
ダイエットに必要な意外な物質とは
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もこふく
2015年07月20日 16:30 visibility138
「運動してるのにやせない」、「あまり食べてないのにやせない」あなたに、ちょっとは関係があるかもしれないお話です。
ダイエットのためには摂取カロリーよりも消費カロリーが多い状態を続けなければいけないわけですが、実は摂取したカロリーが燃えやすい状態になるためには各種のビタミンが関係しているんです。
3大栄養素には糖質、脂質、たんぱく質があります。
糖質:ごはん、パン、麺などの主食。
ブドウ糖に分解され、エネルギー源になる。
脂質:油、動物性の脂、植物性の油
脂肪酸に分解され、脳、細胞膜、エネルギー源になる。
たんぱく質:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品
アミノ酸に分解され、筋肉、骨、血液、肌などになる。
からだの機能を維持して健康的な生活をおくるためには、この3大栄養素をバランス良く摂ることが大切ですが、これらの食品が無条件にブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸になるわけではありません。
ブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸となってエネルギーや骨や筋肉に変えるためには必要な栄養素があり、
その栄養素が不足すると、過剰な糖質、脂質、たんぱく質は使われなかった残念な物質として
脂肪(皮下脂肪、セルライト、内臓脂肪など)となって蓄えられてしまいます。
では、カロリーを脂肪に変えないためにはどのような食べ合わせが必要なのか?
ズバリ、3大栄養素を脂肪に変えずに使い切るには、ビタミンB1、B2、B6が不可欠なのです。
・ 糖質の代謝・・・ビタミンB1が必要
・ 脂質の代謝・・・ビタミンB2が必要
・ たんぱく質の代謝・・・ビタミンB6が必要
でも、これらのビタミンB群は何にでも含まれているものではありません。
菓子パン、ラーメン、チョコレート、ビールなどには、ビタミンB群はほとんど入っていないのです。
糖質中心の食生活は、ビタミンB群を一緒に摂らないと余分な糖質を脂肪に変えてからだに蓄積してしまいます。
つまり、お菓子やインスタント食品をよく食べる人が摂っているカロリーはうまく代謝されず、脂肪に変わっている可能性が高いのです。
せっかく摂った栄養を脂肪に変えずにエネルギーにするにはどうしたら良いでしょうか?
それは、ビタミンB群を一緒に含む玄米、胚芽パン、そばなどを主食として摂るかビタミンB群を含むたんぱく源のおかずをプラスすることです。
もしくは手っ取り早くマルチビタミンのサプリメントをとる!
「そんなに食べてないのに体脂肪が減らない」、「運動しているのに痩せない」と言うあなた、
ビタミンB群の摂取が充分かどうか確認してみましょう。
ビタミンB1:うなぎ、豚肉、ハム、たらこ、玄米、枝豆、ピーナッツ
ビタミンB2:レバー、うなぎ、牛乳、納豆、魚肉ソーセージ、アーモンド、卵、ヨーグルト
ビタミンB6:レバー、まぐろ、かつお、鳥ささみ、鮭、バナナ、さんま、さば、いわし
なんだかビタミンB6が含まれてる食材をみると、キャットフードの原料を見てるみたいですね。
ビタミンB群は、水溶性のため体内に蓄積することができません。
ですから、毎回の食事で摂取する必要があります。
たんぱく源がそもそも不足している食生活の方は、腹もちが悪く、すぐにおなかがすく傾向があり、
間食で食べているものにもビタミンB群が不足しているため、脂肪として蓄積しやすいようです。
ビタミンB群をプラスして、しっかり代謝し、脂肪をため込まないからだを作りたいものですね。
ただし、この糖質や脂質の燃焼は食事で摂った糖質と脂質であって、体脂肪の燃焼というわけではないので注意!
また、これらのビタミンB群をとったから痩せるというわけでもありません。
脂質や糖質がエネルギーに”なりやすい”ということなので、まったく運動もしないでそのエネルギーを使うことをしなければ、せっかくのビタミンB群の効果を生かしきることはできませんからね。
そもそも摂取カロリー<消費カロリーとなっていなければダイエットの条件を満たさないわけで、そのうえでビタミンB群をしっかり取っていれば、摂取した糖質・脂質を燃焼しやすい状態に変換してくれて、いつでも運動等で消費できる状態になってくれてるってことなのです。
なので、ビタミンB群が不足していれば燃焼しやすい状態に変換できずに体の中に残ってしまい、消費できなければ体脂肪として体に蓄えられてしまうのです。
「運動してるのにやせない」、「あまり食べてないのにやせない」という、
そこのあなた!
ちょっとはビタミンについても意識してみてもいいのかもしれません。
では、体脂肪の燃焼に必要なのは?という話はまた今度!
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- 事務局に通報しました。
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