野球場の変化(10) 大阪ドーム・京セラドーム大阪
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Mr.black
2015年09月13日 10:59 visibility6103
これは手元の資料を整理していたら出てきた新聞の切り抜き写真です。
大阪ドームのマスコミお披露目時の物でした。
「我が地元大阪にもついにドーム球場が出来たか」と嬉しい思いでこの写真を切り抜いた記憶があります。
東京と福岡にドーム球場が造られ、最初の内は目新しさで喜ばれたものの、やがて「野球は屋外スポーツ。ドームでの観戦は面白くない。空調が効いていてビールが美味くない」というような評価が増えてきました。
でも土日がほとんど休めず試合観戦チャンスが少ない自分にとっては「せっかくの観戦機会が雨で流れないのは助かる」という気持ちの方が強く、とにかく嬉しかったです。
ひとつだけ心配だったのは「これだけのキャパがある。近鉄ではたしてどれだけ座席を埋められるのか?」ということ。結局はその不安が的中したわけですが。(汗)
しかしこの写真を改めてじっくり見ると「大阪ドームもずいぶん変わったな」と思います。
変わった点をザックリと挙げると
人工芝・下段フェンスの色・スコアボード(写真では分かりませんが)・内野のネットなどが変わった
ファールゾーンに座席が追加された
サイドにもビジョンが増設された
などですね。
それと名称が「京セラドーム大阪」となったのも変化と言えば変化です。(私は滅多にこの名称では呼びませんが。苦笑)
さらに付け加えると最初の写真では可動式のスーパーリングが一番上まで上がって外光が見えていますが、この昇降装置のメンテが出来なくなったようです。なので現在は上側のリングは下げたままで外光取入れは出来なくなっています。
ちなみに私はこの屋根が一番上まで上がっている姿は今日に至るまで一度も見たことがありません。一度くらいは見たかったのですがね。もう無理か。
(野球開催の時は上3段くらいはいつも下がって外光を遮断していました。外光が入ると野手がフライを見づらいという意見があったからかもしれません。おそらくは展示会などの催し物がある時だけ一番上まで上げていたのでしょう。)
1997年に開場し、今年で19年目。ドームそのものだけでなく周辺環境も含めてかなり変わりました。
近年私はNPB観戦が減少する一方で、その反面屋外球場での観戦が増えています。屋外球場で外気に触れながらビールを飲むと「野球はやっぱり屋外で見るのがいいな~」とは思いますが、だからと言って大阪ドームを粗略には扱いません。
「天候を気にせず予定が組める。これは大きなメリット。ドームにはドームの良さがある」。当然と言えば当然なのですが、人間ややもするとそういうことへの感謝を忘れがちですからね。一見当たり前のことへの感謝を忘れないようにしたいものです。
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