【サッカー 福島】 信州信濃の新そばよりもわたしゃあなたのそばがよい
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太田町見付
2013年06月17日 22:37 visibility721
♪信濃の国は十州に境連なる国にして~ の十州のうち二州は我がしぞーか(静岡ケンミンはこう発音する)県。遠州・駿州の二州。暴れ天竜の水源は諏訪湖。
ケンミンがウインタースポーツで訪れる先はといえば、白樺・富士見パノラマ・そして白馬。かようにして身近な県のはずなのだが、この地はいささか遠かった。
南長野運動公園総合球技場。
朝ゴソゴソと出発し、52号線を北上、中部横断道から中央道長野道経由で更埴ICに降りたのが12時前。途中八ヶ岳PAや姨捨SAでの買い食いはお約束。距離にして250キロもない場所なのだが、さすがに(それは高速道に比しての)羊腸小径の一般国道を経由するため時間のかかること。だから北信は本来は一泊で訪れる観光地。でも今回は諸事情により日帰りドライブ。
篠ノ井駅で新潟からみえたサポーターさんを拾いスタジアムに。開門し段幕貼りも既に佳境。
ゲーム前パルセイロサポさんから福島の子供たちのためにと、子供用サッカーボール10個の寄贈を受けた。
「さわやか信州」はこの地のキャッチコピー。パルセイロサポーター代表の方のさわやかなこと。梅雨空を吹き飛ばすようなまぶしさ。
記念撮影とエールの交換は清々しい。サポーター冥利に尽きる。
こうやって各所で各チームのサポーターのみなさんからご厚情をいただくのは嬉しい限り。
パルセイロとは3年前高知での地決予選でPKの末敗れている。ここで勝ったパルセイロは同じグループのカマタマーレとJFL昇格を果たし、更にはJ2昇格を目標にしている。一歩も二歩も先を行くどころか2周3周もその差は開いている。高知での借りを返すつもりで、ゲームにあたる。
気象情報は誤りなし。開始から雨が降り出す。
その雨とともに、自分たちのチカラのなさを痛感することとなる。
一歩も二歩も先をゆくチームの猛攻に何らなすすべがない。
いい位置でボールを奪うだが、そこから仕掛けがワンテンポ遅く安易にボールを奪われる。
簡単に自陣に持ち込まれる場面が多々。
意図して否かオフサイドトラップが効いていたのはパルセイロの飛び出しが、早かっただけかもしれない。
後半になり、雨も本降りとなる。それでもようやくボールがうまい具合に回せるようになってきたが、最後まで持ち込むことができない。
パルセイロは再三にわたりシュートを放つのだが、内藤の踏ん張りと体を張ったDF、更には自分たち(パルセイロ)の精度の悪さで得点することができない。
耐える時間がつづく。DFからのリスタート、カウンター狙いの速攻。そんなセオリーな攻撃すらできないもどかしさ。
時間は刻刻過ぎてゆく。スコアレスで終われば御の字。そんな甘い考えを打ち砕く85分の失点。ゴール前の混戦、それを綺麗に決められる。
それができるのがこのチームの強さ。三年の歳月は同じ土俵にいたはずのチームにその成長の術を思い知らせるには十分な時間。
終了後挨拶に来た選手たちに「下を向くな 前を向け」は偽らざるサポーターの心情。
出待ち、監督が「今日も勝てなくてすいません」の一言。それでも監督の誕生日を勝利で飾ることができなかった責めの一端はサポーターが担う。それは12番目の選手だから。
おちゃらけた会話(はっきりいってうちのオンナどもはスゴイ)で場を明るくし、竹鼻さんの「明日は仙台大学戦。下の底上げもしなくっちゃ」にこのチームの活路を見出す。
そういえば畑田がこのチームにいたことを失念していたのは、それはまた別の話。
信州信濃の新蕎麦よりもわたしゃあなた(ユナ)の傍がよい。
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