
平成27年7月11日(土) イースタンリーグ巨人対西武(ジャイアンツ球場) 動画付き!
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舎人
2015年07月11日 23:58 visibility918
約3週間ぶりの球場観戦です。梅雨の間の晴れ間は雲一つ無い日本晴れです。日差しがきついのなんの。容赦ありません。いつもは鬱陶しい風が適度にあるのが救いです。
それにしても今日の先発バッテリーの大竹-実松は悲しいですね。寄りによって(=_=)
今日の注目は橋本の調子がどの程度上がっているかと、辻、和田恋、岡本の成長の確認です。特に岡本は最近上り調子なので、公式戦初本塁打を期待したいと思います。風はややビハインドですが、特に問題ないでしょう。私には郭の高めストレートを左中間スタンドに打ち込む姿が見えています。現実のものとなるようにみんなで期待しましょう!
西武
(4)水口(6)山田(9)大崎(5)山川(7)坂田(8)駒月(D)戸川(3)梅田(2)中田(P)郭俊鱗
巨人
(8)橋本(9)隠善(6)辻(4)和田恋(5)岡本(D)アンダーソン(3)北(7)横川(2)実松(P)大竹
一回表
水口:初球センター前ヒット(真ん中136キロ)
山田:空振り三球三振(136キロS、136キロF、低め124キロ)
大崎の打席で水口が二盗&暴投
一死三塁
大崎:カウント2-2からファーストゴロ(123キロS、128キロB、139キロF、129キロB、外角132キロ)→水口が突入するも本塁タッチアウト
二死一塁
山川:カウント1-1からセンター前ヒット(126キロS、138キロB、外角141キロ)
二死一二塁
坂田:カウント1-1から止めたバットに当たるサードゴロ(141キロB、108キロS、外角132キロ)
二者残塁、一回表終了
大竹は要所要所抑えるピッチングながらストライクゾーンの内側に球が集まり過ぎている感じです。
一回裏
橋本:カウント1-2から空振り三振(136キロS、142キロS、140キロB、146キロF、インロー131キロ)
隠善:カウント1-1からセカンドゴロ(144キロB、140キロS、内角144キロ)
辻:カウント2-2からレフトフライ(144キロS、131キロB、145キロS、141キロB、低め132キロ)
三者凡退、一回終了
郭は抜群の球威で三者凡退に抑えました。
二回表
駒月:カウント1-1からセンター前ヒット(105キロS、130キロB、真ん中127キロ)
戸川の打席で暴投
無死二塁
戸川:カウント2-1からセカンドゴロ進塁打(138キロB、138キロS、111キロB、高め108キロ)
一死三塁
梅田:カウント1-0からファーストライナー(140キロB、アウトハイ125キロ、北よく反応する)
中田:カウント1-2から空振り三振(137キロS、141キロB、142キロF、124キロF、130キロF、低め132キロ)
駒月残塁、二回表終了
大竹はこの回も危なっかしい投球です。北の好守備がなければどうなっていたか。それにしてもファーストの背番号66は大二郎を思い出させますね。
二回裏
和田恋:カウント1-2から空振り三振(126キロB、130キロSw、130キロF、147キロF、低め129キロ)
岡本:カウント0-1からやや詰まったセンター前ヒット(F、真ん中内より118キロ)
アンダーソン:カウント0-1からレフト前ヒット(146キロS、インハイ144キロ)
無死一二塁
北:初球投ゴロ併殺打(外角138キロ)
二回終了
岡本はやや内角の変化球をヒットにしました。やや詰まったものでしたが、バットの出方が良いのでヒットになったのだと思います。
三回表
水口:カウント0-1からライト前ヒット(107キロS、真ん中117キロ)
山田:初球投犠打(低め124キロ)
一死二塁
大崎:カウント1-0からセンターフライ(137キロB、高め123キロ)
山川:カウント0-2からユニフォームをかする死球(140キロS、140キロF、142キロ)
二死一二塁
坂田:カウント2-0から左中間先制タイムリー二塁打(125キロB、138キロB、高め129キロ)、0対1
二死二三塁
駒月:初球サードゴロ(低め139キロ、岡本ダッシュしてジャンピングスローのナイスプレー!)
