高校選手権佐賀大会2回戦(2)


10月11日佐賀商業会場第2試合です。


鹿島高校と鹿島実業という鹿島勢同士の対戦となりました。


鹿島高校は佐賀市勢力が強い佐賀のサッカー界の中でも、西部を代表する強豪。総体予選もベスト4。その鹿島に鹿島実業が挑む構図です。


 


しかし、試合は前半開始早々から鹿島実業が優勢で鹿島陣内にたびたび攻め込みます。


その鹿島実業の中心となったのが14番の選手。


敵のゴール前にドリブルでボールを持ち込んだかと思えば、すぐに味方のゴール前まで戻りディフェンスをするなどとにかくピッチ内を縦横無尽に走り回ります。


しかし、要注意人物にはチャージ・プレスが激しくなるのもサッカーの常。前半30分すぎに14番の選手は鹿島選手の激しいチャージを受けて右足を負傷。ピッチを退いてしまいました。


 



一方の鹿島高校、前半開始当初は鹿島実業に押し込まれ、自分たちもなかなかペースがつかめない中にも、丁寧にボールをつないで攻めていく姿勢が見られます。6番・8番・10番の選手などは特にボールを扱う技術がしっかりしている感じを見受けました。


やっと落ち着いてきた前半20分頃から鹿島高校もペースをつかんでいきますが、前半は0−0で終了します。



後半に入り7分、試合が動きます。


ゴール前の混戦になった状態から鹿島の9番の選手が右足でシュート、ゴールを奪い先制点を取ります。


その後も鹿島高校はFWの9番・14番に途中から入った11番の選手が絡み再三鹿島実業陣内に攻め込みます。



しかし、鹿島実業も同地区同士の対戦で意地があるのか激しい守りで鹿島に追加点を与えません。


試合の途中で相手と交錯し負傷したGKの1番の選手が必至でゴールを死守し、かつ大きな声で味方選手を鼓舞し続けます。


だが、鹿島実業はFWの3番と13番の選手が孤立し、なかなかボールが渡りません。2列目の選手までディフェンスに奔走していたので止むを得ない気もしますが、そこを歯を食いしばって攻守の切り替えをできるようになれば、もっとチーム力を向上するでしょう。


試合終了間際に鹿島実業にも決定的なチャンスがありましたが、シュートがゴール正面で得点ならず。


試合は1−0で鹿島勝利で終了しました。



鹿島高校は3回戦18日14:30〜佐賀商業会場で三養基高校と対戦します。


西部の強豪として佐賀市の強豪校の一角を崩してもらいたいものです。


頑張って下さい。


 


※学校紹介


鹿島高校


1896年創立の県立校。学校は鍋島氏の居城であった鹿島城の跡地にあり、城跡のシンボル赤門をくぐって敷地に入る。そのため、通称を「鹿城(ろくじょう)」といい、サッカー部員のパーカーにも「鹿城」の字が入っていた。コースは普通科の進学校。


鹿島実業高校


1926年創立。食品調理科・生活経営科・商業科の3つを持つ。地域の就職に大きく貢献しつつも、進学も大学から専門学校まで幅広く支援する。部活動もレスリング・女子陸上部などが県からの強化指定を受け活躍するなど、学習・部活・生徒会に明るく楽しく頑張っている。
































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