平成28年8月26日(金)プロ独立リーグ交流戦 武蔵ヒートベアーズ対巨人(熊谷市野球場)なぜか素直に喜べないガブリエルの好投とアブレイユの本塁打

  • 舎人
    2016年09月06日 03:31 visibility1209

























今日は熊谷の三軍戦を見に来ています。さすが日本でも屈指の暑さの里だけに、球場の周りは目眩がするほどの熱気でした。ようやく日も陰って来たので快適なナイター観戦になることでしょう。

ここは6月1日以来なのですが、その時はガルシアが来日したばかりで素晴らしいパフォーマンスを発揮していました。しかし、その期待のガルシアはいなくなり、今日の先発は期待をほとんどしていないガブリエル。何があったか知りませんが、やるせない思いになってきますね(-.-;)

巨人
(8)立岡(5)高橋洸(9)青山(D)アブレイユ(7)北之園(4)和田恋(2)宇佐見(3)芳川(6)川相(P)ガブリエル
武蔵ヒートベアーズ
(8)山川(6)熊谷(3)ムニョス(D)角(7)関口(9)白井(4)中川(2)西脇(5)竹澤(P)戸谷

一回表
立岡:カウント1-2から空振り三振(S、B、S、低め変化球)
高橋洸:フルカウントからセンター前ヒット(B、F、F、B、B、外角カットボール)
青山の打席で北之園が牽制死
青山:カウント2-2から見逃し三振(S、B、B、F、F、外角変化球)
一回表終了

北之園が外角の微妙に変化する球を捉えてセンター前のクリーンヒットで出塁しました。

相手の戸谷という投手はコントロールと変化球のキレが素晴らしいですね。


























一回裏
山川:カウント0-1からサードライナー(S、外角変化球、高橋洸良い反応)
熊谷:カウント1-0からサードゴロ(B、真ん中ストレート)
ムニョス:カウント0-1からセカンドゴロ(S、外角ストレート)
三者凡退、一回終了

なんだかガブリエルは良いのか悪いのか分からないまま、あっという間に三者凡退で投げ終えてしまいました。

二回表
アブレイユ:カウント2-0から右中間先制本塁打!(B、B、真ん中やや内よりストレート)、1対0
北之園:空振り三球三振(F、S、低め変化球)
和田恋:カウント2-1からサードゴロ(Sw、B、B、高め変化球)
宇佐見:初球レフトフライ(外角変化球)
二回表終了

アブレイユが豪快な本塁打で先制です。真ん中付近に甘いストレートが入って来たところを見逃しませんでした。


























二回裏
角:カウント1-0からセカンドゴロ(B、外角変化球)
関口:カウント0-1から投ゴロ(F、高めストレート)
白井:カウント1-0からライトフライ(B、真ん中変化球)
三者凡退、二回終了

ガブリエルはこの回もあっという間に三者凡退です。相手が打ち損じているだけのような気がしないでもないのですが、結果は上々です。

三回表
芳川:初球セカンドゴロ(内角ストレート)
川相:空振り三球三振(S、F、外角ストレート)
立岡:カウント1-2から空振り三振(Sw、Sw、B、低め変化球)
三者凡退、三回表終了

巨人も三者凡退、1点を取られたとはいえ戸谷の投球は冴えています。

それにしても立岡はどうしたのだろう。全く球が見えていない感じ。第一打席と同じ討ち取られ方をしている。


























三回裏
中川:カウント0-2からショートゴロ(S、S、インハイ変化球)
西脇:カウント1-2から空振り三振(B、S、F、F、真ん中変化球カーブ)
竹澤:カウント0-1からセカンドゴロ(S、真ん中変化球)
三者凡退、三回終了

ガブリエルはこの回もまた無難に抑えたのですが、どうも素晴らしいとは思えない。

四回表
高橋洸:カウント0-1からライトフライ(S、外角変化球)
青山:カウント0-2からショートエラー出塁(S、S、外角変化球、相手ショートが弾く)
アブレイユ:カウント0-1からショートゴロ併殺打(Sw、真ん中変化球)
四回表終了

青山の当たりを熊谷というショートがエラーをしましたが、アブレイユの難しい打球を踏ん張って処理し、ナイス汚名返上です!