二者残塁、三回表終了
大竹毎回先頭バッターの出塁を許していたらこうなります。
三回裏
横川:カウント0-2からセンターフライ(131キロSw、130キロSw、130キロF、真ん中内より144キロ)
実松:初球セカンドゴロ(真ん中139キロ)
橋本:カウント1-2からセカンドゴロ(132キロB、145キロS、144キロF、内角120キロ)
三者凡退、三回終了
郭は決してコントロールが良いとは思わないのですが、追い込むと意表を突くように素晴らしく制球された球が来る感じです。これは手強い!
四回表
戸川:カウント1-2から投ゴロ(109キロB、126キロS、130キロF、外角141キロ)
梅田:カウント2-0からショートゴロ(127キロB、129キロB、外角142キロ、辻広い守備範囲のナイスプレー!)
中田:カウント1-2から空振り三振(126キロS、130キロS、B、内角143キロ)
三者凡退、四回表終了
先頭バッターさえ抑えればリズムに乗った投球ができます。次の回も同じように願いたいと思います。
四回裏
隠善:カウント1-2から詰まったセンター前ヒット(140キロS、145キロB、129キロF、147キロF、低め119キロ)
辻の打席で隠善が二盗
無死二塁
辻:カウント1-2からスリーバント失敗の空振り三振(136キロF、138キロF、138キロF、128キロB、高め144キロ)
和田恋:フルカウントから空振り三振(130キロF、140キロB、145キロB、132キロSw、146キロB、低め132キロ)
岡本:フルカウントから空振り三振(146キロB、130キロB、130キロSw、129キロF、129キロF、145キロB、アウトハイ130キロ)
隠善残塁、四回終了
郭と岡本の対決は見応えがありました。岡本は討ち取られましたが、スラッガーとしての雰囲気を感じます。郭も投げにくそうにしていました。
五回表
水口:カウント1-1からセカンドゴロ(122キロB、126キロS、外角115キロ、和田ダッシュのナイスプレー!)
山田:カウント0-1からセンター前ヒット(122キロS、真ん中138キロ)
大崎:初球投ゴロ併殺打(外角139キロ、和田流れるようなセカンド守備!)
五回表終了
和田恋のセカンド守備は横の動きはまだまだながら縦の動きはかなり上手くなってきた感じです。
五回裏
アンダーソン:カウント2-1からライトファールフライ(128キロS、138キロB、145キロB、144キロB、内角変化球)
北:カウント1-2から空振り三振(142キロS、144キロB、140キロF、内角145キロ)
横川:フルカウントから四球(131キロS、127キロB、140キロB、141キロS、144キロB、低め132キロ)
実松:カウント0-1からセカンドゴロ(143キロS、真ん中128キロ)
横川残塁、五回終了
この回も郭の大胆に内角を突く投球を打ちあぐねています。特に今日の実松からは生気が感じられない。
五回表
山川:カウント2-2からショート内野安打(120キロS、128キロF、130キロB、140キロB、外角127キロ)
坂田:初球センター前ヒット(真ん中141キロ)
無死一二塁
駒月:フルカウントからサードゴロ併殺打(125キロB、136キロF、125キロF、132キロB、126キロF、133キロB、127キロF、132キロF、低め106キロ)
二死二塁
戸川:カウント2-2から空振り三振(128キロS、127キロB、143キロB、低め129キロ)
セカンドランナー残塁、六回表終了
先月見た試合もそうだけど西武は拙攻が多い!大竹はそれに助けられた感じです。
六回裏
橋本:フルカウントから四球(125キロSw、138キロB、142キロB、142キロS、143キロB、内角140キロ)
隠善:カウント0-1からファーストゴロ併殺打(137キロS、外角137キロ)
辻:カウント2-2からレフトファールフライ(144キロB、145キロSw、144キロS、130キロB、外角146キロ)
六回終了
郭は少し疲れが見え始めていただけに隠善の併殺は痛かったですね。強烈なゴロでしたが梅田の守備に阻まれました。
七回表
戸川:カウント1-2からセンター前ヒット(B、126キロS、127キロSw、高め133キロ)
梅田:初球投ゴロ(低め121キロ)
投手交代大竹→戸根
一死二塁
中田:カウント0-1からファーストゴロ進塁打(122キロS、外角140キロ)
二死三塁
森本:カウント1-2から見逃し三振(122キロS、143キロB、142キロF、内角140キロ)
戸川残塁、七回表終了
大竹が途中で降板して一軍に落とされた戸根が登板しました。大胆さと自信にみなぎるなんともふてぶてしい投球でした。
七回裏、ファースト森本、大崎→ライト石川、梅田→ショート林崎
和田恋:カウント1-0からセンターオーバー同点本塁打!(144キロB、高め133キロ)、1対1
岡本:カウント0-1からファーストゴロ(139キロS、外角138キロ)
アンダーソン:カウント0-1からセカンドゴロ(132キロS、外角138キロ)
北:カウント1-2からファーストゴロ(146キロB、132キロSw、133キロF、148キロF、外角130キロ)
七回終了
和田恋の同点本塁打が飛び出しました!バックスクリーンの右側です。広角に本塁打が打てるのは何とも素晴らしい!
