真の無敵艦隊となれるか

  • レキ
    2008年06月29日 00:35 visibility132


前半に限ったこと。
ロシアの良かった時間は前半のほんの15分間くらいだったろうか。
観ているサッカーファンに「次あそこにパスを出して次クロスだね」というような素人読みがガンガン当たる攻めのシンプルなロシア。意外とその攻撃はスペインに効果的だった。


後半、ロシアが積極的になると、その間隙を縫ってスペインは得意の細かいパス、ダイレクトパスなど織り交ぜてくる。




後半5分、イニエスタからの速く低いゴールに向かうボールにシャビがゴール。
これ以降スペインはロシアに何もさせなかった。


選手交代という流れを変える手段も、ベンチ入り選手たちの力量の差が大きく、その結果ヒディンクよりもアラゴネスのほうが何倍も効果的になった。






特にセスクの動きがキレていて、アーセナルでやっているときのように彼の自由な発想のままの動きでピッチを舞っていた。彼は2アシストを決めるわけだが、それ以上にセスクが出てからスペイン選手全員の動きが変わった。ワンタッチパスが増え、球回しが速くなり、ポジショニングもよくなった。

そんなスペインにロシアはまったくついていくことができず、効果的なプレッシングも消えてしまった。ああなってしまっては策士ヒディンクにも手のうちようはなかった。


3−0、終わってみれば、初戦の対戦時よりもスペインが圧倒していた。
スペインの誤算は現在の得点王ビジャが試合中の怪我で決勝に出場できなくなってしまったことか。



決勝のドイツ戦、スペインがロシア戦のようにテンポのいいパス回しをできたなら勝利は自らの手にできるだろう。おそらくドイツのDF陣(特にCB)はスペインのテンポや創造性についてこられないだろう。今大会守備の面でもスペインは過去にない堅さをみせていて、後ろの不安も少ない。スペインには自信を持って攻めに行ってほしい。対イタリア戦のように互いに守備に重きをおく、じれた試合になったとき、ペースはドイツのものになる可能性が高いから。





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