素晴らしき観音寺中央 (&古豪・丸亀城西)
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Mr.black
2010年10月14日 10:31 visibility2198
香川の観音寺中央高校。かつて春夏通じて初出場だったセンバツでいきなり優勝して有名になった学校です。
あまりの躍進ぶりに最初は私学かと思いましたが県立なんですね。
今回、香川県秋季大会でこの学校の試合を二試合観戦しました。
見るまではただ単に「甲子園出場歴のある学校。今はどんなチームなのか?」程度の期待でした。
しかし試合が始まってしばらくして感動を覚えました。
試合に出ている者だけでなく控え選手にいたるまでその一挙一動が全てキビキビしており、素晴らしかったのです。
最初に気が付いたのは攻守交替時の全力疾走。これはかつて高知の土佐高校がやっていて一躍有名になりました。観音寺のユニフォームが土佐高校のデザインとそっくりだったのでまるで土佐の試合を見ているようでした。子供の頃から土佐高校のファンだった私にとっては嬉しかったです。
しかしよく見てみるとその他でも万事がこういう感じだったのです。
伝令がマウンドに行く往復、
ランナーコーチがボックスに行く往復、
ボールボーイがファールボールを拾いに行く時や審判にボールを届ける時、
バットボーイがバットを拾いに行く時、
バッターが出塁して防具を外し、それを控え選手が受け取りに行く時、
これらの時、全ての選手が全力疾走なのです。
さらにバッターがゴロを打ってアウトになった時には1塁ベースを駆け抜けたあと、内野と外野の境目の芝生辺りまで全力疾走。そこで反転するや今度はベンチまで全力疾走。
フライアウトの場合は2塁まで全力疾走。同じくベンチまで全力。
極めつけは5回終了後のグランド整備でした。
5回が終了するや観音寺の選手が10名くらいダッシュで出てきて即座にトンボかけを迅速に行いました。対戦相手の尽誠学園の選手が5〜6名でノンビリ出てきたのとは対照的でした。
そして尽誠の選手が適当なところで切り上げたのに対し、観音寺はその後もしばらくやっていました。ベンチから指示が出るやあっという間に撤収。
あまりのお見事さに最後はただもう感動するばかり。かつての土佐高校でもはたしてここまで徹底してやっていただろうか?と思うくらいでした。
そしてこの日の試合が全て終了。同じ県営球場ではその後ナイターでアイランドリーグのCSが行われるので一旦退場。
場外で時間待ちしている時に通りがかった観音寺の選手たち。何と周囲にいる人々に片っ端から「こんにちは」と挨拶をしていました。
私もその一人ひとりに挨拶を返しました。
彼らが遠ざかっていく後姿を見送りながら非常に爽やかな気持ちになりました。
「感動をありがとう。これからは君たちの学校をずっと応援していくよ!」と思いました。
この野球部のこの素晴らしい姿勢がこれからも踏襲されていくことを期待しています。
翌日の準決勝では強豪の香川西に敗れて丸亀城西との3位決定戦に回る観音寺中央。
勝つことを祈願しています。(試合は16日)
こんな素晴らしいチームにこそいつか甲子園に戻ってきて欲しいものです。
次回3位決定戦を戦うのは丸亀城西。
かつては「丸亀商業」という校名で何度も甲子園に出ている強豪ですね。
こちらは最近台頭してきた藤井学園寒川。
これからこの学校や香川西、尽誠などの私学時代が続くのかもしれません。
写真では写っていませんが、ここの黒いストッキングには白の1本ラインが入っていました。おそらくは甲子園出場を記念して入れたラインであり、今後出場回数が増えるたびに本数を増やすのでしょう。
つまりそれだけ野球に力を入れていくという姿勢の表れなのだと思っています。
強敵が多いが頑張れ公立校。
<追記>
決勝戦は寒川が勝ちました。
また、3位決定戦は丸亀城西の勝ち。
観音寺は残念ながら敗れました。
しかしいつの日か・・・・・。
おまけ。
香川県営球場3塁側スタンド裏にあるセルフのうどん店。お昼時には凄い行列でした。
お店の方に尋ねたところ、高校野球開催時だけ開店するということでした。
かけうどんの大。
うどん二玉です。390円。(小は270円)
茹でるのはお店の人。そしてだし汁と天カス、ネギは自分で入れます。だし汁は温冷両方ありました。
シンプルだけども美味しかったです。
今期の遠征はこれで終わりました。毎年思うのは「来年はどうなるだろうか?」ということです。
来年も可能な限り行動したいものです・・・・・が。(苦しい。汗)
読んでいただいた方々ありがとうございました。
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- 事務局に通報しました。
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