迷走していなければいいのですが・・・
-
Mr.black
2023年02月26日 13:17 visibility1132
今回は独立リーグの話です。
現在、8球団で運営されているBCリーグですが、かつては12球団編成でした。
12球団になった時に4チームごとに地区分けされ、東・中・西の3地区でリーグ戦が行われました。
ところがコロナウィルスがこの状況を一変させてしまいました。
蔓延した2020年には他地区との対戦及びNPBファームとの交流戦が出来なくなったのです。
この年はこういった特殊事情の為、相互に納得だったでしょうが、問題は翌2021年に生じました。
2021年には東と中地区での対戦が実施されたのに西地区だけが蚊帳の外になってしまったのです。更にNPBファームとの試合も東と中地区に比べて西地区は割を食わされることに。
これに業を煮やしたのかシーズン後、西地区の4球団(富山・石川・福井・滋賀)がBCリーグを脱退し、新たに「日本海オセアンリーグ」を結成したのです。
この行動については私も「やむを得ないこと」と肯定的に考えていたのですが、その後の展開には色々と疑問符が。
2022年シーズン終了後、福井が球団解散。そして滋賀が活動休止しました。
すると今度は千葉と神奈川に相次いで球団が新設されたのです。
「北陸と関東でどうするつもり?」と思っていたら北陸の2チーム(富山・石川)で「日本海リーグ」を、一方関東の2チーム(千葉・神奈川)で「ベイサイドリーグ」をそれぞれ創設。
普段はそれぞれ2チームでリーグ戦を実施し、時々交流戦を行うという運営方針のようです。
そして直近では日本海リーグが独立リーグ野球機構(IPBL)への加盟が承認された反面、ベイサイドリーグについては今のところそういう話は出てきていません。
この一連の流れにはかなりの疑問が湧いてきます。
「だったら北陸の2チームはBCリーグに戻ってもいいのでは?」
「滋賀は一時活動休止で2024年に復帰とのことだが本当に戻ってくるのか?」
「千葉はともかく、神奈川には既にフューチャードリームスがある。わざわざ競合するチームを作るのはBCリーグ側に喧嘩を売っている?」
「でも来月にはBCL・栃木とBSL・千葉の練習試合が組まれている。必ずしも喧嘩別れではない?」
「ベイサイドリーグは今後IPBLに加盟する意思はあるのか、無いのか?」
などなど。
過去独立リーグ界では加盟していた球団が離脱して他のリーグに移ったり、少数で新リーグを作ると失敗するケースが多かったですからね。
北陸リーグとベイサイドリーグが迷走しなければいいのですが、今のところは不安の方が大きいです。
とは言えまだスタート前なので今後の推移を注視するつもりです。
参考:1
ベイサイドリーグの2球団名。
千葉スカイセイラーズ(船橋市)
YKSホワイトキングス(横浜市戸塚区)
開幕ゲームは4月15日(土)千葉の四街道球場で行われる予定。
参考:2
<IPBL加盟組織>
四国アイランドリーグ(4球団)
BCリーグ(8球団)
九州アジアリーグ(4球団)
北海道フロンティアリーグ(3球団)
日本海リーグ(2球団)
<非加盟組織>
関西独立リーグ(5球団)
北海道ベースボールリーグ(4球団)
ベイサイドリーグ(2球団)
-
navigate_before 前の記事
鳴門球場(オロナミンC球場)の改築工事
2023年2月24日 -
次の記事 navigate_next
復活の日 「薩摩おいどんカップ」観戦(新海屋ー法政大戦)
2023年2月28日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件