ちょっとイイ話12 佐々岡真司の引退試合と横浜村田選手のホームラン

前回の日記の最後に触れた、佐々岡投手引退試合での村田選手ホームランの話です。


鈴木健選手の引退試合では、ファールフライをあえて捕らない、
というイキな計らいを見せた村田選手でしたが、同2007年10月6日、
佐々岡投手の地元広島市民球場での現役最後の登板では本塁打を放っています。(^_^;)



9回裏二死ランナーなし、10対0で広島リードの場面でした。

このような引退選手の記念試合の後ひとり登板では三振するのが通例となっているそうです。

点差も開いており、試合の結果にはあまり関係のない場面でした。


しかし、村田選手は打っちゃいました。(笑)



試合後の引退セレモニーで球場を一周した佐々岡投手を出迎えると村田選手は頭を下げ謝罪しました。


試合後に、

「打って辛いホームランは今日が初めて」

と涙をこぼしました。



但し、ホームランとなった背景には、この打席での佐々岡投手はボールが先行し、
1ストライク3ボールの状態で投じた球がボール球だったため、

「フォアボールで現役を終わらせるのは忍びない」

と村田がバットを振った結果だと言われています。



そして、打たれた佐々岡投手は村田選手の謝罪に対し、

「吹っ切れた。気持ち良かったよ」

と笑顔で答え、肩を叩いて激励したそうです。



結果的にこの本塁打により、村田選手は本塁打王争い単独トップとなり、
自身初の本塁打王のタイトルを獲得しました。




佐々岡投手のためにも、絶対にホームラン王を取ろうと誓ったそうです。







(^_-)

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