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粘り強さで・・・・・。
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もりさわ ゆう
2011年07月18日 10:43 visibility82
ついに、ついに、ついに、なでしこジャパンが世界の頂点に立ちました。
まだ一度も勝ったことがなかったドイツに、準々決勝で延長戦の末勝ち、準決勝ではスウェーデンに先制されながら川澄選手の2ゴールなどで逆転勝ちをして、そして世界ランキング1位の、しかも、直近のアウェー戦で0-2、0-2と連敗したアメリカとの決勝戦。
先制されながらも、宮間選手が同点ゴールを決めて、その後のアメリカの攻撃に耐えて延長戦に持ち込む粘り強さを発揮。
ただ、延長前半の終了間際に、アメリカのエースワンバック選手に決められた時は、正直絶句しました。
まだ残り15分あるとはいえ、厳しい状況に追い込まれたのは間違いありませんでした。
でも、なでしこの選手たちの心は折れていませんでした。
最後まで諦めず、必死に同点ゴールを目指している姿に、再び応援する気持ちが沸き上がってきました。
しかし、時間だけは刻々と経ってしまい、このまま終わってしまうのかと思いだした延長後半12分のCK。
宮間選手が蹴ったボールに、ニアーに走りこんだなでしこのエース澤穂希選手が合わせたボールは、そのままアメリカのゴールネットを揺らす同点ゴール!
しかし、最後の最後でなでしこたちに、この試合の最大の試練がやってきました。
試合終了間際、ゴール正面の、ペナルティーエリアのすぐそばでのなでしこのファール。
このファールでDF岩清水選手がレッドカードを喰らい退場処分。
とにかく、守りきってくれと祈るように見守りました。
祈りが通じたか、ここでもどうにか守り切ることが出来て、そのままタイムアップ。
PK戦に突入しました。
耐え忍んで追い付いたなでしこが勝てると信じました。
この緊迫した場面でも、監督を中心に円陣を組むなでしこの面々に笑顔に包まれていたので、少し驚きました。
そして、アメリカの先攻で、GK海堀選手がゴールマウスの前に立ちました。
「頼むぞ」と祈るだけでした。
1人目でアメリカのPKを止めると、3人目までアメリカのPKを阻む大活躍。
一方なでしこは、宮間選手が落ち着いたシュートで決め、永里選手は外したものの、3人目の坂口選手が決めて、アメリカの4人目はワンバック選手。
ワンバック選手は、流石に決められたけど、次のなでしこの選手が決めれば優勝が決まる大事な場面で、DFの熊谷紗季選手。
熊谷選手が蹴る前、レッズレディースで応援していたみたいに、「くまがい さき!」と応援しました。
一度天を仰ぎ気持ちを落ち着かせ蹴ったボールは、ゴール左上の隅に突き刺さり、その瞬間なでしこジャパンがワールドカップ初優勝を決めました。
その時、「ヤッター!」と声を上げちゃいました。
その後、何度も何度も「ヤッター!」と言いながら布団に顔を埋めました。
涙が溢れる想いでした。
なでしこが 粘り強さで、 世界一
華を咲かせた ドイツの空で
本当に、なでしこジャパンの粘り強さに感動しました。
この大会で、なでしこジャパンに感動した皆さんに、今度は是非なでしこリーグの試合を観に行っって欲しいです。
そして、9月から始まるロンドン五輪の予選の方も、応援よろしくお願いします。
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- 事務局に通報しました。
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