☆夏の選手権地方予選~あの頃の夏をここに記録しておこう①~
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鶴丸 深志’
2011年06月26日 21:23 visibility629
甲子園への壁は高い?
1915年(大正4年)、第一回夏の大会予選参加校は全国で、秋田中、横手中、秋田農、早稲田実、荏原中、日本中、早稲田中、慶応普通部、麻布中、立教中、成城中、山田中(三重四中)、斐太中、富田中、岐阜中、愛知一中、愛知四中(豊橋中)、京都二中、同志社中、京都一商、京都五中、京都師範、京都美工、京都一中、立命館中、八幡商、滋賀師範、坂本中、神戸二中、関西学院中、神戸一中、御影師範、伊丹中、姫路師範、神戸商、和歌山中、市岡中、明星商、市大阪工、大阪商、八尾中、高野山中、耐久中、鳥取中、鳥取師範、米子中、倉吉中、杵築中、松江中、広島中、広島商、修道中、福山中、明道中、関西中、高松中、徳島商、徳島師範、撫養中、香川商、大川中、丸亀中、三豊中、徳島工、徳島中、久留米商、豊国中、八女中、嘉穂中、中学修猷館、東山学院、福岡師範、伝習館中の73校であったことは過去に何度か記述しました。
(北海道地区は対外試合禁止、関東地区、北陸地区は日程の調整ができずに不参加)
東京は東西合わせて今年の夏の予選に269校参加しているが、第一回大会の予選に参加したのはたった8校であった。
参考までに、予選は夏に行ったわけではなく、春の東京大会(都下中学優勝試合)を夏の予選と位置づけ、優勝していた早稲田実業を関東代表として全国大会に出場させた。
会場は戸塚球場で行われた。
http://labola.jp/diary/10053181
試合結果は以下の通りです。
1回戦(準々決勝)
早稲田実 5-4 慶応普通部
早稲田中 5-0 麻布中
日本中 4-2 立教中
荏原中 11-6 成城中
準決勝
荏原中 5-4 早稲田中
早稲田実 13-2 日本中
決勝
早稲田実 8-5 荏原中
前置きが長くなりましたが、準決勝進出校の中でまだ訪れていないところがありますので行ってみました。
東京23区の中央やや西側に位置し、東京都庁があり、慶應義塾大学病院、東京医科大学病院、東京女子医科大学病院などの大学病院、国立国際医療研究センター戸山病院などの大病院も集積している新宿区に、早稲田高校があります。
早稲田高校は、1895(明治28)年、大隈重信の教育理念にもとづき坪内逍遥らによって創設され、早稲田大学の附属・系属校のなかで最も古い伝統を誇り、卒業生の約2分の1が推薦入学制度を利用して早稲田大学へ進学しています。
早稲田高校は旧制中学時代の1910年(明治43年)、初めて開催された都下中学優勝試合で優勝を飾った。この大会に参加したのは早稲田中、青山学院中、郁文館中、慶応普通部、独協中、錦城中、立教中、麻布中の8校。
それ以降、都下中学優勝試合は1915年(大正4年)まで6回開催され、早稲田中が3回、慶應普通部が2回、早稲田実業が1回優勝している。
都下中学優勝試合で3回の優勝を誇っていた早稲田中だが、皮肉にも最後の開催となった都下中学優勝試合で初優勝した早稲田実業に全国の舞台を明けわたす結果となった。
以上です。
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- 事務局に通報しました。
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