☆観戦を予定していた定期戦~学習院高等科・筑波大附属高校 定期戦~
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鶴丸 深志’
2020年05月04日 17:00 visibility1855
(昨年の定期戦より)
昨年、一昨年に続き、今年の6月6日に観戦を予定していた定期戦がある。それは、学習院高等科と筑波大附属高校の定期戦である。しかしながら、今年は未曾有の国難のため4月9日に中止が決定した。
両校の定期戦は、1896年(明治29年)の野球と柔道の対抗戦が始まりで、現在は毎年6月の第一土曜日に学校行事として各運動部が競い合う総合定期戦までに発展を遂げている。野球の定期戦は、明治、大正、昭和、平成、そして令和と五つの時代にわたり受け継がれている全国屈指の伝統を有する。この定期戦を、学習院側は「附属戦」、筑波大附属側は「院戦」と呼んでいる。
アタシはこの伝統ある定期戦を観戦するにあたり、失礼があってはいけないと思い、改めて昨年末からインターネットのヤホーで両校の歴史、野球部の歴史を調べ当日に備えておりますた。
学習院高等科は1877年(明治10年)に主に華族子弟の教育を目的として開校され、140年を越える歴史を有する。日本で初めてランドセルを採用したのは学習院初等科である。
野球部は1889年(明治22年)に創部され、アタシが調査した限り、都内では青山学院高等部に次ぐ歴史を有する。全国に範囲を広げても、岐阜高校、青山学院高等部、慶應義塾高校に次いで、広島国泰寺高校と並ぶ歴史と伝統を誇る。
夏の全国大会予選には、慶応普通部、立教中、成城中、早稲田実、荏原中、早稲田中、日本中、麻布中、青山学院中、錦城商、大成中、高輪中、明治学院中、豊島師範、白金中、東洋商、赤坂中、目白中、京北中、東高師付中、攻玉社中、正則中、慶応商工、暁星中、日大二中、保善商に次いで、郁文館中、京北実、成立商、専修商、京王商、中央商、名教中、東京中、日大一中、明治中、目白商、立正中とともに、1931年(昭和6年)の第17回大会東京予選に初参加した。
結果は、中央商(中央学院大中央)に 10 - 0 、目白商(目白研心)に 5 - 0 で勝利し、予選初参加でベスト8に進出した。その翌年、翌々年と3年連続でベスト8に進出したが、これらが夏の予選最高成績となっている。
夏の予選通算成績は76勝83敗である。
ユニフォームはアイボリーホワイト、左胸には大きく「G」のマークである。
一方、筑波大附属高校は1888年(明治21年)に高等師範学校尋常中学科として創立され、130年を越える歴史を有する。
野球部の公式な創部は1900年(明治33年)であるが、野球はそれ以前から行われていた。
夏の全国大会予選には、慶応普通部、立教中、成城中、早稲田実、荏原中、早稲田中、日本中、麻布中、青山学院中、錦城商、大成中、高輪中、明治学院中、豊島師範、白金中、東洋商、赤坂中、目白中、京北中に次いで、攻玉社中、正則中とともに、1921年(大正10年)の第7回大会京浜予選に初参加した。
結果は、青山学院に 19 - 1、麻布中(麻布)に 3 - 2、早稲田中(早稲田)に 4 - 0 で勝利し、予選初参加で決勝に進出した。決勝は慶応普通部(慶応)に 0 - 2 で敗退となった。
夏の予選通算成績は80勝84敗、優勝1回、準優勝2回である。
甲子園には1946年(昭和21年)、戦後復活した第28回夏の全国大会に東京の国公立校として初となる出場を果たし、ベスト4へ進出した。
ユニフォームは純白、左胸には花文字で「F」マークである。
両校の関係者以外で、この定期戦を観戦しているのはアタシだけかしら?
以上です。
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