延長50回を振り返る〜サンテレビ恐るべし
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仲本
2015年08月05日 23:06 visibility1098
夏の甲子園がいよいよ明日から開幕。
●HKや●BCも特集番組を組んだりして雰囲気づくりに余念がないところですが、
サンテレビではこの前の日曜日に、高校軟式野球「延長50回」にまつわる番組をやっていました。暑くて外に出る気がしなかったのでついつい見てしまいましたよ。もともとは岐阜(優勝した中京高校の地元ですね)の局が作った30分番組のようでした。
なぜこれほどまでに長い延長戦になったのか?という内容でしたが、かいつまんでいうと、
1)「軟球の特性」
硬球ほど反発力がなく、一発長打で決着するチャンスが少ない。投手のレベルが上がればロースコアの展開に。
2)「流れを引き戻すプレー」
延長17回表、中京は三塁で走者タッチアウト、チャンスを逃します(前後のプレーは編集されてわかりませんでした)。
その裏、崇徳は一死2、3塁とサヨナラのチャンス。中京はもちろん内野が超前進守備をとります。
ここで中京はライトがスルスルと二塁付近へ。捕手からの牽制で二塁走者を刺しました。
三塁走者がスタート切ったらどうするんだ、と思いましたが走者動けず。ピンチのときのとっておきの、とバッテリーが語るプレーでここを切り抜け、延長戦は続きます。
迎えた延長34回、試合3日目(!)最大のピンチも、野手の一瞬の判断でスクイズを外し、三振併殺に切ってとります。
3)「対照的なチームカラー」
崇徳・石岡投手。モテそうですね(^^;
近年、毎年のように優勝候補にあげられる中京は厳しい練習と規律のチーム。
対する崇徳は勢いに乗ってこの大会を勝ち上がってきました。
大会全体の流れはどちらに傾くのか。この試合はそれを分ける分岐点でもありました。
4)「確実なプレーと選手の成長力」
中京はとにかく内野送球は徹底してワンバウンド。選手に聞くと「正直、見た目ダサいんですけど、」
「これが一番確実なのでうちは徹底してます」とのこと。
映像を見てびっくりしたのは外野からのバックホーム、中継に入ったサードが三本間からワンバウンドで投げてました。結構な至近距離に見えたのですが…
もちろん本塁で走者を刺しています。
で、面白いのが、崇徳が試合の間にワンバウンド送球に切り替えて、延長も回が進むにつれて明らかに上手くなってること。
こんな証言もありました。
試合での集中力がなせる業でしょうか。
中京 000 000 000 000 000
崇徳 000 000 000 000 000
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タイブレーク導入で二度とは見られない試合です。わたしは友達と最後の5イニングだけ見ました(苦笑)
ちなみに、中京の松井投手は中京大、崇徳の石岡投手は福岡大に進んで、準硬式野球部で新たな一歩を踏み出したとのことでした。
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- 事務局に通報しました。
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