ベースボール・ファースト・リーグ (BFL 06B-兵庫戦)

  • Mr.black
    2014年09月23日 11:12 visibility1005

2009年に日本で3番目に創設された独立リーグ団体「関西独立リーグ」。(以下、「カンドク」)

しかしスタートからいきなり資金難で波乱万丈の運営となり、さらに昨年は兵庫ブルーサンダーズ(以下、兵庫BS)と芦屋学園の提携で大きなうねりが起こりました。

 

( ↑ 芦屋学園が高野連に加盟しない独自の方針を発表した為、「これでは他の野球団体との間に溝が出来る」、と危惧した紀州レンジャーズが脱退。)

 

結果的にカンドクは丸5シーズンで解散しました。

 

 

その後、残った「兵庫BS」と「06(ゼロロク)ブルズ」、さらに新球団「姫路GoToWorld」を加えた3チームで「ベースボール・ファースト・リーグ」を結成。(以下、BFL)

BFLはいわばカンドクの生まれ変わりのようなリーグです。

ノボリの「BFL」の下にあるのは加盟3球団のマーク。上から順に「06」、「兵庫」、「姫路」。

 

カンドク解散後、初めてのBFL観戦になったのは東大阪市の花園スタジアムで行われた「06ブルズー兵庫BS戦」でした。

このカードはカンドク時代の「大阪ゴールドビリケーンズー神戸ナインクルーズ戦」に相当します。

 

 

試合会場、「花園セントラルスタジアム」。訪問は何度もしているものの、今回がようやくの初観戦。高校ラグビーの会場として有名な近鉄花園ラグビー場のすぐそばにあります。

 

 

この日は仕事。ただ途中で2時間ほど間が出来たので少しだけですが観戦しました。

(ちゃんと会社に申告していますよ。なので全体公開。苦笑)

 

守備側の白赤ユニが06ブルズ。

攻撃側の青ユニが兵庫BS。

到着時点では既に兵庫がリードしていました。この時点での順位は1位:兵庫、2位:06、3位:姫路。兵庫が頭一つ抜けています。

 

 

 

お客さんは結構入っていました。固定客はカンドク時代からそれなりには居ます。問題はそこからなかなか増えないことなんですね。

 

 

インターバル中に行われたイベントのひとつ。

私は知らないのですが、左の方は「常連さんなら知っている?」歌手かパフォーマーのようです。永ちゃんのモノマネで歌うのが売りなんでしょうかね?スタンドから「永ちゃん!」と掛け声が出ていましたから。

右はおどけて踊るブルズの選手。どこのチームにも一人二人くらいこういう選手がいるんですよね。(笑)

 

 

 

花園スタジアムですが、以前は1・3塁側のフェンスが低く視界良好だったのが、いつの間にか高いフェンスが設けられて非常に見づらくなっていました。(バックネット裏は昔から見づらかったですが。)

おそらくファールゾーンが狭くてライナーがスタンドに飛び込んだら観客が危ないという判断だったのでしょう。ちょっと残念ですが安全には代えられませんからね。やむを得ない措置でしょう。

なので写真はどれもこんな感じになりました。

 

 

ブルズはかつての大阪GVといってもいい球団。なので私は基本的にはブルズ応援者なのですが、今回は違う目的がありました。

写真の兵庫BSの山川投手が目当てだったのです。

この投手は今回初めて見る選手。先発は違う投手でしたが、途中から登板。行った甲斐がありました。

マイヤキューの茶柱さんと、マイヤキューではありませんがジョンさんのお二人が巨人二軍との交流戦で投げた山川投手を見て関心を示していたので「自分も生で見てみたい」と思ったのです。

 

実はこの選手、昨年騒動になった芦屋学園の出身で今期スタートまでは「兵庫BSのファーム」に居ました。

しかしその素質を見込まれたのでしょう。「リーグ強化指定選手」に選ばれ、一軍で投げるようになったのです。

小柄で多少荒削りですがそのストレートの威力はなかなかのものでスライダー(と思います)もよくキレていました。それに加えて「投げっぷりがいい」と感じました。まだ19歳で「若くて怖い者知らず」という風情の魅力的な投手でした。

ストレートが時々高めに浮きあがることがあり制球が課題ですが、「原石の輝きがある投手」と私は見ました。こんな投手が早くから出てきたとは芦屋学園の「まだ見ぬ底力」も感じさせました。

同学園が高校野球の既成概念に風穴を開ける存在になるのかどうか?その一端はこの山川投手が握っているようにも思いました。更にこういう選手がこれからも出てくるのか?ここも注目したいものです。

 

 

写真は入場口。チケット販売およびグッズ販売もここで行っていました。場内(1塁側)には飲み物や軽食を提供するブースも仮設で設置されていました。なお入場料は1,000円。

 

 

名残惜しかったのですが試合の真ん中へんを1時間半ほど見ただけで仕事に戻りました。

かつてカンドクから分離したJFBL(ジャパン・フューチャー・ベースボール・リーグ)は僅か一年で解散しました。このBFLがどこまで頑張れるのか?若い選手が野球する場はひとつでも多い方がいいと思っているので何とか存続していってほしいものです。心配ではありますがね。

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