台風去る
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レキ
2008年06月26日 21:39 visibility107
考えてみればこの試合、これまでの勝ち上がりを考えれば、トルコにしてみると先に点を取れた場合も、取られた場合も「これは自分たちのペースだ」と思える試合じゃないのか。モチベーションを上げることはトルコには難しくない。
逆にドイツは後半30分過ぎて、同点以下の状況ならば精神的にはきつくなるんじゃないだろうか、と試合前に思った
1−1で前半を終える。
ドイツ選手の動きの悪さをついてのトルコが先制。
その動きの鈍い選手たちの中、例外の2人、ポドルスキーとシュバインシュタイガーの突破だけで同点に追いついた。
試合中トルコ選手のボール奪取の上手さが目立つ。ドイツの選手たちのボールタッチが下手なわけはないのに。
79分、クローゼの跳躍力を生かしたヘディングシュートが、リュシュトゥの判断ミスもあってトルコゴールを突き刺した。この場面GKが前に出るのなら絶対にボールに触らなければならなかった。
残り5分、まさにトルコタイム! 角度のない所からの低いクロスを、かまえるレーマンの目の前でセミフがボールの進む方向を変えるだけのタッチでゴールの中へ。まるで電車の路線変更機のようだ。2−2の同点!!
残り30秒、ラームがドリブルで持ち込み大きなワン・ツーから思い切りのいいシュートで3−2とリードを奪い取る!!
抜け目のないドイツは、当然ここから失点などしないための手を即座に打つ。FWを下げ、DFを入れる。
最終プレー。トルコは微妙な位置からのFKを手に入れるが、点にはならずタイムアップ。逆転劇の快進撃はここで終了した。
けど、ドイツの強さというのはどんな点なのだろう。
解説の岡田監督は「(これまでサッカーの歴史に結果を残している)勝者のメンタリティー」や「ゲルマン魂」というものがあると言っていたが…。
そいうものがギリギリの試合の結果を左右するのなら、挑戦者とされる国やチームは格上とされる相手にどんなメンタリティーで挑めばいいのだろう。
「世界をあっと言わせるサッカー」を目指している岡田監督は、ユーロに出る国々などより何枚も格下の日本はW杯にどういうメンタリティーで望めばいいのか、もう頭の中に描いているのか?と、ちょっと意地悪なことを思ってしまった。
そして世界に相対する前に、日本代表にはコンクリの壁ほどは硬度の高そうなW杯アジア最終予選が待っているのだけれど。
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