弱くても、勝てる日もある

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    2014年05月17日 22:22 visibility52

思えば1週間前は、ウハウハでした。

「弱くても、勝てる」と思っていましたので。とりあえずその、対ヤクルト3つについて。

ズバリ、現状の兆候は見えていました。ちょうど1週間前から。


5/9 ハマスタ vsS⑥ ○5-3 ○井納 S三上 v梶谷

 殊 梶谷  敢 山崎  技 山崎・下園


 勝ち方としては、前日の対読売に続き、良い感じでした。

開幕からのヤクルトの打棒については、厄介だという印象しかないので。

そもそも、火をつけたのはうちですし。対読売の燃え尽き後遺症も心配しておりました。

この日は中軸で逆転というのが大きいのです。特に梶谷の一撃は弾丸ライナーで、

生で見ますと、これぞプロ!という迫力があります。

筒香のはホームランバッターの本塁打なのですが、梶谷はもう、目が離せません。

2年前、絶対来る!と感じたのに、ここまで時間かかりました。

見放しかかりましたが、外野転向は今のところ正解かと。

それと、この日は山崎山崎山崎、でして、守りも含めてアグレッシブな出塁の姿勢が高い評価を得ました。白崎がダメになると山崎なのねと、そういう感じではありました。

まあこれで1か月くらいかかり、だいたいスタメンが固まったかなと。

結果的に同じメンツですが、エンジンかかるの遅いよ、とは思いました。勝ち方についてはこの日まではよいと思っていました。


ただ、ショートと捕手が流動的になっている点については、春キャンプ時の宮本慎也氏の分析が的中しており、流石だなあと感心しております。氏の解説体制は野球愛にあふれていて、人道的にも好感が持てます。

しかし、西森の度重なる後逸には唖然としました。1イニング3つ?暴投扱いとはいえ、いや、これは違うぞと、山口の荒れたボールを飛びついていた時の感じとまるで違うのには驚かされました。で、井納が途中交代して、早いなと思ったら足がつったとは。まったく、負けが込んでいるだけに、ベンチワークの内情はわからんからな、余計な不満になっちまう。やはり勝つことが良薬。


5/10 ハマスタ vsS⑦ ○2-1 ○モスコーソ S三上 vバルディリス

  殊 バルディリス・モスコーソ  敢 ソーサ  技 モスコーソ・金城


  いや、勝つには勝ったが、あぶないあぶない。ナーブソン投手をまるでとらえられない打線、とうとうバルディリスが4番に入り、だからか「オリックスか?」と一瞬感じる渋みは何だ。

・・・・・・球場演出で盛り上げていないと「小粒に感じる」のは何故か。弾丸ライナーの梶谷がいて、得点圏打率トップの筒香がいるのに、何故小粒に感じる?

モスコーソなのに前日捕逸大会の西森がまだ出ている?靏岡じゃないの?で、後藤途中交代?ピンチで抑えて吠えるモスコーソ。でもナーブソンを打てない。

正直、3年連続でのノーヒットノーラン、別にやられてもいいや、今更驚かないよこの小粒感と渋い打線だから、と覚悟はしていたくらい。

そんな不安だらけなのに、勝っちゃった。勝っちゃった、である。危なくなるとリリーフでつなぎ(大原のワンクッションが必要だったかどうかもわからんが)ソーサが抑え、三上で締める。

勝っちゃった、としか言いようがない。内容的にはきつかった。やっかいなヤクルト打線については印象は変わらない。ただ、モスコーソの迫力と、三上が上手くはまったということだろう。

勝ちは勝ち。内容的には1本しかヒット打っていないことが気になった。初物云々ではない。ほぼ固まった現状のスタメンはきついなと思っていた。それでも、こういうプロセスの重要性より、勝ち星一つの方が、今は必要で、この機を逃してはならぬのだ、と思ったのです。


ちなみに、ちょうど1年前のこの日は、対読売で7点差をひっくり返した多村記念日。ですから(?)代打多村は大盛り上がりですし、多村ユニでの現地参戦は、効果あり、なのでしょうか。

あと、金城を技能賞としているのは、ライトフライから三塁への送球です。ヤクルトのタッチアップで、結果はセーフだったのですが、レーザービームとはちと違う、しかし、なんだあれは!というギリギリのプレーでして、この送球だけでも見た甲斐がありました。バルディリスのすっとぼけ方もよかったのよ。


5/11  ハマスタ vsS⑧ ○3X-2 延10 ○長田 V井手

  殊 井手  敢 三上・加賀美  技 白崎


 加賀美の敢闘は、おまけね。

グリエル報道が走ったのはこの日だったか。驚いた。で、率直に書くと、この後少し考えましたが、この補強が叶うことは正解だと思っています。

成績上の打線の弱さもありますが、ブランコの故障明けに関する動きの予測で、外国人枠について刺激にすることが一つ、もう一つは、セカンドなりショートなりを守らせる、ということが大事なのです。

聖域と言われる石川の出場権を脅かしてほしいのです。どう考えてもあのセカンドの守備、そもそもセカンドゴロ取った後の謎のステップはもう治らないかもしれないのだとしたら、打撃はもとより、守備の賞を取った(レベルは知らんが)という守りのバネみたいなものを見せてあげてほしいのです。で、仮にダメになって石川をセンターに回すというならそれはそれで大問題ですが、今の荒波の打撃よりは、どうも昨夏ごろから強く叩くことを優先した(と昨夏の中継で解説されていた映像を見直した)結果、右に引っ張れる打撃に磨きがかかった分、石川の方が使い勝手はあるかなと思うので。グリエルが戻ってしまった後の刺激なり技術向上なりきっかけなりになっていただきたいのだ。このまま聖域石川が続くよりはいいだろうということで。

ヤクルトを見ればわかる。どの選手も厄介だ。現地で見て、控えで時折出場の森岡選手の打率5割超えってなんだ!?と。こんな選手を控えに使われてはたまらん。

それでもこの暑いデーゲーム、9連戦の最後、高橋雅のいい感じの解説を見ながら、少々だらけ気味、お疲れ気味の両チームに感じられました。両チームの、うーん、決め手に欠ける感じがわからず、最後にロマン投手が出てきて、ああ、このガタイの良さを見てこれは勝てるとは思いつつ、満塁で3ボールから高めボール球を打ってしまう井手は、そういう持ってる選手だからいいんだけど、結果論だよなあという感じがしました。小川監督の最後の抗議もそうでしてね。サヨナラ勝ちに水を差された感じはありましたが、仕方がない。

この日の主審で、前日の一塁塁審で、前日も両先発投手にボークを宣告したのは、橘高という審判で、調べますと微妙判定の多い方だそうで・・・・・・。

そういうものに振り回されながら、なんとなくベイ寄りの判定もありつつ、結果3連勝でしたが、驀進するがごとくの3タテ、という感じではなく、この日は持久戦、耐久戦で、最後は相手の自滅に助けられた感じも強いのです。よく勝てたと。

それと、ブルペン陣が連投でしたので、休ませないと危ないなあとは思っておりました。

ただ、これで最下位脱出も叶ったので、気分はよく、このまま平塚とハマスタ2試合で、対中日ですから、なんとかすっぺ~、何とかできっぺ~、とはこの時、思っておりました。ブルペン使いすぎなので、先発陣の踏ん張り次第だと、わかってはおりましたが・・・・・・。


反動が来るとは思わなかっただよ。なぜこうなるか、なったか。

それは次の日記にて。

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