八回表、投手笠原、実松→捕手河野
石川:カウント2-1からライト前ヒット(142キロB、139キロF、131キロB、高め144キロ)
山川:カウント2-1からセンター前ヒット(112キロB、118キロB、142キロS、真ん中142キロ)
無死一三塁
坂田:カウント1-0からライト勝ち越し犠飛(133キロB、低め131キロ)、1対2
一死一塁
駒月の打席で山川が二盗死
駒月:フルカウントから四球(B、132キロS、144キロB、143キロF、131キロB、高め変化球)
戸川:カウント1-2から空振り三振(S、B、130キロF、低め118キロ)
駒月残塁、八回表終了
山川のヒットはペースカバーに入ろうとした和田の逆を突いたもので本来の打球のコースからいったらセカンドゴロ併殺打でした。
八回裏、投手岩尾、センター熊代、レフト駒月
横川:ストレートの四球(141キロB、135キロB、135キロB、低め125キロ)→代走大累
河野の打席で大累が二盗死
河野:カウント2-1からレフトフライ(138キロS、B、135キロB、外角139キロ)
橋本:初球ファーストゴロ(外角128キロ)
八回終了
なんとも勿体無い攻撃!大累の走塁は強引過ぎたし、何のアシストもしない河野にもがっかり。
九回表、投手土田、レフト大累
林崎:カウント2-2から当たり損ないのファーストゴロ(130キロB、131キロB、140キロS、139キロF、真ん中外寄り132キロ)
代打上本:カウント2-2からセンター前ヒット(142キロB、136キロSw、144キロS、138キロF、145キロF、137キロB、真ん中内より146キロ)
水口:カウント0-1から投犠打(135キロS、真ん中143キロ)
二死二塁
森本:カウント1-2からライト前ヒット(131キロS、133キロB、132キロSw、外角134キロ)
二死一三塁
石川:初球レフト前タイムリーヒット(内角136キロ)、1対3
二死一二塁
山川:空振り三球三振(143キロS、146キロF、低め133キロ)
二者残塁、九回表終了
実に痛い失点です。西武の放ったヒットは全て詰まった感じのもので、会心の当たりではなかったのです。
九回裏、投手ミゲル
隠善:カウント0-2からサードゴロ(127キロF、148キロS、外角150キロ)
辻:カウント2-2からセンター前ヒット(138キロF、149キロS、144キロF、151キロB、143キロF、132キロF、149キロB、真ん中低め149キロ)
和田恋:カウント2-2から空振り三振(129キロS、131キロB、127キロB、141キロSw、真ん中133キロ)
岡本:カウント1-2から見逃し三振(133キロF、146キロF、138キロB、内角133キロ)
辻残塁、試合終了、1対3で西武の勝利
勝ち投手郭、セーブミゲル、負け投手笠原
辻が粘って出塁しましたが、最後は和田岡本の連続三振で試合終了です。ミゲルの球は適度に荒れていたので狙い球を絞れなかった感じでした。
試合の総括ですが、先発の大竹は再三先頭バッターの出塁を許す不本意な投球だったと思います。失点は1ながら、実際はそれ以上内容は悪かった感じ。どうも制球が甘く、狭いストライクゾーンで打者と勝負していました。甘い高めの球をヒットされ、そこから手探りで活路を見いだすような投球に終始していたような感じでした。球威も感じませんでしたし、これでは一軍復帰は厳しく感じます。もう少し打者と厳しい勝負ができるようになるまで下で調整をした方がいいでしょう。
戸根は今日登板した巨人の投手で唯一失点しなかったのですが、一軍で投げてきた自信そのままの素晴らしい投球を見せてくれました。大胆さとふてぶてしさは、まるでロッテ時代の河本のようです。少しリフレッシュすれば、一軍に戻しても大丈夫でしょう。
失点をした笠原と土田ですが、2人とも不運な当たりが重なったもので、それほど酷い内容の投球ではありません。しかし、タイトな場面をさらりと切り抜けられる胆力は今後もっともっと養わなければいけませんね。
