執念
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smiles
2013年09月08日 22:31 visibility66
大雨と、家の事情で、現地がかなわなくなりました。
衛星波も映らないほどの悪天候が回復しても、
現地の雨のひどさや、QVCの中止の報を受けるにつれて、
これは試合やめたほうがいい、と何度も思いました。
怪我人が出る前に、と。
ですが、やがて止んだ雨は、試合どころか、チームそのものの
長い長い冬の終わりを告げるように
奇跡と、チームの流れを呼び込みました。
そもそも、試合直前、モーガンが急な体調不良による欠場となったのですが、
結果的に外野守備マジックで荒波をセンターに配置転換したのが効き、
6回のピンチを、センターからダイレクト返球で得点を許さず、
次は犠飛になったものの、鶴岡の好判断で1点に留め、
モーガンの代役で3番に座った松本が、タイムリーと、とどめの2ランである。
何が起こるかわからない。
投手陣も、先発須田は病み上がりで一か八かだったのですが、
この人の相変わらずの、考えられない強気は今日も覚醒し、
大雨の中を粘り強く投げ、6回を1点に抑えました。
またも逆境の須田幸太、本当にこの男は強かった。
梶谷がここ一番で試合を一気に決め、
救われた石川も好守に好走塁。7回にダメ押しタイムリー。
そして先制打に久々の特大弾のブランコ。
投手陣も、大田ー藤江と繋いで、
最後は田中健二朗。
この田中が実はキレッキレのボールを投げていて、いいなあ、こりゃいいぞ、と。
まさかの大量リードによる勝利で、三連戦を勝ち越し。
なんと、ハマスタ6つを4勝2敗!
12試合で8勝4敗。
同率4位、3位に2ゲーム差。
きた。ついに、きた。
おまけに清は監督通算100勝で、
球団系譜史上、監督30人中14位の成績だそうである。
と、
とりあえず今のところは喜んでおきます。
信じておれなかった俺が馬鹿だった。ごめんなさい。
正直なところ、仕事への差し障りもあるが、
家の事情でなかなか出掛けづらくなっているところ、
今日は行きたかった。ただもう、体力も精神力も限界ではある。
ここまで抵抗できるチームに変貌してきているとは思ってもみなかったのだ。
僕の目も節穴です。ごめんなさい。
と同時に、
「ベイスターズにCSに出る資格はない」と、
どこぞの解説者が言っていたが、
もう言わせませんよ。
ここまで来たんだから。
要は本日、
序盤の大雨、開始遅れ、モーガン急遽欠場、
15分あまりの中断、繰り返すグラウンド整備、
などを踏まえれば、
広島戦を順延して今季最終に回すのは面倒なところがあるから、
1点先行した段階から、動員その他も考えて、
それでも試合を強行し続けた、球団と現場の一枚岩となった執念。
僕はこの球団にこんな「執念」があると、今日初めて知った思いがいたします。
負けました。僕の負けです。
ここ何年か、執念などという言葉を使った覚えがありません。
いつも「コケの一念」とか、そういう水準でしたからねえ。
これが、中畑野球なのだろう。驚かされた。
さあ、
残りの、ハマスタ、
スケジュールの都合で観戦できない中日戦を除けば、
行ける限り、行きます。
悔いを残さないように。
とにかく、対広島は、これで終わった。終盤、よく抵抗したとは思う。
周回遅れも、やや詰めた。
道のりは長いが、あきらめない。決してあきらめない。
殊勲 須田 敢闘 梶谷・松本 技能 石川
と言いながら、
すでに、次の対読売をどう戦うか、考え続けています。
どうやって、2勝するか。そのために、まずどうやって1勝するか。
東京ドーム参戦だ。待ってろ、原財前。待ってろ、村田修一!
あのオレンジ色の憎いやつ、必ず倒す!
- 事務局に通報しました。
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