ベッカム効果はいかほどに

ベッカムが加入するロサンゼルスの公開トライアウトが10日からロサンゼルスで始まった。ベッカムの加入決定を受けて募集され、世界中から1000人以上が殺到。書類選考で絞り込まれた日本人を含む約800人が、挑戦した。（写真はトライアウトより）
まず１次でヤロップ監督らクラブのスタッフの目に留まった132人が合格。11対11の試合形式で行われる最終審査への参加が決まり、シャトールー（フランス2部）のフランス人FWローラン・メルラン（22）と米独立リーグ所属のポルトガル人MFルイ・フォルテス（24）が仮合格。1週間の体験入団のチャンスが与えられた。

ロサンゼルスのララス会長は「募集した時期はニュースがベッカム一色となっていたから、反応は国際的にも凄かった」「クラブを世界のブランドにしたい」と語っている。

アメリカでベッカムのMLSへの参加がどの程度報道されているのか知らないが、やはりある程度以上の注目がされているようだ。多額の移籍金のもとを取れるかどうか、単に経済的に考えるならいろいろな波及効果もみなければならないので、簡単には試算できないだろう。
ただ、ロサンゼルスの年間シートの売れ行きが好調であるし、このようなトライアウトから有望な選手が発掘されれば、ベッカムをチームが獲得した意味は出てくるのかもしれない。