
平成27年5月24日(日) イースタンリーグ巨人対西武(ひたちなか市民球場)
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舎人
2015年05月25日 04:13 visibility887
今日はひたちなかに来ています。とにかく暑い!午前中は高曇りだったのに、日差しがやたらと強くなってきました。これは日焼けしそうです。
先発ですが、巨人は阿南です。地方球場の阿南先発はやたらと試合スピードが速い印象がありますが、今日は遠出してきたので、今日もそのように願いたいものです。捕手は小林です。 今まではポスト阿部ということで一軍に常に帯同してきましたが、相川との兼ね合いがあり、ファームに回って来たのです。しかし、これは考えようによっては良い機会だと思います。今のうちに若手投手たちの球を数多く受けておくことは、きっと小林の将来の糧になると思います。少なくとも引き出しが増えると思う。そして歳の近い河野や鬼屋敷たちと研鑽することは、阿部たちベテランとは違う何かを小林に与えてくれる気がします。
今日は和田恋がスタメン落ち。最近元気が無かったので仕方ありません。それに対し金城は今日もスタメンです。金城あたりのベテランはスタメンで打席を与える起用よりも、コンディションを確かめる程度の出場でいいと思うんですけどねぇ。
西武
(6)外崎(8)熊代(5)林崎(7)森本(3)山川(9)駒月(4)永江(D)米野(2)中田(P)佐野
巨人
(4)大累(8)松本哲(9)金城(3)フランシスコ(5)岡本(D)坂口(2)小林(6)辻(7)高橋洸(P)阿南
一回表
外崎:カウント1-2からセカンド内野安打(S、B、F、外角変化球)
熊代:カウント1-0から投犠打(B、外角ストレート)
一死二塁
林崎:カウント1-2からセカンドゴロ進塁打(S、S、B、外角変化球)
二死三塁
森本:カウント1-0からライト前先制タイムリーヒット(B、外角スライダー)、0対1
二死一塁
山川:ストレートの四球(B、B、B、内角ストレート)
二死一二塁
駒月:カウント3-1から死球(B、B、S、B、インハイユニフォームをかする)
二死満塁
永江:カウント3-1から押し出し四球(Sw、B、B、B、インハイ)、0対2
米野:カウント2-1からセンター前タイムリーヒット(F、B、B、高めストレート)、0対4
→駒月はサードでタッチアウト
一回表終了
阿南は5月9日の高崎の試合でも西武相手に微妙な立ち上がりでしたが、今日はそれ以上に制球の定まらない悪い立ち上がりです。小林との息も全く合っていません。これは試合のスピードが速いどころではありませんね。
一回裏
大累:ストレートの四球(B、B、B、高めストレート)
松本哲の打席で大累が牽制に誘い出され一二塁間で挟殺死
松本:カウント2-2からサードエラー出塁(B、Sw、B、Sw、内角ストレート、林崎が弾く)
金城:カウント0-1からセカンドベースに当たるセカンド内野安打(S、外角ストレート)
一死一三塁
フランシスコ:カウント2-1からライトオーバータイムリー二塁打(B、B、S、高めに抜けたスライダー)、1対4
一死二三塁
岡本:カウント2-2からライト前タイムリーヒット(S、S、B、外角ストレート)、3対4
一死一塁
坂口:初球セカンドフライ(外角ストレート)
小林:カウント0-2からセカンドゴロ(S、S、外角スライダー)
岡本残塁、一回終了
初回から乱打戦です。大累は相変わらずのポカ。これでは犬より足が速くても犬より頭が悪いと思われてしまいます。
岡本はややつまり気味ながらライト前にヒット!勝負強さを見せました。昨日今日と連続猛打賞を期待したいと思います。
二回表、投手江柄子
中田:フルカウントから見逃し三振(S、S、B、B、B、外角ストレート)
外崎:カウント1-0からレフト前ヒット(B、外角ストレート)
熊代:カウント0-1からセカンドゴロ併殺打(S、外角ストレート)
二回表終了
阿南は早くも交代させられていました。今日の出来では仕方ないかもしれません。
