☆センバツへの道 ~21世紀枠中国地区推薦校・倉吉総合産業高校~

鳥取県の中部に位置する倉吉市は室町時代に打吹城の城下町として形成され、江戸時代には陣屋を中心とする武家屋敷や街道の結節点にあたる商業町として発展してきた。

倉吉市で有名なのは、国の『重要伝統的建造物群保存地区』に選定されている『白壁土蔵群』である。街を東西に流れる玉川沿いには、土蔵が建ち並び、漆喰の白壁と焼いた杉板を使った縦目板張りの黒い腰壁、赤褐色の石州瓦のコントラストや、土蔵の各戸の戸口に架けられた一枚石の石橋が、独特の景観を醸し出している。
漆喰は防水の役目を果たし、焼き杉板は耐火性能と風雨からの耐久性を高めるために用いられた。町家が多く、石橋は通用門として作られた。
赤い瓦は、山陰地方の風土の一つで、島根県石見地方の石州瓦を起源とし、焼成温度が1200℃以上と高いため、凍害に強いのが特徴である。

 

 

 

この倉吉市に鳥取県立倉吉総合産業高校がある。

倉吉総合産業は2003年(平成15年)に倉吉産業と倉吉工業の統合に伴い創設された。野球も同年に創部され、春夏通じて甲子園出場はない。

夏の全国大会予選には、統合前の倉吉工時代を含めると、鳥取県内では、鳥取西、米子東、倉吉東、鳥取師範、鳥取東、鳥取商、米子南、境に次いで、1948年(昭和23年)の第30回大会予選(東中国大会)に初参加した。結果は、米子一(米子東)に 0 - 11 で大敗となった。
夏の予選初勝利は、1974年(昭和49年)の第56回大会予選(東中国大会)で、倉吉東に 5 - 4 で勝利した。
倉吉工時代からの夏の予選通算成績は18勝53敗、最高成績は倉吉総合産業となった2007年(平成19年)の準優勝である。

 

 

倉吉総合産業の21世紀枠での甲子園出場に期待したい。

 

 

 

 

 

以上です。

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