☆第1回春季関東地区高校野球大会出場校~立川高校~
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鶴丸 深志’
2018年12月23日 07:34 visibility1783
東京都の多摩地域にある人口約18万人の立川市に立川高校がある。
立川高校は、1901年(明治34年)に東京府第二中学校として開校された都立校有数の歴史を有し、偏差値71を誇り、SSH指定校である。
野球部は1904年(明治37年)に創部された伝統を誇る。野球部創設当時のユニフォームは、二中(second)を意味する「S」のマークに、二本線の帽子であった。
当時は、愛知の旭丘、大阪の市岡、三国ヶ丘、福岡の明善、嘉穂など二本線の入った帽子を採用する中等学校も多かったようだ。
(愛知の旭丘は現在も帽子の二本線の伝統が守られている。大阪の市岡は全国大会出場を機に「大阪市内三番目の中学」を強調するため三本線の帽子に変更され現在に至る。)
夏の全国大会予選には1934年(昭和9年)第20回大会予選(東京大会)に、都立勢として初めて府立農林(青梅総合)、府立化学工業(閉校)と共に参加した。結果は、郁文館に 11 - 4 で勝利し、予選初参加で初勝利を挙げた。
夏の予選通算成績は113勝82敗である。
また、都立二高時代の1949年(昭和24年)、春季東京大会で都立六高に 4 - 0 、明治に 3 - 2 で勝利し決勝へ進出、決勝では芝に 8 - 0 で勝利し優勝を飾った。この年、栃木県で開催された記念すべき第1回春季関東地区高校野球大会に出場した。この大会には各県の優勝校、竜ヶ崎一、宇都宮工、桐生、成田、本庄、神奈川商工、日川が出場した。
結果は、1回戦で宇都宮工と対戦し 1 - 3 で敗退となった。この大会で優勝を飾ったのは本庄であった。
参考までに、立川高校の主な戦績は以下の通りである。
1940年(昭和15年) 東京大会ベスト16
1941年(昭和16年) 東京大会ベスト16
1946年(昭和21年) 東京大会ベスト4
1948年(昭和23年) 東京大会ベスト16
1949年(昭和24年) 春季大会優勝、東京大会ベスト8
1952年(昭和27年) 東京大会ベスト16
1956年(昭和31年) 東京大会ベスト8
1958年(昭和33年) 東京大会ベスト16
1971年(昭和46年) 東京大会ベスト8
1972年(昭和47年) 東京大会ベスト16
1973年(昭和48年) 東京大会ベスト16
1976年(昭和51年) 西東京大会ベスト16
1978年(昭和53年) 西東京大会ベスト8
1979年(昭和54年) 西東京大会ベスト16
1981年(昭和56年) 西東京大会ベスト16
1988年(昭和63年) 西東京大会ベスト16
1995年(平成7年) 西東京大会ベスト8
1997年(平成9年) 秋季大会ベスト8
1999年(平成11年) 西東京大会ベスト16
2002年(平成14年) 秋季大会ベスト16
2005年(平成17年) 西東京大会ベスト16
2014年(平成26年) 西東京大会ベスト16
伝統ある立川高校の活躍に期待したい。
以上です。
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