四回裏
山川:カウント0-1からセカンドゴロ(S、真ん中変化球)
熊谷:カウント1-1からセカンドゴロ(B、F、外角変化球)
ムニョス:カウント2-2からレフトフライ(S、B、B、F、内角変化球)
三者凡退、四回終了

ガブリエルは以前パーフェクトです。相手が淡白な攻撃を続けていることもありますが、今のところ全く危なげがありません。

五回表
北之園:フルカウントから四球(B、S、F、B、F、B、外角変化球)
和田恋:カウント0-1から捕ゴロ犠打失敗(Sw、高めストレート)
宇佐見:カウント1-2からレフトフライ(F、B、F、低め変化球)
芳川:カウント1-2から見逃し三振(B、S、F、内角ストレート)
和田残塁、五回表終了

北之園の6球目はどうもストライク気味でしたが、上手く見極めて四球で出塁につなげました。

五回裏
角:初球後1メートルで本塁打の大きなライト(真ん中変化球)
関口:カウント1-2から見逃し三振(S、B、F、外角ストレート)
白井:カウント2-2から空振り三振(S、B、S、B、低め変化球)
三者凡退、五回終了

ガブリエルは角にヒヤリとする当たりを打たれましたが、この回も三者凡退。依然としてパーフェクトです。以前より確実に制球が良くなっていると思われますが、今日は審判との相性が良いという理由もあるかもしれません。

回と回の合間、隙あればと言わんばかりにダンスパフォーマンスが続きます。私に娘がいたら野球なんか見に行かずに、娘の追っかけばかりしていたかもしれませんね。


















































六回表
川相:カウント1-1から後少しでスタンドインの大きなレフトフライ(B、S、低め変化球)
立岡:初球左中間にもう少しで抜けそうなライトフライ(真ん中変化球)
高橋洸:カウント1-0から強烈な投ゴロ(B、真ん中ストレート)
三者凡退、六回表終了

惜しい当たりが続きました。立岡は同じ攻めを続けられたので狙っていましたね。

六回裏
中川:初球ショートゴロ(内角変化球)
西脇:カウント0-1からショートゴロ(S、内角ストレート)
竹澤:カウント1-2からライト前ヒット(B、F、B、S、F、低め変化球)
山川:カウント1-2から見逃し三振(S、B、Sw、外角ストレート)
竹澤残塁、六回終了

ガブリエルは初ヒットを打たれましたが、この回も安定した投球です。しかし、牽制はやはりあまり上手くない感じです。

七回表
青山:初球レフト線二塁打(内角ストレート)
アブレイユ:フルカウントからレフトオーバータイムリー二塁打!(S、B、B、Sw、B、高めストレート)、2対0
北之園:初球投犠打(外角ストレート)
一死三塁
和田恋:フルカウントから空振り三振(B、Sw、Sw、B、B、低め変化球)
宇佐見:カウント1-2から空振り三振(B、F、Sw、低め変化球)
アブレイユ残塁、七回表終了

アブレイユが高めの甘い球を叩いてタイムリーです。戸谷は他のバッターには見下ろすかのような投球ですが、アブレイユ1人に投げにくそうにしています。


























七回裏
熊谷:カウント1-2からファーストゴロ(F、S、F、B、外角変化球)
ムニョス:カウント2-1からファーストゴロ(B、F、B、外角変化球)
角:カウント1-1からサードフライ(B、S、内角ストレート)
三者凡退、七回終了

ガブリエルはこの回も球数少なく好投です。ただこのナイスピッチングはどうも脇谷の本塁打のような複雑な思いになりますね(>_<)

八回表、投手村田
芳川:初球センターライナー(低めストレート)
川相:カウント1-2から空振り三振(S、Sw、B、低め変化球)
立岡:カウント2-2から空振り三振(S、B、Sw、B、インローストレート)
三者凡退、八回終了

