JABA ベーブルース杯(TDK-西濃運輸)

  • Mr.black
    2015年05月06日 13:08 visibility1781

先日、岐阜県大垣市へ日帰り遠征。社会人野球のベーブルース杯を観戦してきました。

 

 

パンフレットによるとこの大会が始まったのは昭和22年。戦後まださほど年月が経過していない頃ですね。そんな時期から開催されていたとは驚きです。

東京スポニチ大会に次いで古い大会とも書いてありました。写真の優勝カップにはルースのサインが刻印してあります。

 

 

開催球場は長良川球場と大垣球場の2箇所ですが、今回は大垣を選択。

 

 

大会は12チームが参加。これを4チームずつ3つのブロックに分けて最初はリーグ戦。

そして各ブロックの1位3チームとワイルドカード1チームで最後に決勝トーナメントを行う運営方法です。優勝チームには秋の社会人野球日本選手権の出場権が与えられるということです。ちなみに12チームの中には中日の二軍がいますが、このチームは勿論日本選手権には関係しません。

 

 

 

到着時点では既に第一試合が始まっていました。

カードは「TDK 対 西濃運輸」。これはCブロックのリーグ戦です。

 

 

 

1塁側:TDK。本拠地は秋田県にかほ市。

青基調で赤の縦じま。ヤクルトに似たデザインです。(青に見えましたが、チームとしては「紺」だそうです。この辺りは難しい。)

胸には会社のマークと「TDK」の文字。

 

 

3塁側:西濃運輸。

グレーユニに濃紺基調。胸には筆記体調で「Seino」。

地元チーム(大垣市が本拠地)なので割合大勢の観客がいました。選手と同じユニを着た小さな子供がスタンドに何人も居ました。もしかしたら家族だったのかもしれません。

 

 

試合は「0-0」のままこう着状態が続きます。

両チームともチャンスであと一本が出ない状況でした。

 

 

9回が終了しても得点は入らず。

10回からはタイブレークになりました。タイブレークの打ち合わせを行う両軍監督と主審。

(なお、決勝トーナメントでは延長11回からタイブレークになるとのこと。)

 

 

タイブレークは1死満塁からスタート。

10回表、TDKは無得点。これで俄然西濃運輸が有利なはずでした。

が、何と10回裏の西濃も無得点。結果的にこれが大きかったです。

 

 

11回表、ついにTDKが均衡を破ります。一気に3点奪って試合を決めました。

その裏西濃はまたも無得点。10回裏で決められなかったのが敗因です。

 

 

 

3ー0で粘り勝ちのTDK。応援席に感謝の一礼。

 

 

昨年高校野球でタイブレーク導入が論じられた時、世間では導入反対の声が多かったのですが、私は賛成派(正確には容認派)です。

タイブレークをやったら試合が面白くない展開になるとは限りません。タイブレークにはタイブレーク独特のスリリングな展開が起こりうることを体験で知っているからです。そして試合が早期に決着するのは選手、特に投手の負担軽減に繋がると思っているからです。

「好ゲームや熱戦を見たいのは私だって同じこと。でもそれよりも選手の健康の方が大事。控え選手の人数に限りがあり、トーナメントで場合によっては連戦が続く高校野球ではむしろ早期決着を図るべき」と考えています。選手層だって高校野球は一部の強豪を除き基本的には薄いのですからね。一人のエースに大きな負担が掛かるチームが多いのは事実です。

まあこれは部外者がとやかく言っても仕方がありません。高野連の今後の対応に万事お任せなのですがね。決まったらそれを認めるだけの話です。

あくまでも一私人の考えであり、「これが正論!」と言い張るつもりはありません。

 

 

これはチケット。

JABAの会員や出場チームの関係者ならば割引その他があるのですが、全くのアウトサイダーの私らにはそういう特典は一切ありません。正規の1,000円払って入場しました。

そうしたら受付で「一般ですか・・・・へえ~」という感じで不思議がられました。

珍しいんですかね?(もしかして奇特な人?苦笑)

 

 

昨年都市対抗を制し、その証しとして左袖に黒獅子のチャンピオンマークを付けている西濃運輸。思わぬ敗戦を喫しましたが、これからどう立て直していくでしょうか?

都市対抗の連覇が成るかどうかも注目です。

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