
135キロを完全攻略!!!!
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うめさん
2007年12月07日 22:35 visibility904
これを書こうかどうしようか3週間程迷っていたのだが、何回やっても打てるので書いてしまう事にした。
あらたまバッティングセンターの135キロは僕が今まで記憶にある中で一番速いマシンだ。
別のゲージの130キロとは異次元の球が飛び出てくる。
もしかすると130キロが遅すぎるのかも知れないが・・・・。
過去三年間、僕は85センチ1キロのトップバランスのマスコットバットを思い切り長く持って、135キロのモンスターマシンとフルスイング対決を繰り返して来た。殆ど凡打か空振りだったが10球に一回くらい「ドカン」と言う当たりが出れば「どんなモンだい!!!」と悦に入っていた。
今年からリアル野球を始めた事で考え方を180度転換しなくてはならなくなった。
135キロの投手もいなければ、10球に一回の「ドカン」のまぐれ当たりでは確立が低すぎて試合では使い物にならない。
よくて一打席しか貰えそうにない補欠にとってはなお更だ。
135キロは封印して100や85キロなどの遅めのケージに入るようになった。
野球人生初の「緩いボールを引き付けて右方向に単打狙い」と言う課題に挑んだ僕はたちまちに打撃を崩した。殆ど打てずにゲージを出た後に小学生がポンポコ打つのを見て正直「もう、オレには野球はムリなんだろうか」とクボんだ事もある。(へこむより大きいと言う意)
テニスの本を買い、マシンと正対する所からフットワークで打ちに行く練習を始めたのは秋口だった。もちろんまともに打てなかったが革命的な体験となった。
「正面を向いていればボールがよく見える」と言う事実を知ったのである。
野球には「壁」と言う言葉がやたら出てくる。
体を「閉じた」状態で「壁」を作り、バットを振る動作で「早く開きすぎない」事が打撃の基本である。
「ボールがよく見えるから」との理由で「開いたまま打つ」と言うのは邪道も甚だしい。
これで打てなければ「うめさん、それじゃ打てないですよ」と失笑を買うのは覚悟の上だったが、テニスの激強王者フェデラーがそんな打ち方で逆クロスに流し打ってる連続写真を信じる事にした。
見やすさにこだわって試行錯誤しているウチに遂に「コレだろう」と言う打ち方を発見した。
�左足のつま先を投手に向け、右足とTの字の様なガニ股を作り、左ひざをピンと伸ばし、体重を右足に乗せる。
�右脇をガチガチに脇腹に付けたまま、捕手方向にバットを引く。その時、顔が投手に対して正面を向く事を最優先して難しい時は体を開く。カベなんてものは最初から「あー、そんなのカンケーねー」だ。
�スイングを始める瞬間、左ヒサを伸ばしたまま、左足で地面を蹴り、その突っ張った勢いで捕手側に後退しながら、バットをボールに投げ出すようにスイングする。
と言うヘンテコ打法である。
ヘンテコであるが打てるんだから仕方ない。案外長打らしき打球も飛ぶのだ。よく考えればイチローだってヘンテコ打法である。
速いなぁ、と思っていた135キロも「しばらく見んまに遅くなったんとちゃう?」だ。
技術的に打てるからと言って、全ての球をジャスト・ミートできるかと言われればムリだ。精神的に打てないのだ。
精神的に打てないと言うのがどう言う事かと言うと、ティーの上に置いてあるゴルフボールを打ち損じるのと同じような感覚だと思う。
技術的にレベルが上がると、完全に打てる球が来るとついつい待ち切れなかったり、待ち過ぎて打てるタイミングを逃してしまったり、勘に任せて打っていた時には感じなかった難しさを感じるようになった。
ボールの見送りや変化球など試合にならないと何とも言えない問題は残っているが、何とも来シーズンが楽しみになって来た
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- 事務局に通報しました。
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