高校生の野球の選択肢を増やしたい
-
ムサベン代表T.KATOH
2021年07月14日 21:15 visibility175
Yahoo!ニュースの報徳学園の学生コーチの記事で書かれたコメントで、低評価が多くつけられていたコメントがあったのですが、私にとっては面白い考えだと思って思わずTwitterにシェアをしたほどでした。
https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16261665874609.78ab.22494
これは極端な考えの部類に入るのだろうなと思うのですが、今抱えている高校野球の問題点というのを考えていくと、
①強豪の高校では、「才能があるにもかかわらず、ベンチ入りもかなわずそのまま競技生活を終えてしまう」という勿体ない人材が多く出てしまうこと
②人数不足が激しい高校では、野球経験のない生徒が助っ人として出場する、つまり、野球経験がないのでその分試合中の事故のリスクが多くなるので危機管理に大きなタスクを割いてしまうこと、また、連合チームというその場しのぎのチーム編成を余儀なくされるが、連合相手がいない場合には大会出場すらかなわないこと
③怪我ではなく人間関係で退部した生徒の受け皿となる環境があまりにも少なすぎること(家庭の事情以外の転校後1年間の出場停止処分であったり、高校生クラブチームの少なさであったり)
私がフィーチャーしたい問題点は以上3つのことです。
それらを解消する一番の手立ては、先ほど取り上げたコメントのように「高校野球そのものをなくす」つまりクラブチームで行うことだと思うのです。
高校野球がすべてクラブチーム化すれば、という風に考えたのですが、そこで一つ大きな問題が生じてくるのです。それは、活動を行うスペースがない、ということなのです。
そこで、考えたのが、高校野球の部活を残したまま、クラブチームでの参加もできるようにしたらどうなのだろうか、ということです。
私のように、「高校の野球部は人間関係で辞めた、だからといって高校まで辞めたくはない、でも野球はやりたい、とはいえ高校の野球部に戻りたくはない」と思っている高校生というのはいるかもしれません。
そういった状況であったり、高校の野球部の人数が少なすぎてチーム編成ができない、ということであったり、そういった選手が高校野球の大会にクラブチームとしてでも出られるような状況を作れたらと思うのです。
また、登録の仕方も、高校生活3年間に1回の登録、ということではなく、年2回(新学期の5月と新チーム始動の9月)の登録で、5回を超えなければ登録が可能というふうにしておけばよいと思うのです。また、1年生に限り、入学手続きをとってから5月の本登録までを仮登録として5月以前の試合出場ができるような措置も必要かと思います。
教職員の異動など監督人事に伴い野球部に復帰を考えたり、出場機会を求めて他のチームに、というような状況もありうると思ったので、登録を5月としました。
例えば、T学園高校に入学して仮登録から1年5月に本登録したけれど、T学園高校でやっていくことが難しいと思い、6月にN高校に編入したというケースだったとしたら、8月末日まで出場ができないとして、1年9月にはN高校での登録が可能となる。でも、N高校で監督とそりが合わなく、野球部を辞めることになってしまったが、高校生活自体は気に入っているのでN高校には引き続き在籍して、高校野球クラブチームのVに転籍するとすれば、翌年4月末日まで出場ができないとして2年5月にVの選手として登録ができる。Vの選手としてやっていたが、翌年度にN高校の監督が異動となり再びN高校の野球部でプレーしたいとなれば、3年5月に再びN高校で登録ができる、という感じです。
運営側とすれば、強豪高校が1軍2軍とあるならば、2軍でも大会出場が可能になるわけで、
1つの高校から複数のチーム、ということもできますし、
複数の高校の野球部が費用を出し合って広域連合チームを結成することもできるのです。
高野連、改革してほしいなぁ。
-
navigate_before 前の記事
いつまで経っても後悔に苦しむ
2021年7月9日 -
次の記事 navigate_next
元プロ野球選手が学生野球でプレーできるか検証してみる
2021年7月14日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件