福井レポート(2) 福井MEの進化 (BCL 福井ー信濃戦)

  • Mr.black
    2008年08月19日 17:19 visibility510

 

今回が二回目のBCリーグ福井MEの試合観戦。前回はまだ開幕して間もない4月下旬。約三ヶ月半ぶりに再会しました。その模様を少し。


しばらく見ない間にチームは見違えるほど成長したと思います。投手力・打力・守備・チームワーク・チーム戦略などが以前とはかなりレベルアップしていました。特に進歩したなと感じたのは守備力の向上です。
投手陣は元々「経験さえ積めば潜在能力はある」と言われていたのでその通りの投球が光りました。特に一戦目に投げた柳川投手は球威、キレ、コントロールとも抜群で信濃打線をわずか一安打に抑えて完封しました。キャッチャーミットが小気味よい音を立てていて、見ていても打たれる雰囲気は全く無かったですね。変化球の球種をもう少し欲しいのと抑えてやろうと多少力んでリズムを崩すところが欠点ですがこれらをクリアーすればNPBに上がることは十分可能ではないかと思われます。


守備に関してですが以前は非常に不安定で、特に内野の守備はゴロでもフライでも打球が行ったら何だかバタバタしている感じで見ていても危なっかしいものでしたがそこはさすがに内野手だった藤田監督、選手の補強・コンバート・既存選手のレベルアップの全ての面で手腕発揮といったところですね。課題だった守備が大幅に改善されていました。


打線も徐々に繋がるようになってきて、二戦目は終盤に3点を失いながらもあきらめずに食いつき、結局3対3のドローに持ち込みました。チームに粘りが出てきていました。前期はダントツ最下位になってしまいましたが、後期は始まったばかりとはいえ現在のところ首位です。短期間でこれほどの成長を遂げているとは驚きでした。


そしてサポーターの応援も徐々に系統立ったものに発展していて賑やかでした。前期が最下位だったこととお盆だったこともあり、やや観客数は少なめでしたが、この調子で勝ち進んでいけば・・・と期待が持てる雰囲気でした。(16日1,051人。17日1,059人。)


何だか個人的には昔の弱小だった近鉄を応援していた頃にタイムスリップしたような気分でした。かつて自分が「弱小近鉄が登り詰めていくのを見たい」と思っていたのと同じ気概で福井の方々にはチームをサポートして欲しいと強く思いました。


今年は関西圏を出ての遠征はあと一回出来るかどうかといった微妙な状況ですが、実りのある年になったと思います。独立リーグというある意味マニアックな世界ですが今後も見守っていきたいです。


次回には運営の様々な様子を書きたいと思っています。
一枚目の写真は小さいのですが力投する福井MEの柳川投手です。NPBに行けるのではと密かに期待している投手です。



ビジターの信濃グランセローズ。
監督は元日本ハム投手、木田勇さんです。



信濃はユニフォームが数パターンあるようです。一日目は上下ともグレーだったのが二日目には赤とグレーのツートンでした。



信濃のバス。



キャラクターの「グラッチェ」。
未確認ですが、どうもヤギではないかと思います。
(その後調べたところ、ヤギではなくカモシカだそうです。訂正します。ごめんね、グラッチェ君。)

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