利便性は微妙(三原市民球場)

  • Mr.black
    2022年04月24日 08:33 visibility1040

今回、大学野球中国地区リーグ戦(3部・4部)を観戦した場所は広島県の三原市民球場。

 

 

小高い丘の運動公園内にある野球場で、地形の関係上1塁側が正面口になっています。このスタイルを見たのは静岡県の磐田城山球場以来です。

公園全体のネーミングライツで「やまみ三原市民球場」という名称になっているようですが、球場正面の銘板は単に「三原市民球場」のままです。

(「やまみ」は地元の食品メーカーらしいです。)

 

 

内野クレー、外野天然芝。両翼93m、センター120m、と昔の規格のグランドです。

照明は六角形の物が6基ありますが、やや小ぶり。照度は弱いかもしれません。

 

 

スタンドは直線的。

バックネット裏は背もたれ有りの個別席。内野のフェンスが高めですが、この周辺の座席は段差が大きいので中段から上は視界良好でした。

バックネットもワイヤー吊りなので見やすかったです。

 

屋根はありません。

 

 

1・3塁側は背もたれ無しの個別席。

外野は芝生席。

 

全体の収容数は公称で5,890人。

 

 

スコアボードはセンター正面。ここには「やまみ」とネーミングライツの表記があります。

近年LED式に改修されたそうで、小さめですが表示は見やすかったです。

投球のスピード表示あり。

 

 

大学野球と高校野球での利用があります。

ただ、夏の広島県大会では大会初期のみの利用に留まるようです。(1~2回戦くらい)

 

交通アクセスは微妙に不便でした。

遠方からだと新幹線になりますが、最寄りの三原駅は「こだま」しか停まらないので乗り換えが必要。「こだま」は本数の問題がありますからね。試合時間との調整が必要になりました。

また、駅からはバス便がありますが、これも上手く合わなかったのでタクシー利用になりました。

片道15~17分程度で料金は2,500~2,800円くらいかかります。ちょっと痛い。

 

今回特に焦ったのは帰りのタクシー。

行きの時、運転手さんに「最近暇なので配車センターが早めに閉まることがあります。注意してくださいね」と言われたので、第三試合の際には時間が非常に気になりました。なので当初の計画よりも早めに呼ぶことになったわけです。

これが最大のネック。

 

 

でも三原駅には一つ良いことがありました。

「三原城天守台跡」が駅と直結していたからです。上の写真は改札を出た所のコンコースですが、ここから階段を昇れば天守台へダイレクトで行けます。入場は無料。ただし、夜は閉鎖されます。

 

 

 

三原城は毛利氏一族の小早川隆景が築城したお城で、往時には海に浮かんでいるように見えたことから「浮城」とも呼ばれています。

天守閣は無いものの、石垣とお濠はなかなか立派でした。

 

 

各地のお城や城跡には割合行きましたが、駅のコンコースから直で行ける城跡は初めてです。

三原に野球場が無ければ出来ない体験でした。普段は「のぞみ」や「みずほ」などで一瞬で通り過ぎてしまいますからね。

 

今回の遠征記はこれで終了です。

無事に終わって感謝。 

「さて、次はどこへ行きましょうか?」(←『鉄道ひとり旅』のセリフ。笑)

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