「おおきく振りかぶって」の舞台訪問 その3 市営大宮球場
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Mr.black
2015年09月30日 17:39 visibility2939
その1「朝霞球場」、その2「川越初雁球場」から随分間が空いてしまいましたが、ようやくの続きです。
今回高校野球秋季埼玉県大会を観戦したのは市営大宮球場でした。
「大宮球場」は県営と市営の2箇所あり、相互に徒歩10分ほどの距離です。
両球場を区別するため通常は「県営」と「市営」と呼びますが、一部の人は市営の方を地名の「大和田球場」と呼んで区別しているようです。
↑ このように「大和田公園」の中に球場があるからですね。
(↑ 時計が球場名を分断している構図が面白く感じました。)
高校野球マンガ「おおきく振りかぶって」では主人公たち西浦高校がここで夏の4回戦を戦うシーンがあります。その時、花井キャプテンが群馬県出身で戸惑っている三橋君に既述の「県営」と「市営」の説明をするシーンがありました。
私も三橋君のように県外人なのでこういう情報は面白いし貴重です。「おおきく振りかぶって」はこういう他県民には分からない(知りようがない)情報が手に入るのも魅力の一つです。また、球場やその周辺の描写もほぼ実際と変わりないのが「球場マニア」にとっては非常に嬉しいです。
両翼91m、センター122m。両翼が狭いですね。内野クレー、外野天然芝。
バッターボックスの後方に「OMIYA」とロゴがありますが、汚れていて見づらかったです。
バックネットは打ちっ放しゴルフ場のネットと同じような物。他所でも時々ありますが、これは結構見づらいと思っています。
スタンドには大きな屋根があり、助かります。
バックネット裏は背もたれ付きの個別席。ただし、かなり傷んでいました。破損したのか所々真新しい席がチラホラ。
この周辺では西浦父母会の母親たちの面白い会話シーンがありました。普通の野球マンガならば省略されそうな父母会(大部分は母親)のシーンがあるのも面白いです。
話を戻すと、1・3塁の座席は長イス。
外野は芝生席。全体で収容は1万人と立派です。
普段は準メインの会場ですが、かつて県営球場が大改修されていた時にはこの市営と西武球場が埼玉大会のメイン会場になっていたそうです。それも納得の規模でした。
照明は6基あります。
面白いのは球場の外。大宮と言うと大都市の印象ですが、市営球場のすぐ横はこんな景色です。
スコアボードは磁気反転式。グリーンの文字でしたが、日光の位置関係もあったのか見やすかったです。
ところでこのスコアボードは近年改修されているようです。
「おお振り」で描かれているスコアボードはちょっと珍しい形状をしていました。以前のデザインの方が特色があって良さそうに思えるのですがね。
(写真の審判名の辺りに「市営大宮球場」と書かれており、チーム名がその左右にメンバー表と離れて表示されていました。かなり異色なデザインだったので残念。)
目を引いたのはこの3本足のポール。他県では見た記憶がほとんどありませんが、埼玉では他球場でも見ました。こちらでは標準的な規格なのでしょうかね?
所変われば品変わるとはよく言ったものです。
交通アクセスは東武アーバンパークライン「大宮公園駅」から東南に徒歩10分程度。この他にもルートは色々あるようです。
ところで球場周辺の駐車場の台数は少なそうでした。「おお振り」では選手が少し離れた駐車場まで荷物を運ぶ描写がありました。
遠路はるばる一度行くだけ、しかも限られた時間では私の観察にも限界があります。そういう部分をカバーしてくれるので重宝するマンガです。
でも看板は三橋廉(みはし れん)ではなく星飛雄馬。(笑)
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