暫定勝利

  • smiles
    2014年04月27日 22:20 visibility51

4/27  vsT⑥ ハマスタ ○8-4 ○モスコーソ

 殊 バルディリス  敢 モスコーソ  技 バルディリス


  現地。

試合開始30分前のイベント時に、バルディリスが一塁側エキサイトシート前にて

長いルーティーンワーク。その後にファンサービスで即席サイン会を始めた。

一時期ホークスを見ていたことがあるが、現役時代の小久保がよくやっていた行動だ。

ベイの生え抜き選手は恐れ多くてなかなかやらないのだろうが、

バルディリスは何のてらいもなく行っている。

素敵でありがたい姿だった。成績度外視で、いいと思った。

そういう行為を、お天道さまは見ていたのだろう。


実質は6対3のスコアで、バルディリスの4打点が大きかった。

ピンチの声掛けも、本日に限らず、率先していく。

こういう優良な要素を加味して、

チームはモーガンではなく、ヘルマンでもなく、内野の核として

バルディリスを選んだのなら、それでいい。

数字以上の貢献度の高さで、チーム内の月間MVPと言っても過言ではない。

外国人選手だとか、言葉の問題ではないのだ。


その上で、あとは勝って兜の緒を締めよ、である。

前日記したような采配への疑問点は続いている。

石川1番に戻したのはいい。荒波2番が何か機能したのか?

結果的に荒波は出塁して、まさかの盗塁こそ決めたが(これはまあこれでいい)、

その他は、2番打者としての機能ではなく、2番目の打者としての機能でしかない。

単に3番梶谷を含めて、対右投手対策で並べただけだ。

荒波は2番タイプではない。

山崎を別とすれば、

むしろプレーヤーとしての気質は石川の方が、しいて言えば2番打者っぽいのだがなあ。

荒波は出塁の勢いをつける打撃はしてくださらないので、1番としての適性に?がつく。

また次の試合になれば、猫の目になるのだろう。

そうすると安心して選手がプレーできないし、それはファンにもすぐ伝わるから

本当は止めてほしい。

早めに、暫定打順を正式打順に転回してほしいと思う。


次に、捕手。靏岡の起用は、モスコーソだから、ということか。

前回上手くいったからというなら、それはそれでいい。

だが、5回に粘って押し出し四球を選んでガッツポーズの靏岡を、

次の回から何故髙城に変える必要があるのだか。何か負傷でもしたのか?

モスコーソから他の投手に変えても、靏岡を使い続けて、進化させないと、

というのは無いのか?あるいは、足を使われてかき回されるのを嫌ったか。

リードは髙城よりいいと思うので、肩の点をクリアすれば、面白いと思うのに、

ころころと、どんぐりの背比べさせる余裕はないはずだが。


そして、白崎の問題。

今日もエラーひとつ。難しい当たりではあるが、止めてほしいとも思う。

で、その後も打席に立って、取り返すための打撃を期待されたのだろうが、

三振している。

が、その次の回も守備につき、最後までショートを守り抜いた。


何故だ?


監督は白崎を、ドラ1の2年目、期待ということで、この機に使い続けて、

大型内野手、ショートに定着させようというつもりなのだろうか。

さしずめ、その育成手段のモデルは、広島の堂林選手といったあたりか。

とすれば、遅すぎる。

堂林選手の起用法、活用法を今やりたいのか?

だったら、開幕から使えばいい。

それまでの石川ー山崎による10試合、1番2番の組み合わせは

いったい何だったんだ、と言いたくなるくらい、

白崎スタメン以降、山崎に出番がほとんど無くなってしまった。

それは、山崎スタメン時と出番の作り方がそっくりそのままひっくり返ったわけでもあるが、

ちとひどすぎないか?

ほとんど梶谷のスタメン起用開始だった2年前と同じである。

このまま白崎はスタメン、たぶん外されないであろう。

ただ、守りを固めるなら、試合終盤のショートは山崎にした方がいい。

そのくらい、接戦で白崎は使いづらい。

守備力については平均値以上の山崎の方がはるかに上だから、

その使い方をしないと、さらに控えの柳田の出番がなくなるばかり。


起用法についての采配は、監督、上手くないと思う。

守りは固めるべきである。


一・二軍の入れ替えも、頻繁なようだが、

ベンチに置いておきたいクラッチヒッターで、井手を落としたのも痛い。

待球タイプで出塁率の高い下園も、使う場面が限られているし。


そういう適材適所よりも、やはり乗りと勢いでイケイケ野球をやりたい(であろう)監督は、

今日も結果的に打つだけで、

歳内投手という相手で、ある意味3連戦勝ち越した後の3戦目だから

「どうぞお勝ちください」と言われているところであろう。

そこそこ、譲っていただいていた勝利を、結果的にいただいたようなものです。


本当は8点目以降の追加点、とどめを

何らかのつなぎか本塁打か、どちらかで取りたかったところであるが、

そうすると舞い上がって勝ちに酔いしれ、

次の対中日も、3連戦勝ち越しが見込めなくなるから、

「暫定勝利」とでも言う言い方をしておかないと、


数年前のように、ずるずると借金重ねるだけのような気がするのでね。


監督も、勝ったのに、勝利監督インタビューで

インタビュアーに質問の余地を与えず、

ひとりでばーっと喋っておしまいでは、

負けの時のお詫びと大して変わらないじゃないかと。

良く言えば長嶋さん的な感じ。

悪く言えば、もう何も聞きたくない言われたくない、という態度見え見えで、

いい状態じゃないなあと、わかってしまう。


正解と言えることがあるとすれば、

一塁コーチャーが小池さんから蓬莱に変わったことと、

飛雄馬にプロ初打席が生じたことくらいか。


この一勝くらいで浮かれないよ。

浮かれられるわけがないじゃないか。


浮かれていいのは、本日試合前サプライズイベントで、

始球式プロポーズをした二人くらいのものだ。


あの二人のことを思えば、今日は勝ってよかった。

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