☆青い躍動 ~公立の雄・長崎北陽台~
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鶴丸 深志’
2022年12月30日 20:00 visibility1418
「ピッ! ノックオン、スクラム、北陽台 ボール」
どーもです。
今年も残すところあと2日となりました。
年末年始の風物詩といえは、高校ラグビーですね。
花園で新年を迎える、これが我々高校ラガーマンの目標なのです。
私がこよなく愛する長崎北陽台高校は、今大会もBシードとなり2回戦から登場。本日、北陸の雄と称される日本航空石川と対戦し、劇的な逆転勝利をおさめた。
長崎北陽台は前半、得点することができず、0対19で折り返した。
爆発したのは後半からで、3分、8分、16分、28分と立て続けに得点を重ね、見事逆転。28対19で勝利し、3回戦進出を決めた。
長崎県立長崎北陽台高校は、1979年(昭和54年)に長崎市のベッドタウンとして発展が進んだ西彼杵郡長与町に開校された県内有数の進学校である。
ラグビー部は1980年(昭和55年)に創部され、青いジャージーがトレードマークである。他県からの越境入学はなく、課外活動の推薦枠も年5人までで、推薦で入学した生徒にも一般入試で入学した生徒と同様の課題が課せられる。
学校の決まりで19時までには下校しなければならず、平日の練習時間は2時間弱である。
それでも、毎年Bシードクラスの強さを発揮し、花園で青いジャージーを躍動させている公立の雄である。
では、公立校にもかかわらずなぜ強いのか?
スカウトされたり付属中から持ち上がった100人近い部員をかかえる強豪私学と違う点は、短い時間で効率よく、密度の濃い練習をすることが伝統として根付いていることである。
また、長崎県内には10のラグビースクールが存在し、ラグビースクールや中学ラグビーの指導者がきちんとラグビーを教え、中学でも全国クラスのレベルにあることも大きい。
近年は、高校からラグビーを始めて、花園で上位進出を狙うチームのレギュラーになることが非常に難しくなっているが、長崎北陽台もほとんどの選手が中学ラグビー経験者で、推薦で入学する5人は県内トップレベルの中学生である。
ただ、進学校ということで年末年始まで大会があるラグビー部に入部する一般生徒は少数で、推薦の5人を含め一学年10人強の部員しかいない。しかし、これがハンデとならず、少数精鋭として全員が鍛えられ、毎年高いレベルのチームを作り上げている。
花園での青い躍動に期待したい。
以上です。
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