二回裏
辻:カウント1-0からセンターフライ(B、内角ストレート)
高橋洸:カウント2-1からライト前ヒット(B、B、S、外角スライダー)
大累の打席で佐野がボーク
一死二塁
大累:フルカウントから四球(S、B、B、B、S、内角ストレート)
一死一二塁
松本哲:カウント2-2からレフトファールフライ(B、B、Sw、F、外角ストレート)
金城:カウント1-0からレフト前同点タイムリーヒット(B、低め変化球)、4対4
二死二三塁
フランシスコの打席で佐野が牽制悪送球
二死一三塁
フランシスコ:カウント2-2から空振り三振(B、B、S、F、アウトハイストレート)
二者残塁、二回終了
高橋洸は外角の変化球を右に押っつける素晴らしいヒットを打ちました。走るだけではないことを今日のスタメン抜擢で早速アピールしました。
三回表
林崎:カウント2-2からセンターフライ(S、B、B、S、F、F、低め変化球)
森本:フルカウントから見逃し三振(F、B、F、B、B、外角ストレート)
山川:カウント3-1から四球(B、F、B、B、外角ストレート)
駒月:空振り三球三振(S、Sw、外角ストレート)
山川残塁、三回表終了
江柄子は突然のリリーフだった割にはよく投げています。
三回裏
岡本:初球セカンドフライ(内角変化球)
坂口:フルカウントから空振り三振(B、S、F、B、F、F、B、F、F、外角ストレート)
小林:フルカウントから四球(Sw、B、Sw、F、B、B、アウトハイストレート)
辻:初球レフトフライ(内角変化球)
小林残塁、三回終了
四回表
永江:初球ショートライナー(内角ストレート)
米野:カウント0-1からサードライナー(S、外角ストレート)
中田:カウント2-2から見逃し三振(S、B、S、B、内角変化球)
三者凡退、四回表終了
初回のテンポの遅い試合展開に対して補正がかかったかのようにサクサク試合が進み始めました。
四回裏
高橋洸:カウント2-2から空振り三振(S、B、B、F、低め変化球)
大累:カウント2-2から空振り三振(B、B、S、S、低め変化球)
松本哲:フルカウントからセカンドフライ(S、B、F、B、F、B、低め変化球)
三者凡退、四回終了
佐野もようやく低めに球が集まり始めました。ますます試合展開が早くなってきています。
五回表
外崎:フルカウントから四球(S、S、B、F、F、B、B、F、外角ストレート)
熊代の打席で外崎が二盗死
熊代:カウント2-2から見逃し三振(F、B、B、F、外角ストレート)
林崎:カウント1-1からセカンドゴロ(S、B、外角ストレート)
五回表終了
小林が盗塁刺で江柄子を助けました。打つ方は二軍でも埋もれてしまう感じですが、スローイングはやはり凄い!どうやら間違いなく河野や鬼屋敷よりも上ですね。
五回裏
金城:カウント1-2からショートゴロ(S、B、F、低め変化球)
フランシスコ:フルカウントから空振り三振(B、F、B、B、F、F、内角ストレート)
岡本:カウント2-2からセンターフライ(B、B、S、F、F、外角ストレート)
三者凡退、五回終了
ケガから復帰後の岡本は少し前まではミート中心で、単打は出ても長打は出ない感じでしたが、今日の打撃からは長打が出る雰囲気もしてきました。力強いスイングです。ようやく本来の体調を取り戻して来たかな。本領発揮も近いかもしれません。
六回表、投手笠原
森本:初球ショートゴロ(外角ストレート)
山川:フルカウントから四球(S、B、B、Sw、B、F、高めストレート)
駒月:カウント0-1から死球(F、左手)
一死一二塁
永江:フルカウントから見逃し三振(B、B、F、B、F、F、インハイ)
一死満塁
米野:初球ショートゴロ併殺打(低め変化球)
三者残塁、六回表終了
笠原は不安定な投球でしたが、何とか西武の拙攻に救われた感じです。大累からの送球をめいいっぱい体を伸ばして捕球したフランシスコはガッツポーズをしていました。
六回裏、投手豊田
坂口:カウント1-2から見逃し三振(S、S、B、外角ストレート)
小林:カウント2-2から空振り三振(B、B、S、S、内角ストレート)
