち位置はどこか真剣に考える必要がある。
同じ昇格組とはいえ、やはり個のの能力には数段の開きがあるのは事実。それを補うのがチームとしての技量。
ゾーンディフェンスなどという、難しくもないことをここにきていまだ会得できていないのは、過去のしがらみがまだ滓(おり)として体に残っているからか。
サッカーは点を取られなければ負けないスポーツ。昨季のように爆発的な得点は到底期待できない今、もう一度最終ラインの連携を。
後ろで汗をかくプレーヤーを見たいし私は好きだから。
福岡に初白星献上とならないことを願う。
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