中途半端だけど、ようやくの改修 (南港中央球場)
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Mr.black
2013年04月24日 12:50 visibility5621
大阪のアマ球場No.2の南港中央球場。(アマ球場No.1は舞洲スタジアム。)
グランドは広く、収容数は1万人、照明完備、スコアボードLED化、など設備面はかなり充実しています。
しかし重大な欠点がありました。グランドが全面人工芝なのですが、これがボロボロのツギハギ状態だったのです。
これが以前の状態。外野は色あせて白っぽくなっています。内野はツギハギだらけで「これが大阪のアマNo.2球場とは情けない」と思っていました。(2011年7月撮影)
そして高校野球や大学野球を観戦中、選手が足を滑らせるあるいは足を取られそうになるというシーンを時々見かけました。
「何とかしないと今に選手が大怪我するかもしれない。それにしてもよくこんなグランドで試合させているな・・・・」と以前から憤りを感じていました。
それが昨年、ようやく人工芝の張り替えが行われました。
ダイヤモンド部分だけですけれどもね。(苦笑)
しかし大阪市と管理運営会社に予算が十分無かったのでしょうし、これでもやらないよりはずっとマシです。
人工芝が直接の原因だったかどうかは断定できませんが、高校野球で走塁中に転倒し、足を痛めて交代した選手が居たそうです。将来ある若い選手が粗悪なグランドのせいで怪我をして野球を断念する、などということが無いようにグランドは一定レベル以上の状態を保ってほしいと思っています。
欲をいえば内野と外野の境目の白線部分まで張り替えてほしかったですけれどもね。そして外野なども順次張り替えていってほしいと願っています。
球場好きの私にすれば球場施設の不備が原因で選手が怪我をするのは嫌ですから。
最後にちょっとしたトリビア。
写真は南港球場のチケット売り場と入場口ですが、実は面白い位置にあります。1塁側スタンドの一番外野寄り、ライトスタンドとの境目にあります。
普通チケット売り場・入場口は球場正面かその近くにありますね。
何故こんな位置にあるかというと、ここが駅から一番近い場所だからです。
最寄りの「ポートタウン東駅」から歩き、ここでチケットを買って入場。スタンドの通路を1塁側~バックネット裏~3塁側と進んでいくという構造になっているのです。(3塁側が駅から一番遠い。)
その為、スタンド下の通路は幅が広くとってあります。
全国にはここ以外にも球場正面口ではなく、別な場所でチケットを買ってスタンドに入るという面白い構造の野球場があるようです。
うろ覚えですが、静岡のどこかの球場が1塁側が球場正面口になっていたはずです。これは地形の関係でそういう構造になっていると読んだ記憶があります。忘れてしまったのでどこだったかまた調べなおしておきます。
<追記>
1塁側が球場正面口になっている球場は静岡県磐田市の「磐田城山球場」でした。
戦国時代、徳川家康がこの地に城を築城しようとしたものの戦略上の都合で急遽中止した土地で、その区割りが長い間放置してあったのをそのまま球場に転用したらしいです。その為、バックネット裏に余裕が無かったので1塁側を正面口にしたということです。不思議な野球場ですね。
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