辻:カウント1-2からショートゴロ(B、S、F、外角ストレート)
三者凡退、六回終了
この回に西武が投入してきた豊田という投手はなかなかのものですね。社会人経由の遅咲きの投手のようですが、コントロールとキレ、テンポどれを取っても良いです。
七回表、投手土田
上本:フルカウントからファーストゴロ(B、F、B、B、S、内角ストレート)
外崎:フルカウントからセンター前ヒット(B、S、B、B、Sw、F、外角ストレート)
熊代:カウント2-1からサードゴロ(S、B、B、低め変化球)
→フランシスコがベースを踏まずにサード送球が逸れ悪送球
→岡本立ち上がれず
→外崎生還、4対5、西武勝ち越し
一死二塁
林崎:カウント1-1からセカンドゴロ(S、B、低めストレート)
田代:カウント2-2から見逃し三振(内角ストレート)
熊代残塁、七回表終了
その後、岡本は何とか立ち上がってサードの守備についていました。悪送球を犯したフランシスコは困ったようにずいぶん悄気ていました。大きな体でこの落ち込みようは、失礼ながら笑いを誘ってしまうものでした。そんな傷心のフラン君を恋君が声を掛けやさしく慰めていました。
七回裏、投手中崎
高橋洸:カウント2-2から投ゴロ
大累:カウント1-2からセカンドゴロ(外角ストレート)
松本哲:フルカウントから投ゴロ(高めストレート)
三者凡退、七回終了
八回表、投手宮國
山川:カウント1-1からショートゴロ(B、S、内角ストレート)
駒月:カウント1-1からバットを真っ二つに折られながらも岡本の後方に落ちるレフト前二塁打(F、B、内角ストレート)
永江:カウント2-0からレフトファールフライ(B、B、外角ストレート)
代打梅田:空振り三球三振(F、F、低めストレート)
駒月残塁、八回表終了
今年の宮國は本当に安定しています。キレが素晴らしいです。今後の一軍での起用方法を考えるべきですね。
八回裏
金城:見逃し三球三振(S、F、外角ストレート)
フランシスコ:カウント1-2から空振り三振(S、B、F、F、低め変化球)
岡本:カウント2-1からショートゴロ(B、B、S、内角ストレート)
三者凡退、八回終了
先ほど守備で心配された岡本ですが元気に打席に入っていました。
本日の入場者数2383名
九回表、投手メンドーサ
上本:カウント1-2からセンター前ヒット(S、S、B、F、高めストレート)
外崎の打席でメンドーサが牽制悪送球(フランシスコが後逸)
無死三塁
外崎:フルカウントから四球(B、S、B、B、F、内角ストレート)
無死一三塁
熊代:カウント1-1から犠打失敗から一転切り替えてライト前タイムリーヒット(B、F、真ん中ストレート)、4対6
無死一二塁
林崎:カウント0-2からライト前ヒット(F、F、外角ストレート)
無死満塁
田代:カウント2-0からセカンドゴロ(B、B、外角ストレート)
一死満塁
山川:カウント2-2から見逃し三振(B、S、S、B、外角ストレート)
駒月:カウント1-2からセカンドフライ(B、S、Sw、高めストレート)
三者残塁、九回表終了
メンドーサはフランシスコの拙い守備ですっかりおかしくなってしまった感じです。牽制悪送球も熊代のライト前ヒットも普通のファーストなら捕球できていたでしょう。でも傷口を広げなかったその後のメンドーサの投球は落ち着いたものでした。
九回裏、投手田中
代打和田恋:カウント1-0からセカンドゴロ(B、外角変化球)
小林:カウント1-2からサードゴロ(S、Sw、B、低め変化球)
辻:カウント2-2からセカンドフライ(B、F、B、F、内角変化球)
三者凡退、試合終了、4対6で西武の勝利
勝ち投手豊田、セーブ田中、負け投手土田
試合の総括ですが、何だか点の取り合いだったような気もしますが、あっさりとしていたような気もする不思議な印象の試合でした。
