選手が9~10人の野球部

  • Mr.black
    2018年03月29日 12:28 visibility1972

現在甲子園でセンバツが行われているのですが、相変わらず私は地方行脚へ。

 

  

先日訪れたのは愛知県の蒲郡(がまごおり)球場。現在県内では高校野球の春季大会が行われています。

以前にも書きましたが、愛知県の春季大会はまず5地区(東三河・西三河・名古屋・尾張・知多)に分かれて1次・2次予選を実施。勝ち上がった学校で県大会を戦うというシステムになっています。

今回観戦したのは東三河地区の1次予選でした。

それにしてもこの日は晴天で桜がキレイに咲いており、ちょうどいい遠征日よりでした。

 

 

この日の第一試合は「新城ー作手戦」。

どちらも個人的には全く予備知識のないごく普通の県立校です。

写真では両校とも選手が9人ですが、新城(写真奥側)は実際には10人居ました。夏に3年生が引退した後、新1年生が入ってくる迄はこんな風に9人揃えるのがやっとというチームは結構多いですね。100人を超える大所帯のチームがある反面、試合が出来るギリギリ人数のチームもある。毎回複雑な気持ちです。

 

 

1塁側:新城(しんしろ)高校。県立校。

アイボリーユニに黒(または濃紺)基調。胸には漢字で「新城」。

 

 

3塁側:作手(つくで)高校。県立校。

その後調べたところ正式な校名は「新城東高校作手校舎」で、ゆくゆくは新城高校と統合されるそうです。

白ユニに濃紺基調。胸には「TSUKUDE」。

 

 

早朝大阪を出発し、当初の計画では試合開始直後くらいに到着の予定でしたが、慣れない土地で移動にもたつき球場入りが遅れました。

着いた時には3回表まで終了しており、1-0で新城リードの展開。遠征では時々あることですが、もったいない時間ロスでした。

 

試合は両校ともに守備が不安定でエラーやエラーにならないミスが時々ありました。そんな中、踏ん張って凌いだのは新城。逆に作手は粘れずに失点していきます。

 

 

作手打線は新城投手の緩急に翻弄され、ランナーを出すものの得点出来ず。徐々に点差が開いていきます。

 

 

結果的に8-0で7回コールド。新城が勝ちました。

この1次予選は地区を更に細かくブロック分けし、各ブロック内で総当たりのリーグ戦という手法を取っています。(ここはCゾーンになります。)

私の地元・大阪の春季大会はトーナメントの一発勝負だけですが、愛知の春季1次・2次予選はリーグ戦もしくはトーナメントの敗者復活戦があるので途中で負けてもまだ明日があります。

 

<追記>

リーグ戦の最終結果は新城5位、作手6位(最下位)でした。

残念ながらこれで両校とも1次予選敗退となります。

 

 

甲子園に行けば全国レベルの試合が見られるのですが、ここ10年以上私は地方大会への比重を上げています。それは単に「野球場の開拓」だけが理由ではありません。

「ごく普通の高校生が頑張るごく普通の部活を見たい」と思うからです。

昨今、留学生や野球エリートを集めて強化した野球部ばかりが甲子園に出て来ており、私が子供の頃から若かった頃の「普通の地方の高校生選手」を見る機会がどんどん減っているからです。

 

「甲子園で見られないのならば自分の足で直接地方へ出向くしかない」、この気持ちが今の自分を突き動かしています。

試合が出来るギリギリ人数の野球部が戦う試合。たとえコールドになろうと、仮にグダグダの試合になろうと構いません。「そこに行かないと見られない試合・チーム・選手」は個人的に貴重なのです。

勿論春夏の甲子園大会メインで観戦される方々を否定するものではありません。価値観は人それぞれでいいと思います。私がたまたま「そういう人間である」というだけのことですから。

 

第二試合は次回で。

 

 

その前にまずは腹ごしらえ。(笑)

これは豊橋駅を出てすぐのところにあったラーメン屋さんの「まぐろだし塩ラーメン」。 

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