打線は相手の投手が素晴らしかったこともあり苦戦していました。それでも辻、和田、岡本の若手クリーンナップに1本づつながらヒットが出たのが収穫です。和田の本塁打は素晴らしいの一言で、外角高めのスライダーをコースに逆らわずに振り抜くと、打球はぐんぐん伸びてセンターバックスクリーンの右側のネットに突き刺さったのでした。右バッターがこの方向に本塁打するのは珍しいことです。まるで往年の落合さんのよう。これは一軍昇格に猛アピールです。これで7号ですが、私の期待したシーズン二桁本塁打も見えてきました。これは一軍昇格に猛アピールです。しかし、セカンドの守備はまだまだで、どう取り繕っても一軍レベルには程遠いと思います。本来はファーストサードの選手です。だから打てるかどうかに価値基準がある厳しい立場の選手だと思います。もしも巨人が和田を将来の主軸にして売り出すつもりなら、打撃も守備も相当我慢しないといけないと思います。その価値はあると思いますが、その余裕が今の巨人にはあるのかが気になるところ。現時点では中井の方がサードもセカンドもはるかに守備は上手いでしょう。その中井に我慢できない現在の一軍首脳陣やファンが、和田の守備に我慢できるとは思えない。まぁ昨年まではどんな選手になるかさえ定かでは無かった選手が、一軍昇格を見据えた話が出きるようになっただけでも凄いことかもしれません。
和田恋 センターオーバー同点本塁打!2015-07-11 ←New
岡本はヒット一本だけでしたが、振りは鋭かったですし調子が上向いていることを感じました。今日のヒットは踏み込んでバットの根っこで拾ったような当りでしたが、こういったヒットを以前にも何度か見ているので、あながち偶然の結果とは思えません。意外な小技を隠し持っているのです。しかし、こういった、小細工はどこかで徒にある可能性を感じます。どんな打者を目指しているかを見据えながら、打席に入って欲しい。サードの守備は以前より更に成長しています。
岡本和真 センター前ヒット!2015-07-11 ←New
辻も渋いヒットを放ち意地を見せました。ただ、どうもイマイチ活躍が地味なのが物足りなく感じます。打撃でやたらと三塁側へのファールが多く、振り遅れたスイングが目立ちます。これはルーキーの頃から変わらない点です。今日のヒットのように150キロ級のストレートでも対応できるのだから、140キロ台のストレートを振り遅れてばかりというのは、技術的なこと以外に、何か別の理由があると思う。もしかしたら意識の問題が絡んでおり、変化球に崩されることを極端に恐れているのかもしれません。いずれにしても早く一皮向けて欲しい。守備は堅実で間違いなく一軍レベルながら、打撃面のインパクトの強さでは和田に完全に抜かれてしまった。
辻東倫 センター前ヒット!2015-07-11 ←New
最後に橋本ですが、いたのかいなかったのか分からないほど印象が薄かった感じです。立岡が一軍で結果を残ししっかりと足場を固めているのをに比較すると忸怩たる思いがしてきます。すでに橋本にとっての二軍は修練の場所ではなく調整の場所だと思います。だから復調さえすれば一軍のメンバーに加えるべき。もちろん一軍の戦力の都合で二軍に置かれているのならば仕方ない。しかし、それならばなぜ橋本よりも松本哲が一軍にいるか。おそらくそれは一軍の首脳陣にとって松本の方がコマとしての使い易さを認められているからではないかと思います。私は今まで長いことファームの試合を見てきた限り、松本はおろか立岡よりも橋本の方が打者としての資質は優れていると思います。しかし、一軍での打席を見ると立岡や松本の方が橋本よりもはるかにがむしゃらさを感じるし、打席での執着心を感じるのです。それに比べ、どうも橋本は生え抜きのおっとりさを感じる。もしかしたらそのあたりが一軍に呼ばれない原因かもしれません。
まぁ原監督たちには言いたいことだらけですが、不満だけで物事を終わらせてしまっては何も先に進めません。それにいつまでもこんな時代は続かないでしょう。どうなるかは分かりませんが、次の時代に生き残るために、選手たちは日々必死に自分の課題に取り組んで行って欲しいと思います。次の観戦は水曜日の交流戦か再来週のどこかですね。また次回も乞うご期待!
おまけ
西武の先発投手がなかなか良かったのでアップしてみました。
郭俊鱗 奪三振 2015-07-11 ←New
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