読んでみた〜日本の蹴鞠
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仲本
2015年01月12日 21:16 visibility218
このネタ続くんですかΣ(゜Д゜)
検索したら、なぜか近所の図書館にこういうのが置いてるということがわかりました。
誰が借りるんじゃこんなもん!
一市民として税金の無駄遣いを見捨てておけなかったので速攻で借りてきましたよ(自爆)
著者はこの前の蹴鞠始めを披露した蹴鞠保存会の世話役の方で、本業はお医者さんです。
おや、ところであなたは?
鞠「わたしは鞠の精です。よっろしくー!」
仲「来たよこんなとこまで擬人化の波が」
鞠「いろいろ好みがあると思うので、外見とかはあえて書きません」
仲「なにそのサービス」
鞠「声優さんもお好みで♪」
仲「知らねえよ!」
もちろん、本には鞠の精さんはかけらも出てきません。いたってまじめな内容です。
仲「蹴鞠プレーヤーって日本にどれくらいいるのさ」
鞠「(…ああ、この方式まだ続くのね)保存会の人は約40人と聞きますから、ざっくりそんなもんじゃないですか」
仲「ということはちょっと練習すれば俺でも日本代表クラスに」
鞠「うーん、それはちょっと(チラッ)」
仲「…今、俺見て言っただろ」
鞠「えーと、天井から鞠を吊り下げて蹴りあげる『釣鞠』というのが基本練習ですね」
仲「これはなんとなくイメージつくな」
鞠「釣鞠三年という言葉があります」
仲「三年かかるの?」
鞠「そば打ちでもなんでも基礎は三年かかると決まっています」
仲「そば打ちって」
鞠「壁の角を向いてひたすら鞠を落とさずに蹴りあげるというのもあります」
仲「なんか地味だな」
鞠「真っ直ぐ蹴らないと壁に当たるので、結構効果的な練習ですよ?それに…、」
鞠「少々コミュニケーションに難のある人でもこれなら大丈夫☆」
仲「今はっきり俺を見たこの人(つД`」
鞠「鞠を壁に向かって強く蹴って、跳ね返ってくるのをまた蹴るという練習もありますよ」
仲「テニスの壁打ちみたいね」
鞠「変わったところでは、『将棋盤や碁盤の上で鞠を蹴ることはあまり大切ではないが、その技を見せてほしいといわれることもあるので練習しておいたほうがよい』って昔の文献には書いてます」
仲「正月番組かよ」
鞠「なによりも初心者にとって最大の問題は、鞠が手に入らないこと」
仲「」
鞠「なにせ保存会さんですら十分でないそうですからねー。自前で作ってるとか」
きりがないのでこのあたりにしますが、蹴鞠の技の部分よりも歴史とか文化的な背景が膨大にあり、ほとんどそのあたりの話になっていました。いろいろ覚えないといけない作法があったり、昔の装束でやらないといけなかったりで、日本代表入りへの道はなかなか険しそうです。
(参考:「日本の蹴鞠」池修/光村推古書院/2014)
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