絶対に負けられない。

なでしこリーグも、今節を含め残り2節。


「ライバル」日テレ・ベレーザとの今季最終戦が、西ヶ丘サッカー場にて行われました。


 


今シーズンのレッズレディースは、ここまで1試合しか負けていないのですが、唯一の黒星を付けられているのが、日テレ・ベレーザなんです。


そして、ここまで2回対戦して、1勝1敗と五分の成績。


7チーム全てに勝ち越しをして、「完全優勝」を果たすためにも、今日の試合は「絶対に負けられない」試合でした。


 


とはいえ、西ヶ丘でレッズレディースを応援しに来て、あまりいい思い出がないので、少々不安でしたけどね。


 


立ち上がりは、レッズレディースが攻め込んでいて、あともう少しで先制できる所までいっていました。


しかし、大野忍選手や「女ボンバー」荒川恵理子選手を中心に、スピードで上回るベレーザにペースを握られました。


そのスピードを活かされて、何度も裏を突く縦パスを出され、何度もヒヤリとさせられていました。


 


先制点を取ったのは、ベレーザでした。


中盤からの縦パスに、大野選手がスピードを活かして抜け出しシュートを放ちました。


一旦はポストが弾いてくれるも、なかなかクリアーできずに、ゴール前で混戦状態になり、そこから出たボールを再び大野選手がシュートを放つと、今度はネットを揺らしてしまいました。


 


しかし、まだまだ時間もあるし、レッズレディースには絶好調でゴールランキングでトップに並ぶ、2トップの安藤選手と北本選手がいるので、あまり焦りは感じませんでした。


 


そのチャンスが巡ってきたのは、相手のバックパスでした。


バックパス見逃さなかった北本選手が、ボールを奪うと、角度のない所でGKをかわすと、走り込んできた安藤選手にパスをすると、安藤選手が落ち着いて決め同点に追いつきました。


その後、レッズレディースが逆転を狙いにいくも、ベレーザのGKの好セーブに阻まれるなど、ネットを揺らす事が出来ずに、1−1のまま前半終了。


 


後半は、お互い譲らず、激しい攻防のまま、どちらが先にゴールを奪うのか、全く解らない状態になりました。


 


レッズレディースは、左サイドの堂園彩乃選手から後藤三知選手に交代してから、チャンスが増えてきました。


残り5分くらいから、レッズレディースの猛攻がありましたが、ゴールネットを揺らすまでは行きませんでした。


 


そして、決着を見ることなく、タイムアップの笛が鳴り、1−1で終了しました。


 


流石にベレーザは、強いチームだと、改めて思い知りました。


勝点差9の2位に甘んじているのが、不思議なくらいです。


 


結局、1勝1敗1分けということで、「完全優勝」となりませんでしたが、今季最後のベレーザ戦は、「ライバル対決」に相応しい、見応えのあるすばらしい試合でした。


 

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