
横浜vs広島@日産
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稲葉孝大
2011年10月17日 23:21 visibility30
前半の10分~20分まで私用で席を外していたため、その部分は分かりませんが・・・。
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<横浜前半>
4-4-2。前節は中盤の形がダイヤモンドだったが、いつもの形に戻しており、右SHに天野が先発。また、渡邉→小野に変わったぐらいか。リザーブには中村が控えており、6試合ぶりの出場がどのタイミングになるかも注目したい。
小野 大黒
兵藤 天野
小椋 谷口
金井 中澤 栗原 小林
飯倉
連敗の嫌な雰囲気を感じさせない横浜の出足は悪くなく、寧ろシーズン最初の守備が自慢だった本来の姿を見せていた。そこには小椋の存在とパフォーマンスがあったことは見逃せないが、一番は飛び出してくる広島の攻撃に対し、MFとDFが連携してスペースを作らせずケアしていたこと(DFも慌てる様子もなかったし)。あとは小野を始め前線から積極的にプレッシャーを掛けることができていて、広島の攻撃に対する対策は万全だった。
そうなると、この対戦カードの傾向である撃ち合いにはとてもなりえない。事実前半はスコアレス。攻撃は小野が3バックの裏に何度も飛び出す場面が多く見られた。また41分には金井がPA内で右サイドから栗原のアーリークロスにオフサイドラインを掻い潜ってフリーで決定機を迎えるなど(ハンドだった)得点を伺う機会も僅かながらあった。
静かだった前半。後半のどこかのタイミングで出てくるであろう中村が試合を動かすかもしれない。
<広島前半>
3-4-2-1。負傷中の森脇に代わり前節途中出場した中島が3バックの一角に。左サイドは服部→山岸に。他に目立った変更点はない。
佐藤
李 高萩
山岸 ミキッチ
森崎弟 青山
水本 中島 森崎兄
西川
横浜とは対象的に若干不安を感じた試合の入り方だったが、時間が経過するにつれ攻撃陣が目を覚まし徐々にリズムを取り戻す。
34分には高萩→李→佐藤と流れるようなパス回しからシュートを狙うが僅かに左に逸れた。また直後の36分には青山が小椋からボールを奪いショートカウンター。高萩が中央をドリブルして3vs3に。最後は左に流れた佐藤が再び狙うが、DFにブロックされてしまった(もしかしたら10分~20分の間にチャンスがあったのかも???)
思ったのは広島は球際に強く簡単に負けない選手が多い。また3バックは守備にリスクを伴うが、全員でカバーしているため固く、奪ってから切り替えが早いのでカウンターにも鋭さが増すのだ。
あとは3バックがフィットする最大の要因は技術の高さと判断力。相手ゴール前やピンチの時でも狭いエリアでダイレクトプレー(少ないタッチ)でパスが繋げるため、簡単に奪われないし、相手をうまく翻弄できるのだ。
広島の攻撃、横浜の守備。お互いの良さが出たが、スコアは予想外だった。
<横浜後半>
後半に向けた変更はなし。
63分に中村がピッチへ。後半開始から広島に主導権を奪われていた横浜は息を吹き返し、チャンスも増えたが1点が遠い。攻撃の勢いが増した広島の時間帯が続き、我慢を強いられる展開になったが、先にスコアが動いたのは横浜だった。
75分、右サイドの小林→中村→兵藤とパスをつなぐと、中央PA付近にいた兵藤がDFを引きつけて右サイドに再びボールを戻す。そのボールを再び小林がダイレクトで中央へ。兵藤が頭で合わせたボールを大黒が角度を変えてゴールに吸い込まれた。
今までならこれで連敗していなければこれは勝ちパターン。だが、87分に同点弾を喰らってしまったのは、勝ちから見放されてしまっているチーム状況だからか。ムジリのシュートも見事だったが、その過程までにフリーにさせてしまったことは反省すべきだ。
勝利を逃したのは追加点を奪えなかったことが全てだろう。連敗中に見られた守備の崩壊はなく、最後まで粘り強く対応しており、1点を失ってしまったがこの日の守備陣に責任を求めるのは酷だ。ドローは妥当な結果だが、優勝争いをしているチームが逃げ切れなかったとなると2を失ったことは否めず。
残り5試合。5位仙台との勝ち点差は2に縮まったが、後ろを気にする必要はない。勝ち続ければいいのだから、前だけを見据えて戦ってほしい。
余談、助っ人に頼らずほぼ純国産メンバー(キムはいるが)で、優勝争いに絡んでいるのは横浜のみ。これは評価されてもいいと思う。あと、小椋の負傷が心配だ。当初は小野→キムだったのが、小椋の負傷により小椋→キムに交代が変更していた。
<広島後半>
広島も交代や変更などはない。
HTにギアを入れ替えたことで、攻撃がテンポアップし横浜ゴールに襲いかかる。53分、右サイドの高萩のグラウンダーに李がスルーし、青山がダイレクトで合わせるがDFに当たってしまう。62分、森崎弟のFKはクロスバーを叩き跳ね返りを李が狙うがCKに。67分・74分はともにカウンターから佐藤がシュートを放つが横浜同様ゴールが遠く均衡を破れない。
スコアが動いたのは75分。左サイドからのクロスに合わせられてしまった。後半殆どノーチャンスだった横浜に決められたのは、守備に生まれた一瞬のスキだろう。サイドと中央を揺さぶられての失点。ボールウォッチャーになり、今まで出来ていたバイタルエリアでの寄せも交わされ誰もケアできていなかった。
このままでは終われない広島。84分に攻撃の切り札ムジリがピッチへ。僅かな出場時間でも結果を出す助っ人スーパーサブが貴重な仕事を果たす。ムジリがPAにいた李に当てて左に飛び出した佐藤へ。佐藤が出したマイナスのパスを受けたムジリがPA付近から右足を振り抜き、87分に同点に追いつく。
後半は何度も攻め込んだが、得点は1点のみ。相手の守備に屈したが、自分たちで決め切れない場面も多々あった。内容としては横浜を上回っていただけに勝ちたかったのが本音だろうが、負けなくて良かったのは広島の方だろう。
しっかりDFラインでパスを繋いでから攻撃のギアを入れた後半。攻撃が魅力の本来の姿を披露したが、詰めが甘かった。横浜の守備も良かったから、痛み分けはやはり妥当だった。
余談、J2でも3-4-2-1のチームはあるが、広島の両SHは守備だけでなく攻撃にも積極的に絡んでくるから怖さがある(攻撃>守備)。前へ前へ突破し、ゴールも狙ってくるから迫力があるし、相手には嫌なはずだ。
試合満足度:3.5点(5点満点)
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- 事務局に通報しました。

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