長い冬の終わりへ

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    2013年04月22日 22:43 visibility64

三タテできました。中日に勝てました。

勝率5割、3位。

ブランコが打っても勝てる。

ホームでも勝てる。

 

夢じゃない。

 

「もう泣き顔は見せないでくれよ!」と叫んだのは、海老沢泰久『監督』に出てくる、万年最下位チームのファンだったか。

 

選手だけではない、ファンも皆、ぎこちなく、手を振るのだ。あの小説のように。

 

(18) ○DB4xー1D 延10(対中日④ 横浜スタジアム 4/19)

二年ぶりのハマスタ外野席でサヨナラ弾!

打った瞬間でしたわブランコ。外野手が瞬時に追うのあきらめました。

寒い気候と、移動日なしでしたのと、前日が3点リードをひっくり返された試合でしたので、

良く勝てたなと。ブランコさまさまでした。

殊勲 ブランコ  敢闘 高崎  技能 石川

まあ・・・・・・高崎に勝ちをつけてあげたいんだけどな、と

もう何度書いたかわからない。

ただ、内容が良かったのでな。もう「大丈夫」かもしれないな、と

書いておこう。

ある種の信頼は勝ち取っただろう。

山口は賭けの登板でもあったが、結果を残せたかな。

それと、荒波の離脱により、僕の推していた松本啓に確実な出番が回るようになった。

彼はここからが勝負である。

 

(19) ○DB4-2D(対中日⑤ 横浜スタジアム 4/20)

殊勲 梶谷  敢闘 多村、ラミレス  技能 加賀

雨の中、よく試合を強行したものだ。

このような天気の際は、両チーム、けが人が出ないことを祈るしかない。

モーガンが潜らされ、梶谷が復帰してきた。

終盤、代走は金城じゃなくて、その、梶谷じゃないの?と思ったら金城に打球が当たり、

ほらみろ、と思ったら、代打も下園じゃなくて梶谷で、

まあ下園は結果出ていないものな、梶谷お前は打つしかないんだぞ!

と念じていたところ、この上なき決勝2点タイムリーが出た。

その前に、吉川で抑えられたのが大きいかな。

藤井なんて5回は撃沈寸前だったし。

良く勝てたものよ。

この1勝は大きかったが、

座禅組んだ梶谷が運を持ってきて、チャンスを迎えた松本啓がヒーローになり損ねたかなと。

そこが、これからの選手たちに欠けている要素だろう。

金城はこの日、別の意味で持っていましたが、

それこそ金城のような経験だけが、若手には必要になってくる。

勝つためには打つしかない、打つしかないんだよな、と再認識。

それと、雨天が流れを変えたところもあろう、な。

誰がこの選手の流れで勝てるなどと思ってもいなかったわけですし。

 

(20) ○DB4xー3D(対中日⑥ 横浜スタジアム 4/21)

殊勲 髙城  敢闘 三嶋  技能 梶谷・三嶋・ブランコ

前日もそうだが、誰が試合を決めるんだか、というのが不鮮明な展開になる。

ここ一番で結果が出ない。

本当は9回に梶谷か松本啓で決めないといかんのだろうが、

しかし打者松本啓で小林投手へのスイッチというあたりに、

おそらくは松本啓に要注意のランプが、中日ベンチに灯ったのだろう。

ともあれ、梶谷と松本啓の2人については、今後も使われ続け、

経験値を踏むことになるだろうな。

いわば初期の石川状態だから、どこかで化けるきっかけを手に入れたい。

だがなあ、梶谷この日は三塁での起用で、

不慣れゆえにフォーメーションプレーに?がつく場面もあったので、

ポジションがないかな。

こういうびっくり采配は、勝っているからできるわけで、

この日も、連勝したからこその髙城だったのですが、

その髙城で試合を決めるわけだからな。わからんもんだ。よくやった!!!

