高校選手権福井大会2回戦(2)


9月21日丸岡高校会場第2試合です。


2回戦藤島高校と若狭高校の一戦です。ともに、19日の1回戦で藤島は敦賀気比に、若狭は美方高校に勝っての2回戦進出です。


この一戦、相手以上に気になったのが強風。しかも、砂埃が舞い試合への集中が削がれそうな悪環境で試合がすすんでいきます。


 



試合開始直後、若狭のシュートが藤島ゴールポストに救われるなど、若狭が攻めた時間もありましたが、途中から藤島の8番・14番の選手に20番の選手がサイドチェンジで飛び出してくるなどして、次第に藤島ペースになります。


とにかく横風が凄くて、自然とボールが藤島の左・若狭の右サイドに集中したため、藤島の8番・14番が攻める機会が多くなります。


藤島18番のシュートがバーに直撃するなど、30分過ぎから藤島の波状攻撃が続きましたが若狭DF陣もよく守り、前半は0−0で終了します。



後半も前半同様どちらかといえば藤島ペース。


若狭はディフェンス・中盤が細かいパスを回しすぎ、なかなか前線までボールがいきませんでした。


そんな膠着状態のなかで、均衡を破ったのは藤島。後半16分にゴール前の混戦から11番がシュートを決めて1−0と先制します。



試合が動き、両チームのベンチも選手交代を行うなど、試合があわただしくなります。特に藤島の監督は戦術・精神面など細かい指示を選手に出し叱咤激励を続けます。


若狭もトップの10番の選手が再三藤島ゴール前や左サイドをフリーランニングで走りこんだり、実際にボールを持ちシュートを打つなど藤島イレブンに脅威を与え続けます。



しかし、今日の藤島高校は監督の期待に応え最後まで集中力を切らさずに守り抜きました。


終了間際に若狭は連続してコーナーキックがありました。若狭高校は大柄の選手が全員ゴール前に傾れ込んできましたが、藤島高校も全員ディフェンスでしのぎぎり、試合は1−0のまま終了しました。


 


両チームともほぼ互角な戦力の一戦で、高校サッカーらしい試合を見ることができました。


藤島高校は10月3日、3回戦で横綱丸岡高校との対戦です。いい機会です。横綱を慌てさせることができるよう戦略を練って下さい。


若狭高校も次の大会では勝ち上がることができるよう頑張ってください。


 


※ 学校紹介


藤島高校


福井市中心部に位置し、創立は安政2年(1856年)明道館という藩校として開校し150年以上の歴史を持つ。3学年で生徒数は1000人を越し、部活は運動部・文化部各25ずつ、計50の部活がある。進学実績は昨年度東大合格者数10人という県を代表する進学校である。


若狭高校


県西部若狭市にある1894年創立の県立高校。普通科・理数科・商業科情報処理科がある。部活動はボート・演劇・ラグビーなどが盛ん。平成6年まで全国でも珍しい縦割りホームルーム制を採用していた。




























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