投手の阿南はここ数年でワーストの出来でした。先頭の外崎に打ち取った当りのセカンドゴロをヒットにされておかしくなり始めました。さらに森本に出会い頭のようなタイムリーです。ここから慎重になりすぎたのか、自分の投球のクセを気取られていると気にしているのか、やたらと過敏な投球を始め制球が定まらなくなります。コントロールが信条の阿南がストレートのフォアボールを出したことなんて記憶がありません。小林がマウンドに言って、色々と話をしていましたが、それでも阿南の投球は変わることがありませんでした。結局、初回の投球だけで阿南は降板。29球のうち、実に18球がボール球だったのです。よく4点で終わったとすら思いました。5月9日の高崎の試合でも悪かったですが、どうも西武打線に対して悪いイメージを植え付けられている感じです。
二番手以降の投手も良かったといえるのは江柄子と宮國の2人だけで、笠原も土田もメンドーサも、あまり良い投球をしていたとは思いませんでした。特に負け投手になった土田は、今年見るたびにイマイチでピリッとしません。なんだか不貞腐れたような、だるそうな投球です。昨年までの躍動感を取り戻さないと、一軍に再昇格は厳しいと思いました。それに対し江柄子は何時見てもまずまず次第点というか安定感のある投球をしてくれます。凄いという感じはしないのですが、いつでもどんな時でも75点から80点の投球をしてくれる感じです。宮國はさらに良い投球をしてました。球威があり、球にキレがあります。そろそろ先発で調整させた方がいい気がします。この状態を続けられるなら二軍に置いておくのはもったいない限りです。
打線は二回までに5安打を放ち4点を奪ったものの、三回以降はノーヒットと印象の薄いものでした。金城はセカンドベースに当たる内野安打とレフト前のタイムリーヒットを放ちました。最初の内野安打はベースに当たらなくてもセンターに抜けるヒットだったと思います。タイムリーとなったレフト前も、低めの変化球を上手く拾った技ありのものです。いつ一軍に呼び戻されても準備万端といった感じです。
岡本は一死二三塁の好機で殊勲のタイムリーヒットを放ちました。やや差し込まれ気味に打つのが岡本の特長です。一瞬、振り遅れかと思ったものの、内側から鋭くバットが出て逆方向に弾き返していました。五回のセンターフライはそれとは逆に真ん中外寄りのストレートを強引に引っ張っていました。やや芯を外れ失速しましたが、角度の良い打球が飛ぶようになっています。ケガから復帰して以降、少し体のことが慎重になっていたのかどうも思い切りが欠けている感がありましたが、ようやく三月の頃の思い切りの良さが戻って来たような気がしました。
スタメンに抜擢された高橋洸がナイスヒットを放ちました。外角球を右に持って行くのは元々高橋の得意技です。しかし、なかなか公式戦でチャンスを与えられることが無かったので、今日のヒットは貴重ですし、うれしかったと思います。代走としてはイースタン巨人の顔になりつつあります。二軍の鈴木尚なのです。この武器をとことん磨いて生き残りをかけて欲しいと思います。
フランシスコは見ていて本当に楽しい選手です、初回のタイムリー二塁打は大きな体をユサユサ揺らしながらセカンドまで激走したのですが、アウトになっちゃいけないとばかり焦る焦る。まるでドリフのコントで高木ブーにかけっこをさせているような印象です。その後も併殺を完成させればガッツポーズで喜ぶし、エラーやミスを連発すればスタンドから分かるほど悄気て落ち込んでいます。何だか憎めないと言うか愛すべきキャラクターです。何度も言いますが守備走塁はダメでも、打つのは一流の選手です。一軍で常時スタメンで起用したら本塁打を30本以上楽に放ちそうな気がします。そして陽気なムードメーカーです。なんとかしてこの強烈な個性を生かす方法を考えてあげて欲しいものです。DH制のないセ・リーグには向かない選手ですって!?それならセ・リーグもDH制を導入すればいい!ナベツネさん、球団のため最後の奉仕だと思って球界を動かしてもらえませんかねぇ・・
次の観戦予定は未定ですが、球場に行けなくても健全板でG+の視聴実況をしようと思っています。それではまた!
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