☆120年目の一番長い夏~彦根東~

 

昨年の第95回全国高等学校野球選手権記念大会に、滋賀県代表として彦根東高校が実に創部120年目にして初めて夏の甲子園の舞台に立った。(春は3回出場)
夏の甲子園出場を記念し、校内には立派な記念碑が建てられていた。
彦根東は、琵琶湖の東、江戸時代に彦根藩35万石の城下町として栄えた彦根市にあり、校舎が彦根城内にあるあたりは品格さえも感じられました。
それもそのはず、彦根東の歴史は古く、1876年(明治9年)に開校をみた彦根学校を起源とし、その後、旧制第一中学校を経て、130有余年の伝統を誇る県内有数の公立の進学校である。さらに言えば、彦根東の淵源は、1799年(寛政11年)に彦根藩の藩校として創設された稽古館まで遡ることができる。
野球部は、中馬庚が「ベースボール」を「野球」と訳した1894年(明治27年)に創部され、滋賀県内最古の野球部である。
夏の予選は第2回夏の大会から参加し、第4回大会と第36回大会が不参加であった。
昨年までの夏の予選通算成績は138勝95敗、優勝1回、準優勝7回、4強10回、8強13回である。


 

彦根東のこれまでの夏の予選を良く見てみると、第5回大会は京都との京津予選には参加せずに、東海予選に参加した記録が残っている。
東海大会は夏の予選が始まる前から開催されており、滋賀県からは彦根東(彦根中)や膳所(膳所中)が参加してる。
第5回大会予選における彦根東(彦根中)の戦績は、岐阜師範に 6 - 5 、愛知工に 1 - 4 でリーク戦敗退であった。
もし、この大会で彦根東(彦根中)が優勝していたら東海代表として甲子園に出場できたのかしら?(´・ω・`)


 

こちらは1953年(昭和28年)第25回センバツ大会出場の記念碑です。
一部の藩校マニアの方にはたまらない、済々黌 対 彦根東 の藩校の流れを汲む名門対決でした。
いつの日か甲子園の決勝戦で、伝統ある文武両道の公立校同士の対戦を見てみたいものです。





以上です。

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