【サッカー 福島】東北社会人リーグ第5節 秋田カンビアーレ0-福島ユナイテッド7 快晴快勝5連勝

 土曜日の静岡は梅雨寒で半袖では少しつらいくらい。それなのに、北緯40度より北にある秋田県鹿角市の日曜日は、いまだ梅雨入りもしていないためか快晴も快晴。日差しのキツイことキツイこと。


 でも陸上競技場の周囲の山々の緑の眩しいこと、やはり緑は眼にやさしい色、東北の緑は癒しの色。そして、観客席からはスキー場とジャンプ台が見えます。鹿角市総合運動公園。総合運動公園といえばテニス場や、プールがあるのが定番。でもここ鹿角市総合運動公園はスキーのジャンプ台もあり雪国の運動公園らしさを感じます。(北国の運動公園がすべてそうではないでしょうが‥)


 


 鹿角市と言ってピンと来る方はそうそういないのでは。秋田県の北の端。奥羽山脈の山懐に抱かれた盆地の町。一山超えればそこはもう十和田湖。南の山を登れば八幡平。そんなところに日帰り(厳密には夜行バスで来たが‥)で来る訳は、東北社会人リーグ第5節秋田カンビアーレ対福島ユナイテッドの対戦を観戦するため。


 秋田のチームのため、開催場所は秋田市内かと思えばあにはからんや、県北鹿角です。卑近な喩えですが、S-PULSEがホームゲームを伊豆下田で開催するようなもの。


 


  定番となりつつある、代表の開始前のあいさつでは、「今日は選手の動きにキレがありません。そんな時には足元をすくわれます。ぜひ皆さんの後押し」をとのこと。確かに練習では緩慢さがぬぐえません。


 


 暑い暑い日差しの中、♪ILOVEYOU&INEEDYOUふくしま♪で選手を迎え、ゲーム前には選手、スタッフ、サポーターすべてで黙祷。そしてキックオフ。


 


 開始早々チャンスは訪れます。ゴール前で純弥(だと思う)が倒され、PKに。さすがにこのPKは審判も厳しいなと思える判定でしたが、判定は判定。それをきっちり決めてまず1点。


 練習の際にキレがない(そりゃ当日300キロ近い移動距離だと体の動きも悪くなろうもの)状態でのゲーム、どんな形でもいいのでこの1点目が重要。


 さらには、カンビアーレのハンドによりまたPK。これをキッカー純弥が決めて2点目。


 攻撃にようやくリズムが生まれつつあるもの、いかんせん中盤でためが作れません。そのためなかなか3点目が奪えません。カンビアーレ自身の守備も機能していないことから早い時間に追加点がほしいもの。また、不用意なバックパスも目立ちます。(トップリーグだとそれを拾われてしまいやすいのに)


 


 後半直前、手塚監督が、純弥・石堂・康剛に指示を出します。その姿、上から見ていると、手塚監督が地面に何か書きながらです。ホワイトボード、マグネット、マーカーを寄贈したいと思ったのは私だけ??


 


 後半、それでも、カンビアーレが守備の立て直しを図ったのか、なかなか攻めあぐねます。途中、ゴールネットすれすれのシュートもあり危ないことしきり。


 待望の3点目は後半10分、純弥のFKを石堂がうまく合わせて生まれたもの。PKでなくちゃんと攻撃から生まれた得点。


 中盤でのためができない分、攻撃にバリエーションが生まれないことから、安易なパスが続きます。そして、監督が登場、グランドに監督の怒号が\響きます。それを受けて、コールーリーダーK君の声がイチオクターブ上がります。


 


 4点目は、純弥のシュート。ボールを持ち駆け上がるさまを私は見に遠路、秋田まで来たのですから(少し大げさか?)。


 ここでカンビアーレの緊張の糸が切れたのか、いや、ジャンボに変え時崎塁を投入することにより、中盤での動きが滑らかになり、下がり気味だった清水が前線に動けるようになったことでのメリハリがつくようになり怒涛の得点ラッシュ。


 


 最後は、暑さで動きは止まってしまったものの、終わってみれば7得点、そして内藤の好セーブもあり無失点。


 幾分、審判には助けられたり、足を引っ張られたり(最初のPKや、オフサイドの判定など)したものの総じて及第点のゲーム。


 前半それこそ、中盤がきちんとできあがっていたりすれば、カンビアーレの守備体制が整っていない段階で楽に点が奪えたはず。あるサポーター曰く、「ジャンボは褒めないと」と言っていたがまあ、そんなプレーまで褒めなくてもはご愛嬌。


 ただ、このようなプレーが続けば、命取りになりかねない。結局は敵失に助けられた場面も多々。守備が危なっかしいだけに、得点できる相手を崩すのは早いうちにしないとどこかで本当に足元をすくわれかねない。


 


 ゲーム終了後、♪君の瞳に恋してる♪の軽やかなこと。甲府サポならゲーム終了後の♪君の瞳に恋してる♪は、♪マイクゴ~ルララララララ~♪だが、みちのくでは♪I LOVE YOU UNITED ララララララ~♪


 終了後の君の瞳に恋してるは、やはりどこでやっても気持ちのいいもの。


 


 本来なら後片付けの手伝をしないといけないのだが、帰りの飛行機に間に合わないため、早々にスタジアムを後ろ髪をひかれる思いで競技場を後にした。


 


 


 フクシマは負けない[d228]




































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