半熟野球

  • smiles
    2014年05月05日 21:13 visibility58

5/3  vsC⑦ マツダスタジアム  ○9-4 ○井納

  殊 梶谷  敢 筒香  技 梶谷


なんだかわからないけれど、やたらめったら得点する打線が珍しく、

それが広島戦で篠田投手を打ち崩したから驚いたのだが、


梶谷の爆発力には頭が下がる。もう止まらない。


しかし、一方で、

2点差に詰め寄られると「今日は任せたい」と言っていた井納をあっさりと変えてしまったり、

7回の捕手交替や、大原の投入、さらに9回の代打靏岡など、

いや、若い人使うのはいいんだけれども、いいのそれで、というのがありましてね。

なんかこう、こらえ性がない采配、という印象も出てしまった。

それでも、先発の井納に白星がついたことは良しとしないと。

これで、その前の2つがブルペン陣への白星がついたドラマ性を求める勝利とは、

少しばかり違う内容だと、一応、喜びはしたのです。


5/4  vsC⑧ マツダスタジアム ●2-5 ●モスコーソ

   殊 なし  敢 石川  技 梶谷・萬谷


  僕は前田投手が苦手です。いや、何となく、生理的に合わなさそう。

能力は素晴らしく、間違いなくエースであることはわかるのですが、

対ベイスターズ戦でのあの表情からは、絶対負けない、という意識しか見えてこない。

その表情が鼻につくように見えるのです、僕には。

だもんで、嫌なのね。ごめんなさいね。

だから勝利投手として「調子はそんなによくはなかった」と言われてしまうと、ねえ。


たまんないな。


萬谷投手が出てきて、1イニングを抑えたというので、このとんとん拍子に技能賞あげる。


で、先日の加賀先発もそうだし、この日の萬谷もそうだが、

他にも、暫定抑えで三上起用、ショート白崎などで、

「新しいもの大好きのキヨシ野球」というイメージが増した。

そのこころは、鮮度にこだわり、ベテランより己のチルドレン起用、というのはわかった。

一方で、ベテラン使わずというところ、

若手でも調子の悪い選手を左遷するかのごとき采配には、鬼というより、疑問符がつく。


5/5  vsC⑨ マツダスタジアム ●2-5 ●加賀美

   殊勲 なし   敢闘 梶谷  技 なし


   加賀美が4回2死から崩れてしまった。相変わらずこの男、安定感に欠ける。

救世主にはなれなかった。戦いの神が発動してくださらないときつい。


こちらは梶谷のランニングホームランに尽きる。


その他は立て続けのけん制アウト。盗塁もダメ。

バリントン対策は十分にしてきたのに、何故か、データを咀嚼して現場で相手を見られない。

荒波の盗塁アウトは、あんなもんであろう。


で、萬谷を連投させて今日はダメだったが、ダメになった後で出てくるのは長田だったりする。

そんんっっっっっなに、若手でやりたいか、試合?

長田をモッパー扱いしてどうする。

ピッチャーおらんか?先日もそうだが、今日も、林をワンポイント的にしか使わない。

で、昨日の今日で萬谷連投で崩れると、今度はソーサと即入れ替えですかぃ?

加賀、加賀美と合わせて、三本の矢だの期待だの言っておきながら、

ひとたび打たれるとすぐ出番剥奪になる。

キャッチフレーズ「いいときだけのフジテレビ」みたいだわ。ぞっとするほどに、冷たい。


野手も同じ。白崎のショートは何だいあれ?

3失点目などは狭殺の甘さで、

本塁軽視になりかかって広島の選手に本塁へ滑り込まれたのだよ。

張本も昨日言ってたところだ。

本塁には行かせてはいけないのだ。。


それでも白崎スタメンは続くだろう。

他の若手起用もな。筒香が怪我していようとも。


その若手主体のメンバーで今季は勝てると思ったのだろう。

けど、捕手問題を含め、伸びしろこそあるが、いつ本当に伸びるかなど、全く分からないのだ。今日のような試合運びでは、1-5になったところで、試合は終わりである。

それでもベンチは、監督は、余裕のよっちゃん采配で、

「大丈夫大丈夫」と、ヤジやインタビューに答えているようだが、

無理だろう。

捕手もこのところ西森ばかりであるが、

北別府あたりが指摘するように、配球に難があるとは思う。

今日の萬谷のピンチに際しては、対策が底をついたんだろうな。

基本が力不足、経験不足。

これで鶴岡がいて、仮に不調だの負傷だのを踏まえて他の捕手ががんばるなら、

まだわかるのだが。


そうこういっているうちに、武山が中日に行ってしまったではないか。

メンタルの弱さがあるから、成績を維持継続する捕手とは思わないが、

あの肩だ。いるだけで違うと思うし。


とにかくもう遅い。勝つときは勝つだろうが、

狭いハマスタでまたバッテリーが途方に暮れてしまうような、

勝ちが続かない感じばかり見えてくる。


野手も、だんだん好き勝手に振っているだけのような感じがしてきた。

いい状況ではなかろう。


フォア・ザ・チームの精神に則っていけない、

我が強いだけの選手を作り続けるばかりになってしまいそうだ。

そんな1勝2敗で、


この、ベテラン軽視傾向の果てに出てきた、

若手生え抜き、中畑チルドレンでの戦いっぷりは、

個々の選手育成としては評価されるだろうけれど、

ペナントレースを戦う上においては、

半熟未熟の選手をとりあえず使っているだけでしかない。

たとえば石川は本日2安打1本塁打だが、結果引っ張ってばかりであることと、

2試合連続本塁打にこそなってはいるが、

けん制アウトも先日やったばかりのような気がしている。

荒波の打撃全般も同様。振り回してばかり。


どうしてこういうことにしかならないのだろう。


あるいは球団は昨季で一度燃え尽きたのか、

成果を上げたから育成に立ち戻るという精神なのか、

どうなんだと聞きたくなるが、

プロのエンターテインメントとしても、

今季は面白くない野球でいいと開幕時に言いましたが、

成果が上がるという条件付きのものであった。


逆に粗っぽい試合がまだ続いているのは気がかりです。

プレーの質が下がっているのではなかろうか?


そのくらい、若手スタメンの面々が経験値不足で、

全体的に苦戦続きの状況を、自ら作り出している。

これは、GMレベルで考える、球団作り上の想定内なのだろうか?

とすれば、ずいぶん楽観的なものだが、

この段階で20敗到達、10勝できずでは、

来季の再浮上ということを考えての選手起用に、

今の段階でなっているよ、

何のための補強だったの?

と言いたくなってしまった。


これで移動日で明日からナイター、東京ドームで読売3連戦。

1つ勝てれば御の字だが、そのくらいだろうと想定する。


ただでさえ勝てないんだからな。

せめて、この半熟野球が、選手個々、秋口に伸びていくことに繋がってくださればいいのですがね。


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