日曜日の試合で実は高橋洸も二軍公式戦初打席初ヒットを打っていた!プロとしての体が出来つつある2年目大型内野手

  • 舎人
    2013年03月19日 06:45 visibility1432





































日曜日の試合の話の続きです。今日は2年目の内野手高橋洸についてです。キャンプの頃、BANBABANさんとやり取りしていたメッセージにこんな会話がありました。

「(前略)あと、高橋の身体の大きさにビックリ。守備もソコソコやれそうでした。今年のファームのサードレギュラー目指せるかもしれませんよ ・・・」

BANBABANさんは宮崎までキャンプを見に行っていて、その時の感想を色々と寄せてくれていたのです。ところが、そのころ野球モードに復帰したばかりの私は、こともあろうか高橋のことをすっかり忘れていて、ルーキーの坂口のことだと勘違いをしてしまいました。元大阪爺さんが昨年のルーキー回顧で、高橋について最も印象の薄かったルーキーだと感想を話されていますが、それは私も同様で、非力で、なんだか支配下入団の選手にしてはあまりに頼りない印象しか残っていませんでした。そのために体の大きいサードと聞いて、坂口のことかと勘違いをしてしまったのです。間違いを指摘されて、それは楽しみと教育リーグで成長した姿を確認するのを待っていました。

高橋は昨年イースタンリーグで3試合、非公式戦で48試合の計51試合に出場しています。イースタンで出場した3試合とは2試合が代走で1試合が守備に1イニングついただけのもので、打席に入ることはありませんでした。プロとしての初ヒットは昨年の3月8日の教育リーグのことですが、これは当たり損ないのゴロを足で稼いだヒットのようでした。その後、私はプロアマ交流戦などで何度か高橋を見る事がありましたが、打撃に関しては差し込まれたような当りが目立ち、目撃したヒットもどん詰まりのポテンヒットのようなものでした。守備に関しては特に印象がなく、可もなく不可もなくといったところ。走塁のみ、ややセンスを感じた程度でした。実際に昨年の成績を調べてみると、打撃に関してプロアマ交流戦以外では、ほとんど結果が出ていません。アマ相手には打率が.212ですが、それを除くと40打数5安打で打率.125という酷いものになってしまいます。

高橋洸2012年打撃成績
イースタン
03試合 00打数00安打 0打点 0盗塁 打率.000
春季教育リーグ
03試合 01打数01安打 0打点 0盗塁 打率1.000
第二二軍
19試合 52打数11安打 1打点 1盗塁 打率.212
フュチャーズ
12試合 32打数03安打 1打点 1盗塁 打率.094
フェニックスリーグ
14試合 07打数01安打 0打点 0盗塁 打率.143
51試合 92打数16安打 2打点 2盗塁 打率.174

仮にも育成ではなく本ドラフトの方で指名された選手です。一説によると日ハムに2位指名された松本剛を巨人は当初狙っていたものの叶わず、元々投手で野手としての実績はほとんどないながら素材的には松本に劣らない高橋の将来性を買って指名をしたのだとか。走攻守揃ったアスリート型の内野手に化けてくれたらという願いがあったのでしょう。しかし、昨年に限って言えばその評価に応えることは出来ませんでした。それというのも高橋の昨年一年間はケガとの戦いの日々だったようです。月刊Gの記事によると、春のキャンプで太ももを肉離れしたことに始まり、腰、肩、また腰、そして、シーズン終盤に右人差し指の突き指と、10月までに満足に野球が出来たのは1か月か2か月くらいだったとか。さらに良くないスイングをしていたために肩甲骨の付近の肩周りも痛めてしまったとも言っています。要するに、野手に転向して間もない高橋は、本格的に野手としての体力が出来ていないままにプロ入りしてしまい、基礎体力がない状態でプロとしてのプレーをしたために故障を繰り返してしまったのではないかと思います。本当にやるべきことはケガをしないための体作りだったということでしょう。それが、1年経って、ずいぶん逞しくなり、体がプロとしてのプレーに耐えられるようになりつつあるのではないかと思います。BANBABANさんの話の通り確かに一回り体が大きくなった気がします。特に下半身がずっしりと大きく安定感のあるものに変わった感じです。今シーズンは依然として二軍でも控えの段階ですが、近いうちに二軍でもスタメンで名前を連ねる日が来ることと思います。

日曜日の試合で高橋は途中出場だったものの、七回に回って来た打席で見事センター前にヒットを放ちました。昨年はオープンスタンスに構えていましたが、スクウェアになっています。その成果なのか今年は打球が昨年よりも力強いものに変わっています。実はこの打席、高橋にとってイースタンリーグで与えられた初打席だったのです。そこでのヒットということですから昨日話した辻と同じく、二軍の公式戦初打席初ヒットだったということになります。色々と苦労をした高橋でしたが、辻という同じ内野手の後輩の入団によって、さらなる自覚が生まれたのかもしれません。いつか高橋・辻のTTコンビが巨人の二遊間を守っている日が来るかもしれません。

高橋洸 センター前ヒット!(二軍公式戦初打席初ヒット)2013年3月17日 ← New
巨人高橋洸成長を感じさせるタイムリーヒット!(2013年3月9日教育リーグ 茶柱さんup) 

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