ブランコ敬遠策について辛抱していたものが、あの一打で一気に解き放たれた。

 

と見れば盤石に見えながら、実は、不安点も。

ベイに上がられては困る人たちのために、書いておこうか。

・結局、3タテしながら、先発に勝ちがついていないこと。それも、主力先発である。

・ラミレスの引っ込めるタイミング。早すぎると、追いつかれた場合に、

ブランコが歩かされるケースが出てくる。(それが成長につながる、と見ることもできるがな)

・何気に、荒波・多村が離脱して、うじゃうじゃいる外野手層が、あっという間に「怪我しないでね」という心配に変わった。

・一つ勝つのに時間がかかっている(これは実力だから仕方がないか)

・結局、投手力と捕手力はやや細いかな?

 

と言いながら、このスタイルが

・「楽しい野球を見せてくれる」(金村義明氏 談)

・「最後までわからない、ファンは席を立たない」

・「DeNAは頑張っている」

という解説者陣の評価に変わってきているのは、本当にありがたい。

苦笑交じりの馬鹿にした「春の珍事」的な声が、

「対中日三タテ」という事実によって、

消えつつある。

 

近年これはなかった。

 

もしかしたら、もしかしたらだが、

積もりに積もった雪が溶けはじめ、春へ向かい始めたかもしれない。

 

これまでとは違う。ここ2年、一度ずつ5連勝はあったが、その時とは勢いが違う。

具体的には野手力が違う。

 

日曜日に監督への江川卓のインタビューを見て

「DeNAの監督っぽくなりましたね」と江川氏に中畑は賞賛されていたが、

投手と捕手問題が解決していないながら、

あのインタを踏まえれば、

吉川についてはイケるところまで行ってもらおうという覚悟かもしれないなと。

21日のよれよれっぷりは恐ろしかったが、言い換えれば、昨季の中継ぎがつぶれているという証明でもあろう。もうしばし待つしかないな。そこまで踏ん張ってくれと。

大原も肝心なところでダメでしたし、加賀も重要場面で使うには怖いなと。

そういうところは地味な要素だからインタビューで聞かれないけれど、

わかっているのだろう、友利も監督も。

そもそもGMがいるわけですから、二軍情報の吸い上げも来ているのだろう。

 

だから松本啓であり、山崎であり、梶谷なんだよな。

同時に、大原や加賀への期待もあるのだろう。

なんで「だから」なのかわからない人は、他球団のチーム作り(読売や阪神じゃなくってよ)を

みればわかることです。

 

テレビ的要素や中心選手から見るならば、脇役を語ることはあまりないだろうが、

語れても、江川氏には語れないだろう。

ベイ専属で見ることの可能なレベルの方、佐々木や高橋雅、盛田あたりなら多少かたれるだろうが。

だって、見ていないもの。普通は。この点をインタビュー語る江川氏を責めることで溜飲下げてもしゃあないだろう。12球団フルにみるなんて、土台無理な話だ。

 

だから基本はベイのことしか僕らも語れない。他の方の多くもそうなのだろう。

 

よし、だから僕らも、ベイを語って大丈夫なのだ。

 

ただ弱いところから、ほんのちょっとだけ上がったからな。

CSへの可能性が、1パーセントから、2パーセントに上がった。

 

開幕前の日記で、大化けすれば2007年の成績に近づく可能性あり、と記しましたが、

今年の戦い方で、あとは怪我人が最小限ならばという限定ですが、

このままいければ、イケるかもよ。2パーセントくらいの可能性で。

 

交流戦の前までは。とりあえず。

 

僕の想定勝利数58勝まで、あと48勝。

 

次は変則遠征の対巨人ビジター(岐阜含む)と、ハマスタ阪神三連戦。

 

うー、ちょっとゆるんで、1勝2敗ずつと見ていますが、

 

一番の要素、先週の6戦、4勝2敗でしたが、

はっきりいって、6試合とも、ベイスターズが押していました。

この戦いぶりがこれからのうちのベースとなる。

 

「いける、いけるぞ、土井垣」(『ドカベン』)

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