立岡はまたもや三振に倒れてしまいました。最後の球は逆球のストレートでした。


























八回裏、芳川→ファースト松崎
関口:初球ライト線二塁打(内角ストレート)
代打伊藤:カウント1-2からライトフライ(S、B、F、高め変化球)
代打鈴木:カウント2-2からライト前ヒット(B、Sw、Sw、F、B、内角変化球)
二死一三塁
西脇:見逃し三球三振(F、Sw、外角ストレート)
竹澤:カウント1-2からセンター前タイムリーヒット(Sw、B、F、真ん中内よりストレート)、2対1
投手交代ガブリエル→メンドーサ
二死一二塁
山川:カウント2-1からレフトフライ(Sw、B、B、内角変化球)
二者残塁、八回終了

好投を続けてきたガブリエルでしたが、ついに1点を取られ降板しました。竹澤というバッターはこの試合のチーム初ヒットも打っていましたが、なかなかバットコントロールが良い感じです。

九回表、投手永田
高橋洸:カウント1-2からレフト前ヒット(S、Sw、B、外角ストレート)
青山の3球目高橋洸が二盗も青山のバットが送球の妨げになり、高橋は戻されカウント2-1から再開
青山:カウント2-1から投犠打(B、B、S、外角ストレート)
一死二塁
アブレイユ:敬遠気味のストレートの四球(B、B、B、外角ストレート)
一死一二塁
北之園:カウント3-1からセカンドゴロ(B、B、B、Sw、真ん中変化球)
二死一三塁
北之園→代走田島
和田恋:フルカウントから四球(S、B、B、S、B、外角ストレート)
二死満塁
宇佐見:フルカウントからセンターフライ(B、S、B、B、S、F、内角ストレート)
三者残塁、九回表終了

永田というマイケルのような投手を攻め追加点のチャンスでしたが、押し切れませんでした。武蔵の勝ちにこだわる執念を感じます。

九回裏、投手矢島、セカンド田島、レフト和田恋
代打奈良:カウント2-2からレフトフライ(F、B、B、F、内角ストレート)
ムニョス:カウント2-2からファーストゴロ(B、B、F、F、外角ストレート)
角:カウント2-0から後少しで同点本塁打の左中間ライトフライ(B、B、高めストレート)
三者凡退、試合終了、2対1で巨人の勝利!
勝ち投手ガブリエル、セーブ矢島、負け投手戸谷

最後の角にあわやという当たりを打たれましたが、青山が腕を伸ばして好捕して試合終了、巨人辛勝です。しかし、ヒートベアーズからは巨人以上に勝利に対するこだわりを感じました。

二軍が敗戦、一軍も敗戦濃厚の中、三軍は勝てて良かった。


















































さて、試合の振り返りですが、巨人としては勝つには勝ったものの、ガブリアルとアブレイユという、来シーズン在籍するかどうか微妙な選手たちの活躍がもたらしたという点で、非常に複雑な思いになる試合でした。

ガブリアルは球速こそ相変わらず物足りない思いがするものの、制球力が以前見た時よりも段違いに良くなっていました。しかし、フィールディングは依然として雑なままでしたし、 結果オーライで抑えられている場面も見受けられたので、五回までパーフェクトは出来過ぎだと思います。もっとも、そうは言っても連打を浴びる姿は想像できず、大怪我のしない投球をしていたと思います。もしかしたら、この試合の球審と相性が良かっただけかもしれないので、次の登板を見るまではハッキリとした事は言えませんが、この投球が今後も出来るのなら、ローテーションの谷間を任せる事が出来るかもしれない。とは言え、主戦投手になる姿は想像できず、仮に一軍に抜擢されたとしても、セドンやバーンサイドやラスといった数勝をあげて1年で消えていった外国人左腕に並ぶのがいいとこどっこいでは無いかと思います。まぁ、絶対的戦力が足りていないのなら、こういった投手をコマとして抜擢する事もありなのかもしれませんが、巨人にいる他の投手との比較を考えると、やはり獲得に疑問の残る投手ではあります。

次は9月7日の鎌ヶ谷の日ハム戦か、10日のジャイアンツ球場のDeNA戦ですね。なんだかここに来てさっぱりモチベーションが上がりませんが、シーズンも残り少ない。オフに後悔しないようになるべく球場に行こう。ともあれ次回も乞うご期待!

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